私の友人が半年前に「生活保護を受けたい!NHKの料金を払わんでも良くなるし!病院で診てもらおうかな!」と寝言を言っておりました。私はそこで初めてNHK受信料は生活保護世帯には払う必要はないことを知ったのですが、所得税や市県民税を払うほど稼いでない我が家もNHK受信料を払う必要がないかもと、一縷望みをかけて調べてみました。以下に、NHK受信料の支払いを免除される条件をメモしておきます。でも、支払いを拒否する人ってどんな人だろう。
ネット検索してみる、NHK受信料を喜んで払っている方はほぼゼロパーセント。ほとんどはNHK契約促進のお仕事をしている外交員(集金人)を追い払う方法が強調されているブログばかりがヒットします。
※ NHK受信料契約を促進したり集金したりする方は「NHK地域スタッフ」と呼ばれております。歩合制の仕事ですから、契約取るのに一生懸命です。優しくしてあげてください。意地悪な方たちではありませんから。
それらのWebページにはどれも一見まともな事が書かれているのですが、根底にある考え方は、そこらのせこいおっちゃんが「我が家は民放しか見ておらん!NHKは見とらん!帰れ!」と高圧的にNHKの外交員(正式には「地域スタッフ」)を追い出すのと何ら変わらないじゃないかな!と思う次第です。
気持ちは分りますが、本当にNHKを見ない人はほとんどいないのではないしょうか。テレビがあれば、NHKニュースや「朝の連続ドラマ」、「大河ドラマ」、さらには子供も大人も大好きの「ダーウィンが来た」の一つは見るでしょう!CMが挟まれることなくニュースが見れるのはNHKだけです。大晦日に紅白歌合戦を見ないようにするには大変かも。
以上のコメントから分かる通り、御多分に漏れず我が家はNHK派。
でも、かつて一度だけ室内アンテナで映りが悪くテレビ受信料を拒否して、NHK集金人を困らせたことがありました。20年前ですが「心からお詫びいたします。」
話を元に戻しますが、私の友人をはじめ、世間ではNHK受信料を払いたくない派が主流を占めております。そりゃ私も払わずに楽しめるなら、それに越したことはないわけで・・・。
「でも待てよ、そい言えば我が家は税金を支払うほどに稼いでないけど、NHK受信料を払う必要があるのかな?」
正解は、”料金を支払う必要あり!でした。
どんな方はNHKの受信料を免除されるかに関しては、NHKの公式ページ NHK受信料の窓口-放送受信料の免除について を見れば分るんですが、実際身近にありがちなパターンとしては以下の通りです。
受信料免除にも大きく分けて、料金全額が免除になる対象と、料金が半額になる対象に分かれます。
全額免除
- 生活保護などの公的扶助を受けて生活している方またはご家族。
- 市県民税の非課税世帯かつ身体障害者、知的障害者、精神障害者を世話しているご家族。
- 特別養護ホームなどの入所者。
私の知人(4名)や親族(2名)にも、該当する方がいるほど身近なところに全額免除可能な方はいることが分かりました。
半額免除
- 視覚・聴覚障害者の手帳保持者、重度の知的障害者、精神障害者(1級)でいずれも世帯主が契約者になる場合。
- 重度の戦傷病者。
免除の条件を眺めてみると、我が家は当てはまらないことが判明しました。がっかりです。したがって、次のNHK受信料の引き落としも拒否できそうにありません。
でも、上記の免除の条件に合致しているようがご家庭で、NHK受信契約を締結し料金を支払っている方は、どうすればいいのでしょうか?
上記のNHKのページから、免除申請手続に関する情報を入手できます。概略は以下のとおり。
NHK受信料免除のための証明書、住民票などを発行してもらい、最寄りのNHK放送局か営業センターに郵送で提出します。面倒ですけどね。
これまで受信契約を拒否してきた人は、受信契約もする必要があることをお忘れなく。
最後に、現在(2016/03/15)のNHK受信料は以下の通りです。いずれも口座振替またはクレジットカード決済です。
地上波(NHK総合、教育)
- 2か月払い・・・2,520円
- 半年払い・・・7,190円
- 1年払い・・・13,990円
衛生契約を含む場合
- 2か月払い・・・4,460円
- 半年払い・・・12,730円
- 1年払い・・・24,770 円
以上、NHK受信料を払いたくない方をがっかりさせた情報でした。税金を払っていなくても払わないといけないんですね。ただし、本当に家庭にNHKを視聴できない環境つまり、テレビも、テレビを視聴パソコンも、ワンセグを視聴できるスマホやケータイさえない場合は受信料を払う必要はありませんのでご安心ください。またラジオだけしかなくても、NHK料金の支払は不要ですよ。
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