ソニーが「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を開発!Google Glass と比較して劣る点は2つ

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スマートメガネといえば 「Google Glass」 ですが、ソニーが独自のシステムによるセンサー類を盛り込んだスマートメガネともいえる 「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」を公開しました。Androidスマホと連携した透過式メガネ型端末です。気になるのは2つ!極度に厚い黒縁デザインと有線でつながれた煩雑なコントローラーです。

ネーミングはすっきりとした Smart glass(スマートグラス)というものではなく、Eye(目)という単語が織り込まれた「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」です。どっかの商標と被らないためでしょう。

第一印象として、デザインは「Google Glass」よりはるかに劣ると思われても仕方ない”ダサい”デザイン。極度に厚い黒縁が気になります。試作機なのでホッとしましたが・・・。

「SmartEyeglass」と「Google Glass」の大きな違いの一つは、「Google Glass」は直方体のレンズ(ハーフミラー)がディスプレイとなっている一方、「SmartEyeglass」は通常型のメガネレンズに一体化している点です。これが透過型と言われる理由でしょう。しかしメガネ型レンズとはいえ、厚さは3.0mmで結構な厚さです。

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極度に厚い黒縁デザインに加えて気になる点は、バッテリーやマイクが収められてワイヤードのコントローラーです。基本このコントローラーで操作するようです。「Google Glass」よりかなり煩雑のように感じますが、どうなんでしょうかね。コントローラーに装備されているマイクに向かって、命令を出し操作できるかもしれませんが、ハンズフリーとは言い難い操作性かも。

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「SmartEyeglass」でどんなことが可能になるかというと、「Google Glass」のように様々なセンサー類(CMOSイメージセンサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、照度センサー、マイク)で周囲の情報を読み込み、仮想的に視界に情報を写しだしたり、視界に映し出されたものをビデオやカメラで撮影したりできます。

ディスプレイはカラーではなく単色。ですからバッテリーの持ちはいいわけです。

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多くのウェアラブルデバイス同様にAndroidスマホとの連携が前提。たとえばクックパッドとの連携も予定されています。目の前のお肉の焼き具合に応じてcookpad内のレシピの次の工程をグリーンのテキストで知らせてくれそうです。

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当然ナビゲーションアプリと連携も可能。

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なお「SmartEyeglas」対応アプリのための開発キットも公開されています。

以上が「Google Glass」に対抗して近々市場に投入されそうなソニーのメガネ型ウェアラブルデバイス「SmartEyeglass(スマートアイグラス)」でした。売れるためにはデザイン性や煩雑になるコントローラーを何とかする必要があると思います。また、黒縁メガネにさらに輪をかけたようなダサいデザインは見た目重視のガジェットオタクには不評となる公算が大きいと思われます。ソニーさん!さらに進化を期待しております。

Sony Japan | ニュースリリース | 透過式メガネ型端末『SmartEyeglass』を開発 -ソフトウェア開発キット(SDK)を提供開始 –

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