朝日新聞Web版がすべて有料になって無料版が廃止?ネット無料の時代の終わりが到来か?

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朝日新聞「アサヒ・コム」の無料版がすべて終了になり、有料版の「朝日新聞デジタル」のみになる可能性があるようです。これが事実なら、またしても無料のネタ元が一つ消えます。一体なぜそんな結果に!ネット無料の時代の終わりが到来する前兆でしょうか?

2011年1月23日:とうとう「アサヒ・コム」は一部を除き、ほとんどの記事が有料の提供になる「朝日新聞デジタル」に移行しました。以下のように「+」のマーク付きの記事は有料会員のみ読める記事となっています。残念!

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無料の「アサヒ・コム」のはずが

これまでブログ記事の参考に無料の「アサヒ・コム」はかなり助けになりました。しかし、今年(2011年)に入り、アサヒ・コムの記事を閲覧していると、記事が途中で切れて、「続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます。」という記事が目立って多くなったのです。つまり有料版でしか読めない記事が目立って来たのです。

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さらに困ったことに、来年早々に無料版がすべて閉鎖して、最近始まった有料版の「朝日新聞デジタル」に移行する可能性が濃厚であると報道されました。これでまた情報収集の手段の一つがまた消えるわけです。一体なぜ?J-CASTニュース

無料の廃止の理由

どうやら、同じ道をたどった経緯のある日経新聞の例にならうようなのです。2010年に完全な無料版の「日経ネット」を閉鎖して、月額4000円の「日経電子版」になりました。今では無料会員120万人、有料会員17万人になっているそうです。無料版による広告収入に頼らないで、生き残りをかけた結果だそうです。

これまで朝日新聞が無料のアサヒ・コムを捨てきれなかった理由は、年間広告収入が数十数億発生していたことだとか。確かにこれは捨てるにはかなり勇気がいります。しかしその存在で有料会員が伸び悩んだことに関して同記事は以下のように述べています。

朝日新聞社は11年10月31日、有料版の購読申込者数が5万人を突破したと発表している。だが、最大2か月無料で購読できるキャンペーンを行ったこともあり、その後は有料会員数が伸び悩んでいるのは明らか。無料サイトが有料版の足を引っ張っている可能性もある。

コンテンツの質や量の差こそあれ「無料があるから、有料は必要ないという」考えを持つのは誰も同じことですからね。

本当に有料版にのみに移行するかどうかに関して、「営戦略についてはお答えしていません」と朝日新聞関係者はコメントしているそうですが、同記事では2012年の初めに実施される可能性が高いことを示しています。

日経に続いて朝日まで有料版のみ提供なら、同じ全国紙である「読売」や「毎日」はどうなるのか?実は「読売」も「毎日」も「朝日」に追随して2012年の春に有料版を提供開始するようです。そしていずれ、無料版を廃止するかも。そうなれば、無料のネット新聞が貴重な情報源であった私はどうすればいいのか?ネット無料の時代の終わりが到来する前兆でしょうか?

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