あなたは楽天モバイルの格安SIMをiPhoneで本当に利用できるかどうか不安ですか?APNなど初期設定やテザリング方法など心配しているでしょか?私はSIMロック解除していないドコモ版iPhone6をMNPで楽天モバイルへ乗り換え半年近く経過しました。超快適でよ。おまけに支払い料金は3分の1近くになりした。確かに通信スピードは多少のもたつきはありますがひどく支障がきたすほどではありません。このように利用から半年近くになりますので、この辺でiPhoneを楽天モバイルの格安SIMで運用するためのAPN設定、使い心地、実際の支払い料金、そして気になる通信速度やザリングについてまとめておこうと思います。結論から述べますが多少のもたつき以外はドコモより楽天モバイルに軍配があがります。
ドコモからMNPして楽天モバイルへ
格安SIM/格安スマホについて散々調べ上げた結果、最終的には 格安スマホなら楽天モバイルがおすすめな9つの理由!口座振替に対応済み で取り上げている、「楽天モバイル」が一番メリットが多そうなので、「このドコモからMNPで楽天スマホへ」で書いておりますように、ドコモからMNPして楽天モバイルへ乗り換えました。
※ MMD研究所の利用者シェアで楽天モバイルはダントツで1位を獲得。
でも乗り換えてしまえば、何のことはない、楽天モバイルでiPhoneを快適に利用しています。通話もデータ通信(ネット)もです。
■ 公式ページで確認する ⇒ 楽天モバイル (楽天モバイルで使えるはiPhone メーカー認定整備済 iPhone
からどうぞ。)
ネットの口コミ情報では、楽天モバイルのが一番良いようですが、実際に私自身が楽天モバイルを利用してみて全く同感しております。
MNP費用はかかりますが、ドコモを解約して新たに楽天モバイルへ移行するよりは楽でした。
その辺は ドコモ「2年縛り」と解約を徹底解説!格安スマホへのMNPは簡単だった! で書いております。
以下にiPhoneを楽天モバイルの音声SIMで利用するためのAPN設定や、実際の料金やテザリング、さらには通信速度について詳細を記しておきます。
APN 設定方法とは?
あなたは楽天モバイルの格安SIMをiPhoneで本当に利用できるかどうか不安ですか?
私の周辺でも、ネットの書き込みでも、ドコモ版やSIMロックを解除済みのSIMフリーのiPhoneを楽天モバイルで本当に利用できるかどうか不安を抱いている方多すぎです。
安心してください。
SIMフリーのiPhoneなら iPhone7でも6/ 6S でも、さらには5Sでも利用できます。SIMロック解除されていないドコモ版のiPhoneでも大丈夫ですよ。ここ数か月、私はSIMロック解除していないiPhone6を楽天モバイルで快適に使っています。
さて、楽天モバイルのSIMカードをiPhoneで使うための設定は多くありませんん。
というか1つだけです。
それは APN(アクセスポイント)設定 だけをしっかり済ませておけば大丈夫です。APN設定とは固定回線のプロバイダー設定と同じようなものです。モバイル回線でネット接続するための設定のことです。
とはいってもパソコンをインターネットに接続するためのプロバイダー設定ような難しさはありません。
登録手続きを済ませた楽天モバイルのnanoSIMカードをiPhoneに装填は済ませておいてくださいね。( ドコモ「2年縛り」と解約を徹底解説!格安スマホへのMNPは簡単だった! を参照してくだっさい。)
次に以下の手順通りに設定します。
- WiFiに接続する
- SIMカードの台紙で APN(アクセスポイント名)を確認する
- そのAPNに合わせてiPhone用のAPN構成プロファイルをダウンロードしインストールする
以下に詳述します。
1.iPhoneをWiFiに接続する。
2.SIMカードの台紙で APN(接続先)を確認する
楽天モバイルから送られてきた、SIMカードが貼り付けられていた台紙を取り出してください。
台紙の2ページ目のAPN(アクセスポイント)情報を確認してください。何と書いてありますか。私の楽天モバイルの場合は、mobile.jp となっていますね。
他のSIMカードでは、mobile.co になっている場合もあるそうです。
3.APNに合わせてiPhone用のAPN構成プロファイルをダウンロードしインストールする
そして、それぞれ申し込み種別は以下のようになっており、ダウンロードすべきAPN構成プロファイルも違いいます。それぞれに合わせて、WiFiに接続したiPhonneのブラウザから以下のページへ行きダウンロードしてください。
ダウンロードが済めば、自動的にiPhoneの画面がプロファイルインストール画面に切り替わりますので、「インストール」をタップしてあげて、完了させてください。
後は、iPhoneのWiFiを切って、Safari やChrome 等のブラウザから、WEBページが表示されるかどうかを確認するだけです。
これでめでたく楽天モバイルでiPhoneを利用できるようになりました。
他にも「楽天メール」をiPhoneで利用できるようにする設定などありますが、私は楽天メールを利用していませんし、絶対におすすめもしません。格安SIMを乗り換えたら利用できなくなる可能性があるからです。
iPhoneで楽天モバイルを利用する場合の料金は?
通話
ご存知の通り、楽天モバイルの音声回線を、iPhoneの電話アプリで利用すると30秒20円、つまりキャリアと同額です。
しかし、無料で利用できる「楽天でんわ」アプリを利用すると、半額つまり30秒10円で通話できるようになります。
半額とえいでも30秒10円です。仮に5分通話で100円ですね。
毎日5分「楽天でんわ」すると、一ヶ月で3000円です。高額な通話料です。
そのように本格的に通話を利用したい方は、月額850円の定額オプション「5分まで何度かけ放題」を利用することができます。
データ通信
次はデータ通信料です。以下のプラン表でお分かりのとおり最安プランは、低速ですが使い放題の「ベーシックプラン」です。
私はデータ通信が遅いとイライラしますので高速プランが好みです。かといってデータ量はさほど必要ありません。普段WiFi環境が充実している生活環境なので、3.1Gプランで十分です。このプランでも iPhone を十分快適に利用していますよ。
楽天モバイルの3.1G以上のデータプラン利用時には、余ったデータは翌月まで持ち越し可能です。私の場合はいつも消化しきれていません。
ちなみに楽天モバイルをiPhoneで利用すると、どの端末でも同じですが、以下のような料金プランとなっています。
楽天モバイルの料金プランは大きく分けて2つ
■ 楽天モバイルー料金プラン
- 新「スーパーホーダイ・プラン」(おすすめ)
- 「組み合わせ・プラン」
■1.新「スーパーホーダイ」プラン(おすすめ)の3大メリット
メリット1
月の高速データ容量を使い切ると自動でスピードが制限される、または節約のため手動で選択できる「低速モード」でも、1Mbps(1000kbps)が維持され、しかも使い放題。Youtube動画も音楽もストリーミング再生でもたつきなく楽しめます。ただし、12時~13時、18時~19時の混雑時は300kbpsに制限されます。それでも評判(口コミ)は最高です。
メリット2
音声通話10分かけ放題付き。
メリット3
楽天会員なら最初の2年間大幅割引が受けられる。最大毎月1500円引きで、プランSなら月額980円から利用可能。
では楽天モバイル「スーパーホーダイ」の具体的な料金プランをみていきましょう。
月額基本料
- プランS(2GB)・・・2980円/月
- プランM(6GB)・・・3980円/月
- プランL(14GB)・・・5980円/月
- プランLL(24GB)・・・6980円/月
【楽天会員割】・・・2年間 500円引き。加えて「ダイヤモンド会員」なら最初の1年間は毎月さらに 500円引き。
【長期割】・・・楽天会員割に加えて、「2年契約」なら2年間毎月 500円引き。「3年契約」なら2年間毎月 1000円 引き。
【例】楽天会員として「プランS(2GB)」を3年で契約するなら、最初の2年間は毎月1500円引きで利用料金は 1480 円/月に、3年目以降は2980円/月です。
なお、「スーパーホーダイ・プラン」も以下に説明するもう一つのプラン「組み合わせ・プラン」の「通話SIM」は自動更新なしの最低利用期間(契約期間)があり、契約期間内に解約すると解約金 9800円が請求されます。しかし自動更新はありませんので、契約期間が終了すればいつ解約しても解約金はかかりません。いわゆる2年縛り とは違います。
・ 公式ページで確認してみる ⇛ 楽天モバイル スーパーホーダイ
■ 2.「組み合わせ・プラン」
プラン名 | 通話SIM | 050データSIM (SMS 有)※1 | データSIM (SMS 無) |
---|---|---|---|
ベーシック(200kbps) | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
「組み合わせ・プラン」の注意点
1.「050データSIM」はアプリ「Viber」を利用した050から始まる電話番号で無料で音声通話可能。ただし携帯電話へは 9.98円分、固定電話へは3.05円。
2.高速通信容量を超えた場合月末まで、200kbpsに制限されます。「スーパーホーダイ」プランの制限モード下のスピード 1Mbps(1000kbps)に比べるとかなりきついスピード制限です。筆者自身、この制限下で試しにYouTubeを見れるか確認してみましが、低画質動画でさえ見れたものではありませんでした。かろうじてメールやウェブ検索ができるくらいです。
3.月額 850円で「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」オプションを付帯できます。オプションの適用を受けるには、通常でも通話料が半額になる「楽天でんわ」アプリを経由する必要あり。
■ 2プランに共通する特典
以下は上記の2つのプラン、すなわち 1.新「スーパーホーダイ・プラン」と 2.「組み合わせ・プラン」に共通する特典です。
- データ量プランは毎月変更可能です。
- 余ったデータ通信量は翌月に持ち越し可能。
- 「高速モード」「低速モード」切り替え可能。
- 口座振替可能。ただし月額100円に手数料必要。
■ 2プランに共通する注意点
料金の日割りはありません。課金開始は新規の場合はSIMが手元に到着した日、
MNPは開通受付センターに連絡し開通した日からです。たとえば7月29日に課金が開始しても7月分が満額請求されます。これはMNPする場合にかなり負担が大きいといえます。MNPする月は転出元だけでなく転入先(楽天モバイル)にも一月分をまるごと支払う必要があります。けっこうきついですね。以前は無料だったのにね。
■ 結論:格安スマホ(MVNO)の中で楽天モバイルの「スーパーホーダイ」は一番おすすめです。
公式ページで確認する ⇒ 楽天モバイル
スピードはどれくらい?実際に測定した結果は?
2017年5月のある日のスピード測定です。端末はもちろん iPhone 6 で、楽天モバイルのプランは 「3.1GBプラン」。しっかり4G 立ってます。
結果は?
こんなもんでしょう。それぞれの時間帯のデータ通信最高速度は以下の通り。
- 朝の通勤時・・・・13.22 Mbps
- お昼休み・・・・・ 7.83 Mbps
- 3時の休憩・・・・ 17.84 Mbps
- 夕方の通勤時・・・ 8.04 Mbps
お昼と夕方はやはり厳しいものがあります。速いのはやっぱり昼の3時頃。試していませんが、深夜以降も速いでしょうね。
他のスピード測定サイトを見ると、他の格安SIMも同じようなスピードレベルでした。こればっかりはちょっとした時間帯や場所の違いよって全然違うので何とも言えませんね。
テザリングは可能か?
ネットの書き込みによると、楽天モバイルでテザリングができないとか、ドコモ版のiPhoneに楽天モバイルのSIMカードを入れて、テザリングを試してもダメでしたみたいな事例が散見されますが、私の環境ではそのようなことは一度もありません。
ご覧の通り、SIMロック解除していない ドコモ版 iPhone 6 ですが、iPadから快適にテザリングが可能です。
特にiPadとは相性がいいですね。ここでは楽天モバイルのSIMカードを装填した iPhone 6 を親機にして、WiFi版のiPadでテザリングするようにするわけですが、親機のiPhoneと子機のiPadを同じアップルIDでログインしているなら、簡単に接続できます。
Android端末やPCでもテザリングできるかどうかを試しましたが、しっかりできました。
ですから楽天モバイルとiPhoneはとても相性が良いと実感しております。
私の場合の実際の料金明細は?
最後に私がこの数か月、実際にiPhoneを楽天モバイルで運用した結果、どれだけ料金を支払ったかを紹介します。
ネット検索すると、iPhoneと他のAndroidスマホで楽天モバイルを利用する場合”料金が違う”みたいな話が散見されました。格安SIMについてよく分っていない人は沢山いるようですね。仕方ないですけどね。
確かに楽天モバイルで格安スマホ本体を購入し分割払いにしている場合、毎月の請求額は購入端末によって、違いはあります。しかし格安SIMだけの利用では、基本料金やオプション代だけですので、どの端末に装填して料金は同じです。
つまりiPhoneだろうが、Androidスマホだろうが、楽天モバイルを利用する場合、料金体系は同じです。加入プラン、加入オプション、そしてユーザーの使い方次第(←通話)です。
私はドコモ版iPhoneに楽天モバイルの「音声通話SIM 3.1GBプラン」で運用していますが、先月までの料金は以下の通りでした。
請求年月 | 請求額 | 消費税 | ポイント利用 | 支払方法 |
---|---|---|---|---|
2017/04 | 1,774円 | 128円 | 1902ポイント | ポイント |
2017/03 | 1,731円 | 128円 | 1859ポイント | ポイント |
2017/01 | 1,602円 | 128円 | 1730ポイント | ポイント |
2017/01 | 3,396円 | 271円 | 3667ポイント | ポイント |
実際の明細はスクリーンショットからどうぞ。
「ポイント利用」は楽天スーパーポイントからの支払いという意味です。
クジレットカードの楽天カードを買い物や税金の支払いで利用した際にたまったポイントから支払えるので、効率が非常にいいです。毎月無料でiPhoneを利用している気分になれますよ。
明細の内訳ですが、一例として4月は以下の通りでした。
サービス内容/詳細 | 金額(税別) |
---|---|
楽天モバイル ユニバーサルサービス料 | 2円 |
楽天モバイル 通話料・付加サービスご利用料金 | 129円 |
楽天でんわ by 楽天モバイル(通話料) | 43円 |
楽天モバイル 3.1GBプラン | 1,600円 |
「楽天でんわ by 楽天モバイル(通話料)」はiPhoneにアプリ「楽天でんわ(無料)」を入れて利用した通話料です。通常30秒20円のところ、半額の30秒10円で使えます。4月の通話料は上記の通り43円でした。安!
一方「楽天モバイル 通話料・付加サービスご利用料金」は、アプリ「楽天でんわ」を介さずに音声通話したり、ショートメール(SMS)を利用した場合に発生した料金です。
4月の「楽天モバイル 通話料・付加サービスご利用料金」は上記の通り129円でした。主にiPhoneの「メッセージ」アプリからSMSをした時に発生したようです。けっこうiPhoneでSMSやってます。ガラケーしか利用していない友人との連絡は何かとSMSが便利なんですよね。
最後の「楽天モバイル 3.1GBプラン」は音声通話SIMの基本料金です。これはiPhone以外のスマホに挿しても同じ料金ですよ。極めて当然の話ですが。
以上、ドコモ版iPhone6で楽天モバイルを運用しているここ数か月間の使用感、および実際にかかった料金、テザリングについてでした。
格安SIM/スマホに乗り換えるなら、今私が愛用している楽天モバイルかLINEモバイルでしょうね。
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