今や懐かしカセットテープですが、我が家には30年前のカセットテープが100本以上あり、どうしても捨てきれません!しかしデジタル化して最後にパソコンでCD化できる格安再生プレーヤーを購入して使ってみたところ、USBメモリにばっちりデジタル化できました。それさえできれば簡単にパソコンでCD化できますね。段ボール1箱分のテープを一本のUSBメモリ32GBで収まるので超スッキリ!しかも3500円程度で済みました。以下にレビューします。
カセットテープの山
前の記事に登場する嫁の話です。昔のものがどうしても捨てられない。段ボールに入った30年前のカセットテープの山。松田聖子ちゃん、松任谷由実、ABA etc. たくさんあり過ぎて書くのが疲れる。レンタルレコードやレンタルCDからせっせとダビングした宝の山です。早う捨ていぃぃ・・・。

というわけで、カセットテープをデジタル化して、押し入れをスッキリさせるプロジェクトを開始。
いったんMP3ファイルなどでデジタル化し、パソコン経由でCD化したり、保存容量制限なしのGoogle プレイミュージック(無料)などのクラウドサービスに保存(同期)しておけば、カセットテープを破棄しても、さらにはパソコンがクラッシュしてもデータは保存されますよ。
カセットテープをデジタル化する2つの方法
カセットテープをデジタル化する方法はいくつかあるようです。いくつかめぼしいものを取り上げると以下の通り。
- カセットプレーヤーの出力(イヤホンジャック/LINE OUT端子)からパソコンの入力端子(マイク端子/LINE IN端子へ)へ接続し、フリーソフトでデジタル化する。
- USBメモリやSDカードなどの記憶デバイスに直接保存できる専用のカセットプレーヤーを利用する。
1番目の方法は既存のカセットプレーヤーとマイク端子を備えたパソコンがあればほぼ無料です。
しかし今回利用する2番目の方法は面倒なインストール作業やフリーソフトの使い方をマスターする手間は一切必要ありません!PCすら必要ないのです。
つまりUSBメモリを直接差し込んでボタン1つでデジタル化/保存してくれるカセットプレーヤーの利用です。(再生はそのUSBをPCやスマホに挿してデータを転送したりUSBプレーヤーで直接再生可能です。)
なぜUSBデジタル化専用カセットプレーヤーを新規購入したか?
「既存のCDラジカセとパソコンを使えばいいじゃん!」と思いますが、これが結構面倒な作業が求められます。ラジカセの再生ボタンを押し、マウスに手を伸ばして、録音ソフトの録音開始ボタンを押して・・・。数百本に上るカセットテープをパソコンでデジタル化するのに時間がかかり、パソコンと脳みそがほぼ占有されてしまいます。(※ 大抵はやる気の問題ではありますが・・・・。)
録音ソフトがなくなった Windows10 ならさらに面倒。
無料の音声録音/再生/編集ソフトはたくさんありますが、インストールしたり使い方を調べマスターするための時間とちょっとした勉強が必要です。
カセットテープが沢山あるならさらに面倒になります。疲れます。
しかし、デジタル化(PM3)専用カセットプレーヤーなら、カセットの再生ボタンとデジタル化録音ボタンを押すだけ。全部片手でOK。寝っ転がって作業できちゃいます。わめて単純な作業です。機械に疎い嫁でも、また子供でも簡単です。
そんな直接デジタル化してくれるカセットプレーヤーは5000円以内でいくつかあるのですが、Amazonでベストセラーとなっている以下の商品を使ってみました。
おすすめ!
カセットのCD化もすぐに済ませたいなら、PCに直接取り込んでデジタル化できるタイプがいいですよね。その場合は以下のカセットテープデジタル化 プレーヤーもおすすめですよ。
この製品は、❶ 専用ソフトをインストールしたパソコンにUSB接続し、そのソフトを起動させた状態で、❷カセットテープを挿入し、❸ 再生を開始、❹フリーソフトで録音をスタートさせます。録音終了後に、手動で録音を停止させます。

そして、そのままCD化できちゃいます。CD化したい方にとっては手間がかなり省けます。

失敗が少なく、USBメモリから転送するという手間を減らすことが可能となるために一番人気となっています。
この「カセットテープUSB変換プレーヤー」はUSBメモリに直接、録音つまりMP3でデジタル化してくれます。しかも、無音(空白)を感知して1曲ずつMP3ファイルに自動分割してくれる優れものです。
家に余ったUSBメモリに保存してもよかったのですが、せっかくだから新品を購入しました。無期限保障の32GBUSBメモリです。(※ 嫁はいつも新品が好き。)
上のUSBメモリはPCには直接つなげますが、スマホにはUSBメモリリーダーが必要です。
しかし、PCだけでなくAndroidスマホやiPhoneに直接取り込めるUSBメモリがあります。なかでも一番人気は以下の4in1 iPhone USBメモリー です。

4in1 iPhone USBメモリー なら専用ソフトなし直接AndroidスマホやiPhoneに取り込めますよ。
さて、32GBのUSBメモリで、カセットの音声データをどれくらい保存できるのでしょうか?1M=1分ですから、32,000分録音できます。つまり、100分テープが320本です。十分過ぎます。
さて「カセットテープ USB変換プレーヤー カセットテープデジタル化 MP3コンバーター」に話を戻しますが、評判はどうなのでしょうか?
カスタマーレビュー(口コミ)を見てみると、”満足の声”と”いちゃもんの声”が聴かれますが、一応ベストセラーとなっていますので、あまり考えずに購入することに。
海外製ですが、日本から3社が発売しております。おそらく同じものと考えられますので、最安値である2000円強のものを選択しました。
結果は?
”当たり”でした。
私のカセットテープは30年前の音源ですが、音質の劣化はほとんど見られずにデジタル化に成功しました。
デジタル化の手順
繰り返しになりますが、このカセットプレーヤーを選んだ基本的な理由はデジタル化(録音)行程が少ない点です。手順は以下の通りです。
- カセットテープを再生させる。(①)
- イヤホンから録音したいレベルに音量を調整する。
- 録音ボタンを押す。(② デジタル化録音中になると本体のLEDライトが点滅します。)
- もう一度録音ボタンを押して録音を終了する。
この作業を繰り返すだけで、たまったカセットテープをどんどんデジタル化できました。寝っ転がっての作業でもOKです。
あとはUSBメモリをそのまま机の引き出しにしまってよし、パソコンにデータを移動するも良し、CD化するも良し、Youtubeミュージック、Googleドライブ(15GBまで無料)やDropbox(最大22GBまで無料。ただし無料枠は2GBからスタート)などのオンラインストレージサービスにアップロード保存するも良しです。

ちなみにオンラインストレージサービスにアップロードすれば、スマホに保存することなくストリーミングでいつでもどこでも聞けちゃいます。そのためのおすすめのアプリは以下のもの。快適です。
メリット
ではこの「カセットテープUSB変換プレーヤー」のメリットをまとめます。
- 単純な手順でカセットテープをデジタル化、CD化できる。
- 操作が簡単。
- 普段はカセットプレーヤーとして利用可能。
デメリット
上記のUSBデジタル化専用カセットプレーヤーには大きな期待は禁物です。たかだか数千円ですから。デメリットは以下の通り。
- スピーカーがない。イヤホンのみ。
- 曲の頭出しができない。
- 懐かしのメタル/クロムテープの音質は保持できない。音質はノーマルのみに対応。
- オートリバース未対応。
重要な仕様
念頭に置きたい重要な仕様は以下のとおり。
- ビートレットは128Kbpsで、つまり1分のデータは約1MBとなります。つまり100分テープは100MBの計算です。一般的なCDの音質フォーマットです。
- USBですが、対応フォーマットはFAT・FAT32・exFATです。NTFSには非対応。
- 電池とUSB給電を同時に使用してはなりません。
- MP3録音時の音量は本体の音量と同レベルである為、音量を予め好みの音量に設定して下さい。
以上、30年前のカセットテープをデジタル化する作業に使ったツールの紹介でした。これでやっとカセットテープを捨てられそうです。でも嫁には無理かな?
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