【実機レビュー】第8世 Core i7 4コア で10万円切りのマウスコンピューター m-Book B506H

マウスコンピューター m-Book B506H 実機レビュー PC,モバイル

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第8世代の Core i7(4コア)に魅了され、マウスコンピューター様から「m-Book B506H」をお借りしましたので実機レビューします。普段 GPUスペックが求められる3Dゲームをしない方にとっては、高コスパの快速ノートPCだと思います。10万円切りですよ。

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マウスコンピューター「m-Book B506H」基本スペック

第4世代のデスクトップ用 Core i7 をなかば無理やり搭載させたノートPCを、冷却ファンをブンブン鳴らせながら使ってかれこれ4年になります。

もうそろそろ買い替えを検討しているところ、マウスコンピューター 台数限定品の「m-Book B506H」をレビュー用にお借りできる情報を聞きつけ、早速応募したところすぐに送ってくださいました。マウスコンピューターは以前に第3世代 Core i7 搭載のノートPCでお世話になったことがあるのでけっこう愛着のあるBTOメーカーです。

今回もマウスコンピューター様には大変お世話になります。

以下に「m-Book B506H」をレビューしますが、製品仕様や販売価格は2018年7月3日時点のものであり今後変更の可能性があります。

送られてきたノートPCをやおら箱から取り出したときには、結構ずっしりと重く感じました。それもそのはず本体重量は 2.1kg 。でも 15インチ ノートPC はほぼ据え置きで使うことが想定されているので 重さはそこまで問題になりません。私が今利用しているノートPCより 1kg軽いのでマシなほうです。

まず基本スペック。

  • OS・・・Windows 10 Home 64ビット(Pro選択可能。)
  • CPU・・・インテル® Core™ i7-8550U プロセッサー
    (4コア/1.80GHz/TB時最大4.00GHz/8MB スマートキャッシュ/HT対応)
  • グラフィックス・・・インテル UHD グラフィックス 620
    メモリ・・・8GB PC4-19200 (8GB×1)。32GBまで選択可能。
  • ストレージ・・・M.2 SSD 512GB Serial ATAIII M.2規格。 最大1TB(NVM Express SSD 等)まで選択可能。
  • ディスプレイ・・・15.6型 フルHDノングレア (1,920×1,080/ IPSパネル/ LEDバックライト)
  • 無線・・・IEEE 802.11 ac/a/b/g/n 最大433Mbps対応 + Bluetooth 4.2 準拠モジュール (M.2)
  • USB2.0・・・右側面×2
  • USB3.0・・・左側面x2 (Type-A/ 左側面×1、Type-C/ 左側面×1)
  • カードリーダー・・・マルチカードリーダー (右側面×1、SD/SDXC/SDHC、マルチメディアカード)
  • キーボード 日本語バックライトキーボード (ホワイトLED/ 107キー/ ピッチ約18mm/ ストローク約1.8mm)
  • 動作時間・・・約 4.4時間
  • 重量・・・2.1kg

BTOメーカーのハイスペックなノートPCとして標準的な構成だと思います。これで10万円(税込み)を切っているので高コスパであることは間違いなしです。オプションとして外付け光学ドライブ(3,400円~)も選択可能です。

筐体

ではさっそく「m-Book B506H」の筐体をじっくり眺めましょう。ベースユニットは「m-Book Bシリーズ」です。

天板はマウスコンピューターの新しいロゴである遊び心たっぷりのチーズ。

右側面は USB2.0スロット2つ。SDカードスロット、ディスプレイ用のD-sub、イーサネット。

左側面はご覧の通り、HDMI 、USB3.0x2 (Type-A、Type-C)、ヘッドフォン出力、マイク入力。そして排熱口。

キーボードとディスプレイは最大約 135度は開きます。十分な開きです。

速いくてキレイ!さすが 第8世代Core i7 4コア

起動時間。自動サインインでデスクトップが表示されるまで約 17秒です。ストレスないです。

ストレージは 標準で「M.2 SSD 512GB Serial ATAIII M.2規格」を積んでいますので、そこそこ速いはず。最低でもSSDは必須ですよね。

ディスプレイはキレイです。IPS液晶が採用されていますので斜めから見ても色の変化をあまり感じません。いい感じで液晶らしさがなくなりました。写真で表現するのが下手ですが。6年前にマウスコンピューターのノートPCを利用していたときも同様に感じていましたが、今回はそれ以上に鮮明になってるような気がします。特に青と白が鮮やかです。

YouTubeで 1080px 60fps 動画も快適に視聴できます。とはいえ解像度は4K対応ではありません。フルHD対応です。

マウスコンピューター「m-Book B506H」でYouTube動画 1080px 60fps 動画を快適に視聴しているところ。

サウンドはそんなに悪くありません。まあ重低音のような幅と奥行きのある音は到底出せませんがそこそこ良い音です。高音質で聞きたい場合は外付けのスピーカー、特にスマートスピーカー 等で対応するしかありません。

バッテリーの動作時間はイマイチです。マウスコンピューターの公式ページによると動作時間は約 4.4 時間となっています。実験してみましたが、フル充電(100%)状態からディスプレイの明るさ100%でYouTube動画( 1080px 60fps)を連続視聴ところ、約45分で残量 44% まで減ってしまいました。

おそらくディスプレイを80%の明るさで作業してもバッテリーは2時間ぐらいしか持たないでしょう。まあ、ノートパソコンの動作時間はカタログ仕様の半分とみなすのが常識ですからこの程度は普通でしょうね。

15インチノートパソコンは基本的にACアダプターで給電しながら据え置き利用が想定されていますから、そこまでバッテリーにはこだわる必要はないかもしれません。それにしても短いなあ・・・。

キーボードはピッチ約18mm、ストローク約1.8mmです。

マウスコンピューターの「m-Book B506H」のキーボード。

打鍵感はノートパソコンの中では「中の上」だと感じました。数週間前に家電量販店で触ったDE○○よりは確実に良いと感じました。超快適とは言えませんが、ノートパソコンの中では優れているほうだと思います。安いノートPCは鉄を叩いているような打鍵感のものがありますが、今回レビューした「m-Book B506H」はほどよいクッションが効いている感じでした。しかしタッチ音はいかにもノートPCのキーボードらしく「カチャ、カチャ」のように聞こえ(感じ)ます。最後の「ド」は底を叩いた音です。これが小さいほうが指への負担が少ない感覚です。とはいえ厚みのあるNEC レッツノートならまだしも、薄いノートPCでは避けられないでしょうね。

暗いところではLEDバックライトがキレイに見えます。必要性は感じませんが。

マウスコンピューター「m-Book B506H」のキーボードの背部からLEDイルミネーションが輝く。

次はファンの騒音です。

マウスコンピューター「m-Book B506H」の冷却ファンの最大音はiPadで計測すると31.5dbだった。

後述するベンチマークソフトを回している時にファンが高速回転していました。その時にiPadで計測すると31.5dbでした。これはキーボードで作業している時の耳の位置にiPadを置いた場合です。PCの電源を切ってほぼ無音の室内が 25 db ですから、ファンが高速回転するときの騒音 31.5db は囁き程度といえます。うるさくはないです。とは言っても Core i7はどうしても発熱の問題がつきまといますから、ある程度の騒音は覚悟する必要があります。

ベンチマーク

気になる性能テスト(ベンチマーク)ですが、まずマウスコンピューター公式サイトによると「m-Book B506H」ベンチマークは以下の通り。

CPUは第8世代のCore i7 を積んでいるだけあって、総合ベンチマークはすばらしいものがあります。しかしながら、3Dグラフィックは決して快適とは言えません。GPUに GeForce を採用しているわけではありせんので仕方ないです。

ドラクエ ベンチマークソフトでも同様です。「最高品質/最高解像度」でテストしたところ「やや重い(スコア:2282)」でした。

低品質/1280×720で再計測したところ快適の 6424 をマーク。3Dゲームは遊べないことはありませんが、超快適とは言えません。

まとめ:ゲーム以外なら超快適で高コスパ

以上がマウスコンピューター製の15インチノートパソコン「m-Book B506H」の実機レビューでした。グラフィック性能が求められるオンラインゲーム/3Dゲームなどの用途ではなく、Webブラウジング、ネット動画、Office 等で利用する場合なら超快適なスペックとなっています。上記の標準構成なら10万円(税抜き)を下回るのでコスパも半端ないです。いずれにしろマウスコンピューター はおすすめですよ。この実機を買い取りたいよ!

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