丸分かり!「アラン チューリング」(Googleロゴ)の「チューニングマシン」とは!彼の生誕100周年記念

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今日(2012年6月23日)のGoogleロゴは英国出身の数学者であり、コンピューター創生の重要な担い手であった「アラン チューリング」さんの生誕100周年を記念して、彼の開発した計算模型「チューニングマシン」をモデルにしたものです。

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「アラン チューリング」の「チューニングマシン」

「アラン チューリング」さんは、100年前の今日、イギリスのロンドンで生まれ幼い時からその才能で周囲の人々を驚かせていたようです。微分積分も習っていない15歳の時に数学のの難問を解いていており、その翌年にはアインシュタインの論文を理解していたそうです。

大学は「ケンブリッジ大学キングス・カレッジ」へ進み、数々の論文を発表し名声をあげたようです。さらに1936年には今日のGoogleロゴのデザインにもなっている「チューリングマシン」という計算モデルを開発して計算アルゴリズムの概念を作り上げました。

さらに「アラン チューリング」さんは、第二次大戦中には暗号解読としてイギリス軍から用いられ、ドイツの暗号解読に携わったようです。

戦後は現代のコンピューターの礎を築く一人にもなりました。1948年にはマンチェスター大学で研究を続け、初期型コンピュータのプログラミングに従事し「計算機構と知能」という論文を発表します。そこでは、人工知能に触れて「チューリングテスト」として知られている実験を提案しているようです。

さて、上記で登場した「アラン チューリング」さんが発表した「チューニングマシン」とはなんでしょうか?それはコンピューター(計算機)の構造概念を分かりやすくするために、単純なモデルとして簡略したバーチャル機械です。そのマシンは「無限に長いテープ」「データ読みとりヘッド」「記憶メモリ」という主な3つの要素で構成されています。

今日のGoogleロゴでは「チューニングマシン」がどのように動作するかをアニメーションで表しています。テープ上のデータをずらしながらデータを読みとり、メモリを書き換えていく作業が可視化されているのです。

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Googleは「アラン チューリング」さんが現代のコンピューター社会の礎を築いた貴重な科学者であることを称賛すべく、彼の功績をGoogleロゴにすることによって世界に周知する狙いがあるようです。

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