数年前私はホンダ・スーパーカブの中古を購入しました。1万キロ以上の走行距離に達していたカブでしたが8万円でした。それでも格安です。よほどのことがない限りで、今でもカブの中古は10万円以上します。でもなんでそんなに高額なんでしょうかね。それでも手に入れる価値があるといえる4つの理由とはいったい?
累計1億台売れたスーパーカブの魅力
本田技研(本田宗一郎)が改良を重ねて、1958年に登場させたホンダスーパーカブ。
2017年10月にホンダ・スーパーカブが累計1億台を記録したことが、大きく報道されました。
当時は女性も乗れるファッショナブルなバイクとして登場したそうですが、よく見るとスカート履いてでも簡単にまたげるデザインとなっています。
でも現在、若い人や女性の通勤通学用のバイクはスクータータイプつまりミニバイクです。ですから、私のイメージでは、スーパーカブはもっぱら仕事用となっています。
郵便配達、新聞配達、寿司/ラーメンの出前、銀行や保険の外交員の定番バイク。
いわゆる”おじさんのバイク”というイメージが定着しております。時々おばちゃんも乗っています。
でも世界的に見れば全然違います。スタイリッシュなスーパーカブも販売されており、東南アジアでは今でも若者たちの定番バイクだそうです。1億いくわ。
中古が高くても、おすすめする4つの理由とは?
30年間の間に3台のスーパーカブに乗っている私が、中古でも高額で販売されているスーパーカブの魅力を考えてみました。以下の3点にあると思います。
- メンテナンスのしやすさ
- 燃費
- 耐久性
- 故障のしにくい
メンテナンスのしやすさ
見ればわかります。スクーターと違って、エンジンを始めすべてのパーツはすぐ手の届くところにあります。
スクーターはバッテリーを交換するためだけでも、カウルや座席シートを取り除く必要があるものが多いですが、スーパーカブはネジ一本だけでバッテリーフォルダーまでたどり着けます。
タイヤ交換もブレーキシュー交換も、基本的にリムを外さなくても可能です。もちろんオイル交換もネジ2つを緩めるだけ。
燃費
知ってました?スーパーカブの燃費は世界最高、1リットルあたり100km以上なんですね。
3リットルで300kmです。計算上、東京から名古屋の近くまで走れる程です。信じられません。
耐久性
バイク屋のおっっちゃん言ってましたよ。
「スーパーカブはエンジンオイルさえきちんと交換しておけばほぼ永久に乗れますよ。」
これ納得です。
これまで3台のカブ号に乗ってきましたが、バイクが動かなって乗り換えたことは一度もありませんでした。すべて部品を交換しさえすれば、新品同様に走れる状態でした。
世界は本田宗一郎さんに感謝すべきですね。
故障しにくい
これ嘘じゃありません。故障しやすいバイクなら、郵便配達で採用されるはずがありませんから。
バイク屋のおじさんが言ってました。「カブ(50cc)はエンジンオイルを切らした後でも、かなり走ります。そんなやらかしたカブをたくさん見てきましたので間違いないです。」と
でも実験しないでね。カブの命はやっぱりエンジンの耐久性ですから。
カブの部品は汎用タイプのものが多数で回っています。しかも格安で、耐久性は純正と同等です。※ たとえば スーパーカブのタイヤはいわゆる純正よりも、汎用タイプのほうが優れています。純正といっても基本社外品ですけどね。
以上、スーパーカブの魅力を語れば切りがないです。
とにかく一言でまとめてみる中古でもカブがおすすめな理由とは”実用性”に尽きるのではないでしょうか?取り回しはスクーターのほうが手軽ですが、”実用性”はカブの足元にも及びませんよ。
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