人間だけでなく犬や猫の保険が今や常識になりつつある時代ですが、ドコモのスマホから簡単にペット保険に入れる時代がやってきました。高額な医療費が請求されるの心配して愛犬や愛猫がケガしたり病気になっても動物病院で診てもらうのをためらうことがなくなりそうです。
ペットの医療費は高額
ペットを所有している飼い主が動物病院を利用する頻度はなんと1年に1度以上らしいです。まあ数字上ですから、犬猫を溺愛している飼い主とそうでない飼い主では動物病院の利用頻度は極端に違いそうですが(←人間と同じ)、とにかく日本では15歳以下の子供の数よりペットの数が多いので、ペット医療費は年々莫大な数字に膨れ上がっていることは間違いなさそうです。
人を扱う病院でただ診察してもらう場合と違って、動物病院でペットを診察してもらう場合は、福沢諭吉のお札(万)を10枚近く準備して行かねばなりません。ご存知のように人間の「健康保険」のようなペット皆保険は存在しないからです。常に10割負担の医療費が飼い主に重くのしかかります。
たとえばチワワなどの小型犬でさえ自動車にはねられて骨折してしまうと、治療費は10万円を下りません。車を運転していた人つまり加害者から補償が得られない場合、すべて自腹です。
また異物の誤飲もペットにありがちなトラブルです。最近は柴犬を室内で飼っている人が多く、家のなかの小物を誤飲してしまうケースが絶えないようですが、ただ吐き出させる治療薬を投与しただけで10万円近くします。「そんなにするの?」と獣医に文句をいってもしかたありません。(←テレビでやってました。)
そこで最近ではペット保険へ加入する飼い主が急増しており、気軽に動物病院に連れていける環境が整いつつあります。(我が家の近くにある○○動物病院は、”猫の手”を借りたいほどの忙しさのようです。)
ドコモのペット保険 特長
そこでドコモは2015年4月から「ドコモのペット保険」を開始しました。(保険の引き受け会社はアイペット損保です。)この保険のいいところはスマホだけで加入でき、支払いはドコモの利用料金と合算して引き落とされるという超お手軽なところ。(もちろんガラケーなどから電話も対応)さらに、ドコモのようは保険料も少々安くなっているような気がします。(見積りをとって確かめました。)
プラン
そんなドコモペット保険のプランは大きく分けて2つ。入院、通院、手術つまりペット医療全般の費用を70%または50%補償(額に上限あり)してくれる「トータルケア 70%」および「トータルケア 50%」と、手術費用のみを90%補償してくれる「手術ケア」があります。「手術ケア」がダントツでおすすめで人気みたいです。(←元受けの愛ペット損保の話です。)
猫の保険料はプランと年齢だけで決まりますが、犬の保険料はプランや年齢だけでなく犬種によっても違います。(なお雑種は成犬になった時の予想体重であらかじめ決まります。)
プラン | 犬の区分 |
---|---|
ドコモのペット保険 「トータルケア」 | 小型犬・中型犬・大型犬 |
ドコモのペット保険 「手術ケア」 | 犬I・犬II・犬III |
保険料
たとばチワワの「ドコモのペット保険 トータルケア」は「小型犬」に分類され、保険料は年齢によって以下のとおり。
年齢 | 「50%」の保険料 | 70%の保険料 |
---|---|---|
1歳 | 2,040円 | 2,530円 |
2歳 | 2,070円 | 2,570円 |
3歳 | 2,090円 | 2,600円 |
4歳 | 2,320円 | 2,910円 |
同じくチワワの「ドコモのペット保険 手術ケア」は「犬I」に分類され、保険料は以下のとおり。
年齢 | 保険料 |
---|---|
0歳 | 800円 |
1歳 | 760円 |
2歳 | 840円 |
3歳 | 1,140円 |
4歳 | 1,360円 |
手術ケアは手頃な保険料ですね。月額800円から入れます。ただしいずれも契約は1年でその後は自動更新。つまり保険料が犬猫の年齢と共に上がってゆきます。
ちなみに猫の保険料は種類によらず、プランと年齢によって違うのみ。たとえば、0歳の猫なら「ドコモのペット保険 トータルケア50%」なら月額2,160円、「ドコモのペット保険 トータルケア 70%」は2,690円、「ドコモのペット保険 手術ケア」なら600円です。お手頃ですね。これならスマホから気軽に入りたいと思ってしまいます。
保険金をもらえないケースなどの注意点
当然ですが、人の医療保険と同様に、ドコモのペット保険も基本的に既往症があれば保険金は降りませんので注意が必要です。
参照保険金をお支払いできない主な場合 | アイペット損害保険株式会社
また給付金の支払い条件もよく理解しておく必要があります。たとえば「手術ケア」は手術1回あたり50万円を限度に年2回まで補償とか、「トータルケア」の入院と通院はそれぞれ年に22日までなどです。
以上、ドコモが始めたペット保険ですが、ドコモユーザーが多いこの日本でペット保険が拡大すること間違いないと思われます。
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