パートの税金!年収103万円と130万円(106万円)の壁の違いとは?社会保険の扶養を決定する年収ラインが問題!

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最近私が働いている事務所でパートの主婦が上司と「年収を130万円以下にしたいので、就労時間を調整してください」という話をしていました。一方で別のパート女性は「年収は103万円以下にしてください!」と言っていました。

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しばしば、パートの年収は103万円が壁とか、130万円が壁だといっていますが、どちらがどう違うのでしょうか?少しまとめてみます。

  • パート収入の税金
  • 103万円と130万円の壁の違いとは?

2015/12/08追記:従業員501人以上の企業では、2016年10月から130万円の壁が106万円へ引き下げられます。

パート収入の税金

パートであろうが、社員であろうが、給与所得には変わりありませんね。問題はどれほど控除を受けられるかで違ってくるわけです。20110302213314

簡単に、年収が103万以下は本人に所得税がかからないライン、130万円はご主人の扶養(社会保険で認められる扶養のこと)から外れるラインのことですね。

103万の壁

103万円の壁について具体的に考えると、1)奥さんの年収が103万以上になると、本人に所得税がかかり始めるラインであるだけでなく、2)ご主人の所得控除である「配偶者控除」が段階的に減少し始めるラインとも言えます。20110302213409

それで冒頭で述べたように「税金がかからないように年収103万円以下にしてください」というパートの方が多いわけですね。

しかし103万円以上働いたからといって、それ以上がすべて損になるわけではありません。本人からは年収が103万円引いた額から5%(控除0円として)の所得税、ご主人の税金は所得税10%とすると配偶者控除満額38万円の10%で年に3.8万円以下の税金が増える程度です。(ケースごとに違います)

130万円の壁

問題なのは103万円より、パートの年収が130万円以上になるのが問題ですね。つまりご主人が社会保険に入っている会社のサラリーマンとすると、配偶者は社会保険でいうところの「扶養」に入ることができます。そのメリットは年金制度の「第3号」扱いで、自分で保険料を納めなくても、老齢基礎年金の満額 78万100円/年(平成27年度)がもらえいるのです。しかし、130万円以上の年収があるとメリットが大きいその「扶養」から外れるのです。20110302213458

では社会保険の「扶養」から外れたら何が問題なのしょうか?それは、自分で国民健康保険や国民年金に加入(第1号として)して、支払いをしなければならないわけです。130万円以下なら、ご主人の厚生年金や健康保険に加入することで、会社が一部負担してくれていましたが、年収が130万円以上になると、それがなくなるわけです。

ではどれほど、国民年金や国民健康保険を払わねばならないのでしょうか?国民年金は月額15,590円、年額 187,080円(27年度は)となります。加えて国民健康保険や介護保険を約年額10万円(地方自治体でかなり違います。)がプラスされます。合計にして年額30万近くは引かれるようになります。

パートの年収が150万円だとすると、約30万円が持っていかれますので、かなり大きいですね。国民健康保険の免除はご主人の収入があるので、難しいようです。ちなみにパート先で社会保険に加入させてくれるところもありますが稀です

以上のように、103万円と130万円の壁がありますが、サラリーマンのご主人がいらっしゃるところでは、103万よりは130万円の壁は大きいと思います。

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