数あるクラウド同期サービスでも「Synclogue」はあまりに画期的で、だれでも「そんなことができるの?」と思ってしまうサービス(ベータ版)として、しばらく前から登場しています。WindowsPCのソフト(アプリケーション)同期サービスです。しかもドラッグ&ドロップで可能になっています。
「Synclogue」
複数のWindowsPCのアプリケーションを同期できる「Synclogue」はまだ開発途中でありベータ版です。ゆえに今のところすべて無料になっています。
オフィスと家庭の書斎のパソコン内でよく使う共通のアプリケーション(Windowsソフト)および設定が同期されるなんて夢のようです。
「Synclogue」は上記のような完全な同期だけでなく、一時的な共有という同期方法もあるようです。つまりアプリケーションをもう一つのWindowsPCにインストールしたら、その後の設定などの同期は行わないというものです。
それにしても、こんなの作ったらマイクソロソフトのビルゲイツも怒るだろうと思いきや、マイクロソフトとは仲良くしているらしく、実際クラウドシステムはマイクロソフト製の「Windows Azure」だそうでうす。起業者(日本人)はうまくやっています。利害関係に直接からむサービスだけに、「Synclogue」の利用上の規約は厳しそうです。トップページにも「違法なアプリケーションの共有は禁じられています」となっています。そりゃそうだ!
さて、WindowsPCのソフトはWebアプリと違い、Windowsのシステムファイルを使うためレジストリ登録の問題があります。しかし、「Synclogue」はそれさえクリアしようとしています。どうやってやるのかは説明されても理解できませんので調べていません。
使い方
次に「Synclogue」の使い方ですが、正規のHPによると、その使い方に頭を悩ますような不親切なサービスでは決してないことが分かります。とにかくドラッグ&ドロップするだけでアプリケーションの同期登録が完了します。synclogue
もう少しその「使い方」を詳しく言うと、上記ページからクライアントアプリ「Synclogue」をインストールして、アカウントを作成し、2代目のコンピューターにも同じようにインストールします。
そして同期元のクライアントアプリの同期アプリ登録画面(以下)にアプリをドラッグ&ドロップするだけのようです。
そうすれば、2代目のWindowsPCへもアプリケーションがインストールされ、設定までも同期されるのです。その後は、設定の変更などがすべて完全に同期されます。すごすぎ!
汎用性
さらに「Synclogue」のすごいところは、対応していないアプリケーションを同期させたい場合、プラグインをインストールすれば同期させることできるように汎用性を持たせようとしている点です。「Synclogue」がメジャーなサービスになってゆけば、ソフト開発者やメーカーが自社アプリケーションを多くのユーザーに広げるために、自前でプラグインを用意することが想定されているのかも。
料金と利用制限
この記事の執筆時点では、「Synclogue」はベータ版でバグも多くありそうです。ですから料金は完全無料で利用可能。
利用制限としては、同期可能なソフトの数は最大3本までとなっていますが、原則は2本までだそうです。ですからもし利用したい方は2本までにとどめることをお勧めします。
以上が、画期的な「Synclogue」というアプリケーション同期クラウドサービスでした。正式リリースまでは、技術的な問題や法的な問題を多くクリアしなけらればならないでしょうね。これからどうなるのかな?
コメント
記事をご掲載頂きありがとうございました。Synclogue開発者の1人です。
おっしゃる通り幾つか弊社における課題はございますが前向きに進んでおります。
また正式リリースの際にはご覧頂ければ幸いです。ありがとうございました。