それは「震災うつ」かも?被災地以外の人に急増!うつ病の早めのチェックを!バーチャル診療も受けられるよ

健康

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2011年3月11日から5ヶ月が過ぎ、日本国民が復興に力を注ぐ中、震災に直接合わなくても、うつ状態に陥っている人「震災うつ」が増加しています。一体なぜ?うつ病のチェック項目とは?

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「震災うつ」増加の理由

imageあれから5か月もたったので、心の傷も治まっているだろうと考えがちですが、それは大間違いのようです。実は震災で自分や家族が直接的な被害に合わなくても、異常な精神的不安(一日中憂うつ、眠れない、食欲がわかない)を訴える「震災うつ」が増加しているそうです(朝日新聞8/17より)。一体なぜ今になって増加しているのでしょうか?同記事によると、以下の理由が挙げられます。

  • メディアによる津波被害の報道や放射能汚染の情報に不安や恐怖を掻き立てられ続けている
  • 被災地区における復興支援の疲れ

中には、復興支援に対する使命感で気分が高揚し過ぎ、そう状態が続き、その反動でうつ状態を経験する人も多いようです。報道では、放言を放って辞職した復興担当大臣が一時入院したのもそれが原因と考えられているそうです。

「震災うつ」自己診断

自分や身近な人が上記の「震災うつ」に該当するかどうかを早めにチェックすることが必要のようです。以下の9つの症状の中で、2週間以上続いている項目が5つ以上あれば、精神科や心療内科の診察を受けたほうがいいようです。特に、1,2番目の症状が当てはまるなら。(以下はUTU-NET こころの病気のセルフチェックより。)

  1. 毎日のように、ほとんど1日中ずっと気分が沈んでいる。
  2. 何に対しても興味がわかず、楽しめない。
  3. 毎日のように、食欲が低下、または体重の増減が激しい。
  4. 毎晩のように、寝付けない、夜中や早朝に目が覚める。
  5. 毎日のように、動作や話し方が遅い、またはいらいらしたり、落ち着きが無い。
  6. 毎日のように、疲れを感じたり、気力がわかない。
  7. 毎日のように、自分に価値が無い、または申し訳ないと感じる。
  8. 毎日のように、仕事や家事に集中したり、決断することができない。
  9. この世から消えてしまいたいと思うことがある。

私自身も少なからず、自覚したことのある症状ばかりですが、それが2週間以上も続けば、「震災うつ」を疑ったほうがいいわけですね。なお上記のチェック項目で心当たりがある方は、上記の「UTU-NET」へ行き、さらに具体的な症状をチェックして、疑われる病名(うつ病、パニック障害など)を知ることが可能です。

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また、バーチャル診療といって、精神科で診てもらうことに不安を覚える方は、まず上記のWebサイト上で模擬診療を受けることが可能になっています。

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