ご自宅の2重アルミサッシ窓の耐火性は?「YKK エピソード」、不二サッシ・新日軽「アルプラクラス K3」は違法!

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防音と断熱効果で知られる3重のアルミサッシ窓はしばしばオフィスだけでなく、家庭でも使用されていますね。わたしが務める事務所のアルミサッシ窓も2重で、隣接する国道から車の騒音をかなり軽減するだけでなく、断熱効果も抜群!寒い冬でも結露はあまりありません。

しかし、国土交通省が調べた結果、その2重窓のサッシの耐火性能が法律の基準を満たさなかた事が判明したそうです。わが家に万が一のことがあったら「火災保険」に入っていても安心だとは言えませんね。

耐火性が基準に満たない2重アルミサッシの窓の問題

  • 一体どのメーカーのどの商品のアルミサッシ窓が問題なのか?
  • 相談先は?

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耐火性のを満たさない2重アルミサッシ窓

気になるのはどのメーカーの、どの2重サッシ窓なのかと言うことです。asahi.comの報道では、今回発覚した二重窓のアルミサッシのメーカーと耐火基準違反のの商品とは以下の通りです。

  • YKK・・・「エピソード」
  • 不二サッシ・新日軽・・・「アルプラクラス K3」

いずれもかなり販売されている商品だそうです。

YKK・・・「エピソード」

YKKのサイトのhttps://www.ykkap.co.jp/products/window/episword/index.aspでは、省エネ効果抜群の高い断熱効果がることが特徴として大きく宣伝されています。

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不二サッシ・新日軽・・・「アルプラクラス K3」

さらに新日軽のサイトのページアルプラクラスでも、耐候性と強度、YKKの「エピソード」と同様に優れた断熱効果が謳(うた)われています。共通の特徴は外側がアルミ、内側が樹脂という点です。

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しかし、上記のYKKと日軽の商品説明では、ほとんど耐火性についての特徴は挙げられていません。それもそのはず、耐火実験は費用がかかるためほとんど実施していないそうです。書類だけで業界団体の審査をパスしているというずさんさです。

建築基準法によると、住宅密集地帯の耐火性として、20分以上燃焼しても窓が枠から外れてはならないというものだそうです。しかし国土交通省の調べでは、上記のYKKの「エピソード」、不二サッシ・新日軽の「アルプラクラス K3」のサッシはその基準に満たなかったそうです。おそろいしいですね。

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お宅ではいかがでしょうか?上記のYKKの「エピソード」、不二サッシ・新日軽の「アルプラクラス K3」の2重のアルミサッシ窓、そして以前から問題だった「トステム」、「三協立山アルミ」の該当するサッシが使われているなら早めに対処したほうがいいでしょうね。消費生活センターで相談にのってくれるかもしれませんよ。

 

2011年3月10日追記:
国土交通省は上記のサッシに関する問題の相談窓口を設けました。(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」で相談可能です。TEL:0570-016-100(PHSやIP電話等の場合は、03-3556-5147)相談時間は、AM10時~12時、PM1時~5時(土日祝日を除いて。)だそうです。

詳しくは報道発表資料:YKK AP(株)、新日軽(株)及び不二サッシ(株)が販売した防火設備の大臣認定仕様との不適合について – 国土交通省へどうぞ。

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