サイズや消費電力を大幅に削減したインテル製プロセッサ「Core M」シリーズを搭載したノートPCとタブレット一体型端末(2in1デバイス)がパナソニックのレッツノートシリーズから登場しました。「Let’s note RZ4」です。プロセッサに「Core i 3/5/7」を搭載した「Surface pro 3」と比較した結果3つの点で優れていることが判明。でもとっても気になる点があります。いったいそれは?
次のWindowsマシンの購入を視野に入れている @Ama119 です。Windows 10 の正式発売になる来年に「2in1デバイス」の購入を考えておりますが、最有力候補の「Surface pro 3」から気をそらさせる新製品が登場しました。パナソニックのレッツノートシリーズ「Let’s note RZ4」です。早くからタブレットとしての利用を想定して開発されてるノートPCです。
「Let’s note RZ4」は着脱式キーボードを採用した「Surface pro 3」のようではなく、ディスプレイが360度回転して、タブレットとして利用する設計です。
最新モデルとして2014年10月17日に発売される「Let’s note RZ4」の特徴は3つです。いずれも「Surface pro 3」と比較してなんですが、「軽量」「消費電力プロセッサ」「LTEモデル」という3点です。
軽量
軽量化はタブレットでの利用としては命題となっております。「Surface pro 3」はキーボードを外した状態で約800gと公式発表されています。キーボード(295g)をつけると、1.1kg以上となってしまいます。
一方「Let’s note RZ4」は全体が 745g ですから、「Surface pro 3」と比べると圧倒的に軽量化されています。
低消費電力 プロセッサ 「Core M」
「Surface pro 3」はCore i シリーズプロセッサを採用しています。放熱効率を高めて熱を逃がしているとは言え、はやり熱問題が盛んに問題視されています。
参考 Surface Pro 3徹底検証(1):「Surface Pro 3」に死角ありか?――パフォーマンス、スタミナ、発熱、騒音をテスト (1/5) – ITmedia PC USER
しかし「Let’s note RZ4」は消費電力を抑えたプロセッサ「Core M(-5Y10)」を採用しており、そこまで熱くならない(おそらく)ばかりか、バッテリー効率を大きく伸ばし、JEITA 2.0測定では約10時間、JEITA 1.0測定で約14時間という駆動時間をマークしています。
しかもベンチマークテストではCore i 3/5と互角というデータも上がっています。
参考(2/2)ニュース – インテルが超低消費電力CPU「Core M」を正式に発表、薄型ノートPCやタブレット向け:ITpro
LTEモデルあり
最後にネットワーク関連です。「Surface pro 3」はLTEモデルが今のところありません。しかし「Let’s note RZ4」にはWeb版にLTEモデルが準備されます。
これによってテザリングやモバイルルータを常時持ちあるくといった必要はなくなるどころか、本体がモバイルルータのように利用できる可能性があります。
とは言っても、MVNO提供のSIMではなく、レッツノート専用「Wonderlink LTE A」というモバイル回線プランを利用します。ドコモのLTEを利用した結構手ごろな料金設定です。
- エントリーコース・・・889円 1GB/月(超過後 384Kbps)
- レギュラーコース・・・2296円 3GB/月(超過後 384Kbps)
- ウィークリー350コース・・・1000円 350MB/週(超過後 256Kbps)
なお、2015年1月末まで無料で1GB/月まで利用できるお試しコースも予定されています。
参考RZ4シリーズ LTEがついてくるキャンペーン | パナソニック ストア(旧マイレッツ倶楽部) | CLUB Panasonic
しかし厚さが気になる
そんな「Let’s note RZ4」にも欠点があります。それは「surface pro 3」の薄さ9.1mmに比べて、2倍以上の19.5mmという厚みです。
この厚みは結構気になります。以下の画像を見ればお分かりの通りです。軽いは嬉しいわけですが、カバンの中に入れるこの厚みでかさばります。
スペック
「Surface pro 3」と比較して、より魅力的見える「Let’s note RZ4」の基本スペックを最後に紹介します。
- 本体・・・250 × 180.8 × 19.5mm。重さ 745g
- プロセッサ・・・インテル Core M-5Y10(0.8GHz)
- ディスプレイ・・・10.1型。1,920×1,200ドット。アスペクト比 16:10。
- バッテリ駆動時間・・・JEITA 2.0測定で約10時間、JEITA 1.0測定で約14時間。
- OS・・・Windows 8.1 Update 64bit
- SSD・・・ 128GB/256GB
- 通信機能・・・有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN。
- インタフェース・・・有線LAN×1、HDMI×1、D-Sub×1、USB 3.0×3、SDカードスロット等。
気になる価格は約16万円からです。なお「Office Home & Business Premium」 プラス「Office 365サービス」が付いている「CF-RZ4CDEJR」のお値段は約19万円と予想。Web版の現在価格は Amazon 、楽天 からご確認ください。
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