「おいおい、この洗濯機 壊れてんじゃの?」。10年以上使っている自動洗濯機の「槽洗浄コース」を初めて使った時に、そう思ってしまいました。ネットで調べると洗濯機の槽洗浄って10時間以上かかることが判明し、思わずブログ記事に。誰かのお役に立てると思ったからです。それでこの記事では、洗濯機の槽洗浄コースの使い方やおすすめ洗剤を紹介します。
洗濯機の槽洗浄コースは12時間が必要!
洗濯機の槽洗浄専用洗剤(「超速効型洗たく槽クリーナー」)を投げ込み、「槽洗浄コース」ボタンを押しました。「超速効」だけにすぐに終わるだろうと思い、朝の8時にスタート。
昼の12時過ぎても終わらないので、洗濯機の様子を見に行ったら・・・以下の動画の通り。

朝に開始、昼に確認すると終了まで「8H」と表示されていました。
エラー表示かと思ったら残りは8時間かかりますとの表示みたい。かれこれ4時間は経過していたにもかかかわらずです。何か変!

はっきりいって「この洗濯機、壊れたな!12年も使っていたから仕方ない。通常の洗濯コースは普通に仕えるから、まっいっか!」ぐらいにしか思ってませんでした。
念のためにググってみると、
汚れがひどい場合におすすめされている「洗濯機の槽洗浄コースは 10時間以上が普通」とのこと。
そうだったんですね。購入してからこのかた一度も「槽洗浄コース」を利用したことのない我が家ではびっくり仰天でした。もちろん嫁さんもびっくり。
ググって調べてみると、塩素系の漂白剤でもっと早く槽洗浄を済ませる方法もあったようなのですが、上の通りすでに5時間以上も経過していたので、明日までこのままでほったらかし、つまり洗濯機の槽洗浄コースを最後まで辛抱強く利用することに。
途中、中を覗いてみると、洗濯槽に長年へばりついていたゴミが大量に剥がれて洗濯槽の底に”おり”のように溜まってました。

洗濯槽の洗浄をなぜ思い立ったかと言うと、洗ったばかりの洗濯物に黒いゴミ、黒カビと言うらしい、が付着するようになったからです。あなたも経験ありますよね。海苔の佃煮のようなゴミです。

洗濯したあと、干す前にこのゴミが付着するようになって、数ヶ月が経っていましたが、最近はどうにも我慢できずに、洗濯槽の洗浄を思い付いたわけです。
量販店の洗剤コーナーに行くと、おすすめの洗濯槽用の洗剤として「超速効型洗たく槽クリーナー」が目の飛び込んできましたので、速攻で購入。
繰り返しになりますが、”超即効だけに”いつもの洗濯と同じくらいの長さで洗濯槽洗浄も終了と思いこんでいたら、すでに述べたように10時間以上もかかるハメになるなったわけです。⬅被害者意識マックス。
洗濯機の取説を見ると

洗濯機の取説にちゃんと書いてあるじゃないですか!「槽洗浄コース」は12時間って!

読まない貴方が悪い!
やっと晩の8時ごろ、つまり12時間後に洗濯機は動き出し、勝手に終了しました。
で、は黒カビはどうなったかというと・・・翌朝8時頃つまり24時間後に洗濯槽を覗いてみると、黒カビはほとんどありませんでしたが、一つだけ洗濯槽の底にへばりついていました。こんな漢字のものが、わかめのような、海苔のようなゴミが・・・。

一方「ごみ取りフィルター」には見事に海苔の佃煮のような黒カビ・ゴミが溜まってました。

でもですよ、これでOKと思い普通に洗濯をしてみた結果・・・涙です。

依然として、黒カビが洗濯後の洗濯ものにかなり付着していました。前よりひどいです。
確かに洗濯槽洗浄そのものは成功し、黒カビのゴミは洗濯槽内部から剥がれたのでしょうが、その剥がれたゴミそのものは取り除けていなかったわけです。
これっておそらく、あと数回は通常の洗濯のたびに、洗濯物を干す時に苦労することになりそうです。パンパン!
洗濯槽の黒カビ・ゴミを分解できるのか?洗濯槽洗剤 酸素系と塩素系で調べてみた
洗濯槽の黒カビの発生そのものを抑えるにはどうすれば良いのか?
洗濯槽の頻繁な洗浄!
これに限るそうです。洗濯機メーカーのサイトに書かれていました。
通常は「超速効型洗たく槽クリーナー」などの酸素系漂白剤入り洗剤で1~2ヶ月に一度行えば十分だそうです。
塩素系の漂白剤入洗剤も利用できるそうですが、こちらは黒カビそのものを分解してくれるとのこと。
※ 以下はAmazonで最も売れているおすすめ塩素系漂白剤入り「洗濯槽クリーナー」です。超おすすめ!
本当だろうかと思い、黒カビを取り出して、同じ塩素系漂白剤(キッチン ブリーチ は危険なほ濃度が高い)に漬け込んでみました。

黒カビのゴミは分解できるのか?
結果は以下の通り。

黒カビのゴミは完全には分解できないが、ある程度は分解可能だった。
塩素系漂白剤によって洗濯槽にこびりついた黒カビ・ゴミはかなりの程度分解できることがわかりました。しかし跡形もなく分解できるとは言い切ることができませんでした。
したがって洗濯槽のメンテは以下のように結論できます。
⬛洗濯槽の洗浄の頻度と洗浄剤に関する結論とは
塩素系漂白剤入り洗浄剤を使わなければならないほど、洗濯槽洗浄をせずに何年も使い続けてはならない。。
ベストなのは、1~2ヶ月に1度は酸素系漂白剤入り洗濯槽クリーナーを入れて、「通常洗濯コース」を1回まわすこと。

汚れがひどかったり、すでに黒カビのゴミが洗濯後の衣服に付着するほど何年も洗濯槽を洗浄していなかたら、
- 塩素系漂白剤入り洗剤を入れて数十分で終了する「通常洗濯コース」で回すか、
- 酸素系漂白剤入り洗浄剤を入れて10時間以上かかる「槽洗浄コース」で回す
ことですね。
端的に言うと、塩素系漂白剤入り洗浄剤を使わなければならないほど、洗濯槽洗浄をせずにほったらかししないようにというのが結論です。
いやそれにしても、洗濯機についてもそうですが、家事は奥が深いとつくづく思った次第です。
まとまりのない記事になってしまいましたが参考までに。
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