Glis1遺伝子でiPS細胞のがん化を防ぐ割合5倍に!再生医療が現実味を帯びる

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魔法の遺伝子と呼ばれるもが発見されてましたiPS細胞の効率的生産能力を従来の5倍に高めるGlis1という遺伝子です。ネイチャー(9 Jun 2011)に論文が掲載されています。これってどんな点で魔法なの?

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Glis1遺伝子の効果とは?

再生医療の要として期待されているiPS細胞の実用化は世界中の医学界の研究の対象となっていますが、その研究を阻む問題がありました。それはiPSを増殖させる過程で、不完全な細胞が発生してガン化してしまうことです。image

これまでのiPS細胞の増殖過程で、マウスの実験では80%が、人間の細胞の実験では90%がガン化するリスクの高い不完全な細胞が生じていました。

しかし、今回京都大学の山中伸弥教授らの研究グループは、Glis1遺伝子を用いることによって、ガン化しやすい不完全細胞の増殖を5分の一に抑えることで、iPS正常細胞をマウスの場合100%に、人間の場合は50%にできたようです。asahi.com

この実験でGlis1遺伝子はガン化する恐れのある細胞の増殖を阻む働きがあることが分かりました。他の3つの遺伝子(Oct3/4、Sox2、Klf4)と同時に用いることで正常なiPS細胞を増殖させる作用があるようです。同教授は数年後には臨床試験を実施してゆけると期待しています。

Glis1遺伝子の働きによって、夢の再生医療が実現し失った体や臓器が元に戻れば、素晴らしい医学の進歩になりますね。

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