「Windows以外のPCを利用したことがない!」という方が100%に近い日本で「シンプル、スピードディー、セキュリティ」の3つの「S」が特徴のChromebookの個人への販売が始まりました。おまけに3万円前後と格安です。以下にChromebookのメリットデメリットを並べてみました。主な比較対象はWindowsです。
そもそもChromebookってなに?
Chromebookは言うまでもなくOS(基本ソフト)がWindowsではなくGoogle製OSのChrome(クローム)であるわけです。以下に代表的なOSと共に並べてみます。
会社 | Google (グーグル) | Microsoft (マクロソフト) | Apple (アップル) |
---|---|---|---|
主なOS (基本ソフト) | Chrome | Windows | OS X |
PCの一般名称 | Chromebook (クロームブック) | Windows PC (ウィンドウズ) | Mac (マック) |
製品の例 | Chromebook 11 (DELL) C720 Chromebook (Acer) | (家電量販で 販売されている パソコン) | MacBook Pro MacBook Air |
ではChromebookのメリット・デメリットにはいったい何があるのでしょうか?主にWindowsと比較してみます。
Chromebookのメリット
- 起動は10秒以内と速く、ネットにすぐにつなげられる。(軽快)
- セキュリティーはWebアプリも含めて全自動。セキュリティーソフト導入は不要。
- Googleのサービス(Google検索、Googleマップ、Gmail、Youtube、Googleドキュメント)やゲームなどのアプリはWebアプリで快適に利用可能(シンプル)
- データをほとんどクラウド(≒外部サーバー)で一元的管理するため、端末に依存することが少なく、故障はPCの買い替時でもデータバックアップに手間がかからない。(メンテナンスフリー)
- オンラインストレージ(Googleドライブ)100GBを2年間無料(通常月額1.99ドル)で利用可能。
- 安価(処理の多くはクラウドでなされるので高スペックは不要)
- 消費電力が少ないためバッテリーで長時間稼働させられる。
- Androidアプリの利用が可能になる。(近い将来)
こうしてみるとメリットがかなりたくさんあるのがChromebookですね。ネット中心の利用法、何もかもGoogleのクラウドサービスで済ませているユーザーには非常に手軽な端末となります。
Chromebookのデメリット
- インターネットの接続環境がなければ使いものにならないことが極めて多くある。(Gmail、Gドキュメント、Gカレンダーなどオフラインで利用できるアプリもあります。)
- Officeなどインストール型Windowsアプリが使えない。(Offce文書の表示は可能。代替アプリで対応可能。)
- 便利なフリーソフトが使えない。
- 市販の周辺機器の多くが使えない。普通のプリンターはネットに接続していないと使えない。(ドライバはほとんどWindowsかMacにしか対応していないから。)
- 使っている人はほとんどいない。
結構デメリットも多いですよね。私のようなWindowsオフライン派はあまりにもデメリットが多いと感じます。マイクロソフトのOfficeとWindowsのフリーソフトにめちゃくちゃお世話になっているからです。例を挙げます。
- Office(Word、Excel)
- キーボード拡張ソフト「のどか」
- おすすめクイックランチャーソフト「Orchis」
- 「Windows Live Writer」(ブログエディッタの決定版)
- 「みんなの青色申告」
- クリップボードの履歴を呼び出せる「Clibor」
- 自由な Web ブラウザ「Firefox」
これらのツールを突然利用できなくなると、このブログの運営は壊滅的な被害を被ります。確かにChromebookで利用できる代替アプリを探せばいくらでも見つけられるとは思いますが、かなりの時間とエネルギーを費やす必要が生じますね。(それも楽しみながら行えるとは思いますが・・・。)
なお、日本で個人への販売が解禁されたChromebookは全てAmazon Chromebookストアでも販売されております。
Chrombookで「できること、できないこと」については以下のGoogle公式ページで要確認です。
コメント