Amazonで購入した商品は返品できないと思っていませんか?私は自分が間違って購入してしまった商品を以下のように簡単に返品できました。しかも開封してしまったものを。さすがにAmazonの返品システムは素晴らしいものがあります。以下、返品できるものとできないもの、返送料、ラベル印刷できない時の対処方法をメモします。返送はコンビニでもできますが、ゆうパックの集荷サービスなら自宅から返送可能ですよ。最近ではヤマト運輸営業所に持ち込んでAmazonに返品するパターンもあります。
返品可能な商品とは? – 開封済みでも可能?
私は何度もAmazonで返品しました。
例えば、以前「iPad Air 2」 用のケースを注文したのに、「初代 iPad Air」用のカバーが入っていました。発送者が間違えたのか?それともどちらも外観は同じと思ったのでしょうか?
実際の写真にあるように、背面カメラの位置が「iPad Air 2」と「初代 iPad Air」では全く違います。

速攻で返品しました。
しかし、発送者のミスで送られたきた商品ではなく、購入者側の都合、例えば「ん何だかイメージと違う!これじゃ使えない!」みたいな場合はAmazonに返品できるのでしょうか?しかも開封してしまったものを?

一度開封したものを、『やっぱり違ってた!』みたいな理由で返品できるわけないでしょう。
※ Amazonの返品の基本条件は、商品到着から30日以内です。
ネット通販をあまり利用したことのない方の多くの人が「返品無理!」と思うかもしれませんね。(ちなみに、私の周りではネット通販どころからTVショッピングすら恐怖を覚えている人か結構います。それはそれで幸せじゃないかな・・・。)
私が今回Amazonから購入した商品で「やっぱり違ってた!」と思った商品は以下のもの。

「ショックドライバー」で一番売れているやつです。修理したい古いバイクの錆びついて回らないボルトをこれで一発で緩めることができる工具です。Amazonレビューもまずまず。
ところがです。開封してビットを見てみると、六角レンチが入っていなじゃないですか!全部ドライバービットでした。
ゆくゆく考えてみると「ショックドライバー」であって、「ショックレンチ」じゃなかった!まさにショックです。

「2400円も払って損した!でも製品説明をよく確かめもせず購入した自分が悪いので、返品なんてできないよな!」と思いましたが、希望を捨てずにAmazonのヘルプを見てみると、「お客様都合による返品・交換は一切できないもの」の中に、「使用済みまたは開封済みの消耗品」とありました。

すぐに「開封済み」という文言が最初に飛び込み「無理かな?」と思いきや「消耗品」と書いているではありませんか!
※ 購入者の都合で、開封済みの商品を返品する場合、商品代金の半額しか返金されないという条件に変更されました。
お客様都合の返品・交換
●未使用かつ未開封の場合: 商品代金(税込)を全額返金します。
●開封済みの場合: 商品代金(税込)の50%を返金します。
おまけに返送料は購入者負担です。あたりまえか!
そうです、工具は「消耗品」ではないはず。それに一度も「使用」していないので、返品可能なものなのです。ひと安心!
別の注意点は、返品できる期間が決まっている点です。購入者の都合または不良品いずれも、大抵の商品は到着後30日以内じゃないと返品はできないのです。
私の場合、商品到着当日に使えないことが分かったので、返品可能な期間は30日間残っているわけです。さらに安心!
※ 30日を過ぎても返品できるようになりました。ただし返金額が20%減額されます。
Amazonファッション(服、シューズ、バック 等)は返品は可能!しかも返送料は無料!
最近Amazonはプライム会員なら無料で利用できる自宅での試着サービス「Prime Try Before You Buy(旧「Prime Wardrobe」」をはじめました。最大6点まで対象商品を試着後、7日以内に返品すれば支払う必要ありません。手元に残った商品だけを購入するというAmazonの試着返品サービスです。
気になる商品を一度に最大6点まで自宅で試着し、購入したいもの以外は簡単に返品できるサービスです。決済は手元に残すものだけです。(実際にこのサービスを利用したレビュー記事はAmazon 試着し返品できる「Prime Try Before You Buy」を活用法からご覧ください。)
「Prime Try Before You Buy」対象品以外の服/シューズ/バッグ/アクセサリー等は Amazonファッションというカテゴリーに所属し、商品タグを切ったり外したりしなければ、開封していても返品は無料です。全額戻ってきます。(詳細は公式サイト➜安心の30日間返品。返送料0円|Amazon Fashionにある説明からご確認ください。)
なぜなら、Amazonは 服やシューズの場合、基本的に自宅での試着を想定しているからです。実際の洋服店で試着し、「サイズが合わない!」とか「イメージやっぱり違うわ!」となり、結局購入しなくても、一切費用がかからないのと同様です。
到着後30日以内に返品しても返品・返送料が無料の商品は、Amazonファッション 内の以下の商品群です。
服、ファッション小物、シューズ、靴、バッグ、財布、腕時計、ジュエリー、装飾品、アクセサリー 等。ただしピアス、ボディピアスは開封後は返品不可。
Amazon ファッション 内の商品はスマホ表示では以下のようになっています。

パソコン(デスクトップ)表示では以下の通り。至る所に返品ゼロ円とありますね。

私の友人は服やシューズの購入は必ずと言ってよいほど Amazonで何着か注文し、気に入った商品以外はすべて返品するという生活です。決してユニクロなどでは購入しないそうです。本人曰く「ユニクロに行くのは面倒!試着と返品無料のAmazonしか利用しない主義!」。徹底していらっしゃいます。
Amazonへ返品することを前提として試着する際一点ご注意を!
すでに述べましたが、試着の際は絶対商品タグを外さないこと。屋外で試着しないこと。特ににシューズは畳や床の上で試し履きをすることです。(他にも直接皮膚に触れない工夫を最大限しなげればなりません。)

返品送料- 着払い可能です!
さて、返品送料(返送料)はどうなるでしょうか?
さすがに自分の都合で返品するわけですから、送料は自分持ちです。着払いにしても、送料を引いて返金さるだけです。当然です。私のケースもこれに該当。
ただし不良品と判断されたり、上記で述べた「Amazon.co.jpが発送する服&ファッション小物、シューズ&バッグストアの商品」の返品は着払いOKです。
注意点はAmazon.co.jpからではなく「Amazonマーケットプレイス出品者」から購入した商品は、出品者との交渉になるようです。← これやっかいです。
返品できない商品とは?
Amazonに返品できない条件として、開封済み、未使用などの条件がありますが、商品の種類によっては購入者の都合でも返品できないものもあります。代表的なものは以下の通り。
■ Amazonギフト券:返品不可。
■ デジタルコンテンツ:ビデオ・音楽・PCソフトなど。(ただしプライムビデオは購入から48時間以内かつダウンロードやストリーミング再生を一度もしていないことを条件にキャンセル可能。Kindle本も7日以内ならAmazonの判断でキャンセル可能。)
- 雑誌:返品不可。
- パソコン・周辺機器、TVゲーム:個人のものをインストールした商品は返品不可。
- 金庫:返品不可。
- 植物:返品不可。
- ドラッグ:医薬品/医薬部外品、化粧品、健康食品、サプリ、医療器具は返品不可。
- 食品、飲料、酒:返品不可。
- 材木、大型の木製建築資材:返品不可
- 車やバイクのバッテリー:返品不可
- Amazonパントリー:返品不可
※ 上記カテゴリーに属する商品でもDash Buttonで購入した商品は「間違えました!」とカスタマーサービスに連絡すればOK。
詳細は返品・交換の条件 Amazon でご確認ください。
注意!Amazonマーケットプレイス(出品者)の返品
Amazonマーケットプレイス(出品者)が販売する商品の返品には注意が必要です。
というのも、ご存知のようにAmazonからの購入は以下の3つに別れています。
- Amazon.co.jpが販売し発送する商品。
- Amazonマーケットプレイスの出品者が販売し、Amazon.co.jpが発送する商品。
- Amazonマーケットプレイスの出品者が販売し発送する商品。
たとえば、以下の商品はしっかりと「Amazon.co.jpが販売し、発送します」という記載があります。

しかし以下の商品は「ソフマップが販売し、発送します。」とあります。

つまりこれが「Amazonマーケットプレイスの出品者」が扱う商品です。つまりAmazon内に店を出している業者です。楽天はすべてこれ。
「Amazonマーケットプレイスの出品者」から購入した商品の返品は、Amazon.co.jpが販売し発送する商品の返品とほぼ同じ条件ですが、詳細な条件や返品先などは違うことがありますので注意が必要です。
たとえば、私は以下の「エチケットカッター」を「Amazonマーケットプレイスの出品者」から購入したのですが、まだ返品期限の30日が経過していない(スクショは翌月の8月7日に撮る。)のに「返品」ボタンは表示されいません。

この場合の返品は 1.「出品者に連絡する」して返品に応じてもらうか、それが拒否される場合でも返品したい場合 2.「マーケットプレイス保証を申請」から半強制的に返品手続きに進むことが可能です。
しかし 2.の「マーケットプレイス保証を申請」は最後の手段ですからよほどのことがない限り、利用しないようにしたほうがいいかも。多用すると後々怖いことになるかも。
また、「マーケットプレイス」でも特に海外から発送された商品はやっかいなことが多いです。
私は一度海外から購入した服を返品しようとしましたが、かなり複雑になり挫折した記憶があります。メールのやり取りでいろいろごねられました。
しかし基本的に「Amazonマーケットプレイスの出品者」から購入した商品の返品のやり方は、この記事後半で説明する手順を踏んでいけばOKです。
返金方法 – 基本的に支払い方法と同じ
では実際にAmazonからの返金はどのようになされるのでしょうか?支払い方法で異なってきます。
- クレジットカード・・・クレジットカードまたはAmazonギフト券で返金。(1~3日)
- コンビニ・ATM・電子マネーなど・・・・Amazonギフト券または希望により銀行振り込みも選択可能。(1日~3週間)
- 代引き・・・同上。
- Amazonギフト券・・・Amazonギフト券で返金。(1~2日)
- Amazonポイント・・・ポイントで返金。(1~3日)
気持ち的には、クレジットカードに返金してくれることを希望しますね。
返品方法
さて、Amazonから購入した商品が返品できるかどうか確かめたなら、あとは返品するだけです。以下は返品方法のおおまかな流れは以下の通り。(詳細はその下に記します。)
- スマホまたはPCで Amazon にサインインして返品手続きを済ませる。
- 印刷したラベルを貼る。(印刷できない場合、納品書を同梱して対処可能。)
- コンビニに持って行き元払いまたは着払いで返品する。
返品に関して電話で直接 Amazon に問い合わせしたい場合は、以下の総合受付フリーダイヤルをご利用ください。
Amaozn カスタマーサービス 0120-999-373
詳細: Amazon ヘルプ
スマホまたはPCでの返品手続き
ではAmazonへの返品の具体的なやり方を説明します。
まず、Amazonでログインしてください。以下はPC版で説明しますが、スマホでも流れは同じ。
Amazonのスマホアプリでは以下のようにページを変遷して返品手続きを開始できます。

ログイン後にメニュー右上の「注文履歴」を選択。

※ ここで再度パスワードを求められるかも。
返品したい商品を見つけ、横の「商品の返品・交換」をクリックします。(ここでボタンが表示されない商品は原則返品できません。30日を過ぎていても返品できるものもありますが、返金額が20%減額されます。)

次に「返品受付センター」で「返品・交換を始める」をクリック。


パスワードを入れて再度サインイン。 ※ このあたりのページの変遷は違うかも。
返品したい商品を選択して、「返品・交換の理由を選択」します。ここで正直に理由を選択しましょう。私の場合は「間違えて注文した」です。

次に返品理由を制限文字数以内で正直かつ具体的に書いてください。謝罪の言葉はいつでも気持ちのいいものですよ。Amazonと良好な関係を構築できます。「レンチ用のビットが入っていると勘違いしてしまいました。未使用です。返品させてください。お願い!」みたないな文言でOKです。

理由を書いた後「次に進む」をクリック。

「返金」に関して注意事項を確認し「次に進む」をクリック。

返品元住所、返送方法などを確認し、「返送手続きを開始」をクリック。

※ 返品対象の商品が7,500円以上の場合は、輸送状況追跡サービスのある「ゆうパック」などの利用が求められています。
ちなみに上記の画像の右側には、返金予定額合計が記載されていました。全額戻ってくることになりました。

次に、返送期間を確認します。商品到着後30日以内です。
印刷したラベルを貼る。(印刷できない場合、納品書を同梱して対処可能。)
2020/10/30追記:返品方法は、最近ではヤマト運輸の営業所に持ち込むパターンもあります。その場合は、自宅でのラベル(送り状)印刷は不要です。

ヤマト運輸の営業所に持ち込んで返品するよう指示される場合、登録EmailアドレスにQRコードが送られてきます。その❶ QRコードを提示できるようにスマホと ❷ 返品する商品をヤマト運輸の営業所に持参してください。ネコピットという専用端末で「提携フリマサイト」を押して「2次元コードをお持ちの方」からスマホで表示したQRコードかざせば、ラベルが印刷されますので、それを受付に持っていけば返品完了となります。
さて、ここで「商品用ラベルと返送手続きを表示・印刷」を押さねばなりません。

PCなど印刷できる環境にあればブラウザに表示される「印刷」ボタンを押して印刷してあげてください。

スマホなど印刷できない環境にある方、あるいは印刷が面倒な方はどうすればいいのか?
※ その場合、ひとまず右下の「別のアドレスに返品用ラベルを送信」をタップし、メールアドレスに送信されるラベルを確認して、返送先住所と返品受付IDを確認します。

今回のAmazon返品先住所は「〒272-0127 市川市塩浜2-13-1 アマゾン 市川 返品係」でした。これって商品ごとに違うそうです。
返送先住所と返品受付IDを確認した後、印刷できない方、あるいは印刷が面倒な方は以下の3つのうちのどれかを選択して返送できます。
- 商品が送られてきた段ボールに貼られているバーコード部分(sp0987654321 等)または「お問い合せ伝票番号」部分をはがして、商品と一緒に返送する。
- 商品と同時に送られてきた納品書を商品と一緒に返送する。
- メモを用意して、簡単な返品理由と印刷ラベルに記載されていた返品受付IDを記載し、商品と一緒に返送する。


印刷できる環境にある方はどうすればいいのか?ただ素直に返品用ラベルを素直に印刷しましょう。そして、以下のように返信先住所と返品受付IDを切り取ります。

返品受付IDは商品と同梱し、返信先住所ラベルは段ボールに張り付けます。

返品用の箱は?
梱包つまり返品用の箱には条件があるのでしょうか?
Amazonのヘルプには、返品用の箱に特定の条件が課されている記述は見当たりません。しかし、返品する商品が壊れたり傷が付いたりしたら元も子もありません。ですから、送付された状態で返品するのがベストです。
手っ取り早いのは、送られた箱で返品することです。私はこれまで何度か返品してきましたが、箱は上手に開けて、返品用にいつでも利用できるようしています。
ゆうパック(郵便)で返品する場合

自宅から返品したい場合は郵便局のゆうパック集荷サービスを選択します。
返品方法が記されたページから、ゆうパック集荷サービスへのリンクがあります。着払いか、元払いかでページが違います。
私は着払いで利用しました。「今すぐ集荷依頼する」から登録します。(電話番号が記載されているなら、そこに電話し、名前/住所/電話番号/集荷希望日時を伝えるならさらに簡単です。)

次に「今すぐ集荷する」をクリック。

「集荷先情報」を記入し、集荷希望日時も忘れずに。

受付番号は必ず控えておきましょう。やっぱりやめたという時に、必要となります。

ゆうパックの集荷サービスを取り消したい場合、電話0120-275-333(携帯からは092-517-3545)(電話受付時間8:00~20:00)から受けてくれますよ。
局員の方が引き取りに来てくださいますので、「控え」をちゃんともらってください。結局伝票を張り付けることになります。

数日後、返品の受け取りと返金の承認が確定したら、return@amazon.co.jp からメールが来ます。

コンビニから返品する。
コンビニからもAmazonへ返送できます。夜でも利用できるのはいいですよね。私は近くのファミリーマートに走りました。

宅配便でAmazonに送り返します。返送料が馬鹿みたいに高額でした。コンビニでも伝票を張り付けることになりました。

あとは心優しいAmazonから返金処理を待つだけです。クレジットカードからの引き落としなら、クレジットカード会社に払い戻されます。また、Amazonギフト券ならそれで返金されますよ。
コメント
大変、勉強になりました。
ただ、これだけは書かせてください。
その陰で、どれだけの販売者が泣かされているのかということを…。
返品を受けても、Amazonは痛くも痒くもないのです。
全て、販売者が被ります。(Amazon自身が販売している商品を除きます)
販売者は、Amazonからその商品をどうするか尋ねられます。
通常の在庫には、戻りません。
Amazonからは、手数料を引かれた上にその商品を販売者へ送るか所有権の放棄するのかを求められます。
所有権を放棄して、Amazonに廃棄してもらえば廃棄料を取られます。
正に泣きっ面に蜂です。
販売者は、Amazonに従うしかありません。
相当数の商品が廃棄されていると思います。
心優しいAmazonという表現だけはしないでください。
Amazonが優しい訳ではありません。
よろしく、お願い致します。
コメントありがとうございました。
販売者側の心境を考慮する必要もありますね。
ご指摘に感謝します。
ブログ管理者より
販売者が被るのですって、販売者視点すぎませんか?自分が返品したのは汚れていた本、耐熱性でもないガラス茶器(お湯を入れたら割れました)です。
通信販売だからって適当な商品があるのも事実です。
そうですね。
Amazonは本当に優越的地位の濫用により、
小売店は本当に泣き寝入りしかしていません。
私も死にたいくらいの辛くキビい経験をしました。
Amazon中華の製品はどう見ても中古とか説明が全くの嘘の製品がやたら多い。レビュー内容と製品の質が大きく違う等は容赦なく不良品で返品してる
カラーのブラウンが渋いブラウンを期待したのですが鮮やかな茶色でした。それに加えて試着してみたら形が似合っていない。ここはどうにも我慢ができなくなり
返品させてもらいます。