ローソンでお買い物を沢山される方に朗報です。ローソンで現金の受け渡しが面倒な方、ローソン以外でも、ちょっとした買い物にクレジットカードのように利用したい方にメリットの多い電子マネーカードである「おさいふPonta(ポンタ)」が登場しました。でも本当にお得なのでしょうか?ポイント付与率、クレジットカードでのチャージ時のポイントを調べてみました。ついでに会員登録方法も解説します。
「おさいふPonta」とはどんなカード?
このブログで以前Ponta(ポンタ)カードを紹介したことがあります。
ローソンだけでなくPontaポイント加盟店、たとえばビッグカメラ、ケンタッキー、シェル石油、ビデオレンタルのゲオなどでお買い物を沢山するユーザーはポイントが結構貯まりやすいです。Tポイントとシェアを争っています。
そこで、2015年11月3日からプリペイドカードとして利用できる「おさいふポンタ(Ponta)」が始まりましました。早速私も近くのローソンで作ってみました。カード発行手数料や年会費など一切なし、無料です。ただし来年2016年3月からは発行手数料300円が発生するそうです。
メリットとは?
「おさいふPonta」の特徴はプリペイドカードつまり電子マネーのように利用、さらにPontaカードとしても利用できるので、一枚で決済とポイント管理が可能という点でしょう。ローソンで頻繁に買い物を済ませている方は現金での清算という煩雑さから解放されます。
ちなみに、チャージは一回当たり千円~3万円。チャージ残高上限は10万円です。チャージ方法はローソンで現金で。クレジットカードによるチャージは後記。
この機会にレジでカードをもらい ローソンのレジで1000円をチャージしてみました。Quoカードや図書カード等のプリペイドカードのように登録しなくても使えます。
ついでに「おさいふPonta」で買い物しました。高額ですが大人気ロールケーキの「もち触感ロール」です。レシートには残高と付与されたPontaポイントが記入されていますので、チェックしておきましょう。有効期限もです。
別のメリットとして、日本国内のJCBカードを利用できる店舗でも使えます。その数900万店舗です。もちろんJCBカードを利用できるAmazonや楽天でも利用できます。当然支払い回数は1回のみ。
つまりクレジットカードを審査で落ちて作れない方も、クレジットカードのように利用できるメリットは大きいかもしれません。(ただし利用できないショッピングサイトもあり。)
注意点)
疑問:現金との併用はできるのか?
答え:できません。つまり「おさいふPonta」の残金で足りずに、不足分を現金で清算することはできないのです。
疑問:残金がなくても「おさいふPonta」はただの「Pontaカード」として利用できるのか?
答え:答えはYes。必ずしもプリペイドカードとして利用しなくてもOKなんですね。助かる。
お得なカードなのか?
とはいっても、Edy、nanaco、au WALLET カードのようなプリペイドカード(電子マネー)と比較してお得なカードなのか?という点では大したメリットは感じませんね。
基本的なPontaポイント付与率プランは以下の通り。
- ローソン系列(全国12000店舗)での支払いは、100円(税抜)に対して1ポイントの付与、つまり1%。
- ポンタ提携店では、100円(税抜)または200円(税抜)につき1ポイント付与。
- 他のJCBカード利用可能な店舗(全国約900万店舗)での支払いは、500円(税抜)に対して1ポイント付与、つまり0.2%。
Pontaポイントをお得に貯めたいなら、ローソンでの買い物は1%の還元率しかない「おさいふPonta」ではなく、3%割引される「dカード」を利用したほうがお得ですし、ドコモユーザーなら2%の「dポイント」が付与されます。ちなみに、「dポイント」はPontaポイントと相互交換可能になります。
※ 2015年12月からDCMXがdカードに、ドコモポイントがdポイントに変更されます。
参照「dカード」で「dポイント」を爆増,ドコモの毎月のケータイ代をゼロに近づける方法 | Webと人のアマモ場
さらにJCBカードが使えるお店でも0.2%のポイント付与率は低すぎます。他のカードのほうがお得です。例えば、審査が通りやすいクレジットカードとして有名な 楽天カード は1%の付与率で圧倒的です。
参照楽天カードで生活費を節約する方法!それは楽天スーパーポイントの交換に秘策あり。 | Webと人のアマモ場
では「おさいふPonta」ではポイント2重取りは期待できるのでしょうか?実は期待薄です。
2重取りの技として知られるクレジットカードでのチャージでは、手数料の壁があります。なんと、クレディセゾン(JCB,VISA,MasterCard,アメックス)以外のクレジットカードでのチャージに手数料が200円も発生するのです。
手数料200円の壁はあまりに高く、たとえクレジットカードのポイントが付与されても吹き飛びます。
では、チャージ手数料無料のクレディセゾンのカードならポイントつまりあの有名な永久不滅ポイントが付くのかというと、ゼロです。クレジットカードポイントは付与されません。
このように「おさいふPonta」はポイントの2重取りなどのメリットはありません。
キャンペーンはお得か?
同じプリペイドカードとして au WALLET カードのように誰でもチャージ額の5%上乗せキャンペーンのようなものは「おさいふPonta」にはありません。
※ 「おさいふPonta 登場記念キャンペーン」として、お金をチャージして決済すると、毎月抽選で1万名に1000円、または1000名に10,000円分がチャージされます。来年(2016年)2月分までです。
以上のことからして「おさいふポンタ」のメリットをあまり多くありません。強いて挙げると以下のとおりです。
- ローソンやPonta提携店を頻繁に利用している人は、「おさいふポンタ」で手早く決済でき、Pontaカードを持ち歩く必要がなくなる。
- JCBクレジットカードのように利用できるので、クレジットカードを作れない方には重宝できます。
以上を踏まえて「おさいふPonta」を利用したい方は、ローソンでカードを貰って、チャージして利用してください。それだけなら、会員登録や申し込みなど一切必要ありません。
ただし、たまったPontaを利用したい方、以前のPonataカードと統合しポイントを移行したい方、スマホやPCで利用履歴を確認したい方、事前に会員登録しておく必要ありますよ。ローソンのLoppi(ロッピー)端末やスマホやPC、また電話(ナビダイヤル:0570-064-836、IP電話:03-5996-1205または06-6261-3702)で可能です。
スマホから会員登録する方法
登録はLoppi(ロッピー)端末や、スマホまたはパソコンから登録する方法があります。私はローソンのロッピー端末で慌てながら手続きするのが嫌ですから、スマホでゆっくりと手続きしました。
スマホやPCは「おさいふPonta 」から「会員情報登録」ボタンからどうぞ。メールアドレスを間違いなく2回記入しましょう。
メールに送信されてくる本登録用のアドレス(URL)タップしてあげてください。入手済みのカード裏面に「おさいふPonta会員ID(15桁)」と「Pontaセキュリティーコード(7桁)」が記載されていますのでそれを入力します。
その後は、名前、住所、電話番号、ログインパスワード、照会用の合言葉 等を入力して会員登録を完了させます。
翌日からメールアドレスとログインパスワードでログインできるようになり、残高および利用履歴の確認、クレジットカードからのチャージ、既存のPontaポイント移行ができるようになります。
さて「おさいふPonta」のメリットとしてネットショップでクレジットカードのように利用することができる点でした。ただし決済の直前で J/Secure(個人認証) パスワードが求められることがあるので、事前に登録しておいたほうが良さそうです。ちなみにAmazonでは J/Secure パスワードは求められませんでした。
以下はパソコンの画面で説明します。
「おさいふPonta」会員サイトにログインし、トップの左のメニューから「カード情報照会・変更」を選択、最下部の「本人認証サービス情報登録」をクリック。
「おさいふPonta」をネットショップで利用するの J/Secure のパスワードをログインパスワードと同じものにする場合は一番上にチェックを入れます。「パーソナルメッセージ」も入力してください。これは、ネットショップでJCBを利用するためにのパスワード入力画面に一緒に表示されるものです。安心してパスワードと入力するためのも。
これで「おさいふPonta」をネットショップでいつでも利用できるようになりました。
以上が「おさいふPonta」のメリットと登録手順でした。何度もいいますが、このプリペイドカードの数少ないメリットで最大のものは、ローソンで現金清算という手間を極力省けることぐらいですよ。
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