オリックス生命の保険商品の比較広告のどこを見ればいいの?「Bridge(ブリッジ)」と「CURE(キュア)」

保険

※ 記事には一部広告が含まれています。

最近、新聞広告でオリックス生命が定期生命保険「Bridge(ブリッジ)」と医療保険「CURE(キュア)」と他社と同様の保険商品との比較広告が目立ちます。細かい比較がなされているのでどこを見れば本当にお得かを判断しにくくなっています。これは、保険商品を比較する場合はできるだけ詳しい情報を載せなければならないので、複雑な商品のように見えしまうのです。実際、大切な比較ポイントほわずかです。ではオリックス生命の比較広告の注目点とはどこでしょうか?定期生命保険「Bridge(ブリッジ)」と医療保険「CURE(キュア)」は本当に安くお得なのでしょうか?

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保険商品の比較広告

は法律で許されているにもかかわらず、これまで大手の生命保険会社(日本生命、明治安田、朝日生命、など)は、生命保険、医療保険商品の他社との比較は避けてきました。なぜなら、護送船団方式、つまり政府の法律で保険料の横並びが当たり前だったことに加えて、他社との比較で都合の悪いことが沢山露呈することを恐れていたからです。たとえば保険料は外国の2倍だったことなどがあります。

近年の金融関係の法律改正で(金融ビッグバンと呼ばれていた)、保険事業に国内外の多くの会社が参入できるようになっただけでなく、最近はネットで簡単に入れる保険商品が乱立するようになっています。

オリックス保険

オリックス保険は、格安のネット保険に対抗するために、今回の保険商品の比較広告を打ち出してきました。他社の誹謗中傷呼ばわりされるのを覚悟してでしょう。

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さて、冒頭でも述べたように、保険商品を比較する場合は、ほとんど同じ条件の保険商品でないと比較の意味をなさないし、消費者に過大な印象を与えることによって保険商品への加入を勧めていると疑われます。

それでオリックス生命は自信たっぷりに比較広告を打ち出しただけでなく、細かい条件まで比較対象にして、自社の保険商品のお得な保険料の優位性を強調しています。

さて、保険商品の比較をするにあたり、沢山の条件の中のどの点に注目すべきでしょうか?比較広告では「弱みも強みもすべてお見せします!」などと述べて、赤丸で囲むなど紛らわしいことをしています。オリックス生命

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口座振替やクレジットなどに赤丸が付いていますが、惑わされてはいけません。

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しかし本当に見るべき比較ポイントはわずかです。(本当はクレジットでポイントがたまる点などどうでもよい。)

掛け捨ての定期保険(生命保険)

下はオリックスの比較広告のうち死亡保障編です。「オリックス生命 Bridge(ブリッジ)」と他社(A社、B社)のネット型生命保険の定期保険の比較がなされています。

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ではどこを見ればいいのでしょうか?それは、1)保険金額 2)保険期間 です。掛け捨ての定期保険は、この2つだけ比較すれば十分といえます。ですから細かい条件が記されている比較広告のポイントは「月額保険料 保険金額1000万円 保険期間 10年」を確認して、自分の年齢の金額をチェックするだけです。そのように比較した結果、比較広告はオリックス生命の「Bridge」が一番安いと自信を持って述べているわけです。実際、他社のネット型生命保険より数百円安くなっていますね。

掛け捨ての医療保険

医療保険(ケガ・病気での入院保障)の比較ポイントはもう少し多くあります。それは以下の4つが保険料に大きく影響する比較ポイントです。

  1. 1入院につき何日まで保障か?
  2. 入院何日目から保障か?
  3. 入院日額は?
  4. 終身払いか、更新型か?

後はガンなどの特約がついているかどうかがカギとなっていますが、上記の4つのポイント以上のものではありません。

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オリックスの医療保険「CURE(キュア)」がネット型のC社と比較されています。特約など含めた細かな比較がありますが、注目点は、入院日額と「月払保険料 1入院あたり 支払限度日数 終身払」というこの条件です。「CURE(キュア)」もC社の保険も、1入院あたり支払限度日数は「60日」となっており、日額入院給付金はいずれも5000円として比較されています。

この比較において、オリックス生命は自社の医療保険「CURE(キュア)」がお得だと、自信を持って広告に打ち出しているわけです。(ガンなどの7大生活習慣病特約も強調していますが、それがポイントでは決してない。)実際、月額保険料が500円前後違う。

以上がオリックス生命の保険商品比較広告で注目すべきポイントでした。お得かどうかはその広告を見た人が判断するようになっており、決してオリックス生命が自社の商品が有利だと直接述べていない点は注目に値しますね。

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