数あるVPNサービスの中でも、NordVPNはトップクラスにおすすめです。その理由は「セキュリティ強度が非常に高い」「通信速度が速い」「VPNサービスの中では低価格」というバランスのよいサービスだからです。価格と性能のバランスがよく、ユーザーの間でも高い評価を受けているNordVPN。今回の記事では、NordVPNがどうして選ばれるのかについて解説します。(この記事は寄稿です。)
VPNの目的から見たVPNサービスの選び方とは

VPNの目的は、「インターネットへの安全な接続」「オフィス以外の場所から企業ネットワークにアクセスする」の2つです。それ以外に、「海外から国内コンテンツに国内IPアドレスで接続する」といった使い方をすることも。
VPNの目的をかなえるためには、「セキュリティ強度」「サポートの充実」「通信速度」「デバイスへの対応」などが必要。くわえて、利用料金もVPNサービスを選ぶ上で重要な要素です。
VPNサービスの選び方について解説します。
なお、VPNについて詳しく知りたい人は「VPNとは?仕組みとメリット、必要性を解説」をご覧ください。
セキュリティ強度
VPNでもっとも重要なポイントは安全性の高さです。強力な暗号化ができるVPNほど、セキュリティ強度が高くなります。
暗号化には、256ビットのAESを使っているVPNサービスがおすすめ。AESとは「Advanced Encryption Standard」の略語で、日本語では「高度暗号化標準」。アメリカ政府が政府内の標準として策定した暗号化規格です。
実用化されている中では、もっとも強度が高い暗号化技術。
暗号化技術の強弱はセキュリティ強度に直結します。強力な暗号化を採用しているVPNサービスを選びましょう。
AESについて詳しくは「AES | IT用語辞典」を参照してください。
サポートの充実
運用保守やサポートの充実度もVPNサービスを選ぶ基準です。万が一のトラブルが起きたとき、しっかりと対応してくれるサービスにしましょう。
サポート対応では、以下のポイントに注目してください。
- 問い合わせに対してスピーディーに回答
- 365日24時間対応
- 日本語対応
- ライブチャットなどでリアルタイムに対応
VPNのトラブルは、運用の仕方によっては仕事や業務に支障が出ることも。何よりもまずスピーディーさが求められます。
通信速度
VPNは中継地点を挟むため、通信速度はダイレクトにインターネットに接続した場合に比べて低下します。速度が低下する理由としては「サーバーまでの距離」「サーバー負荷」「暗号化能力」「MTUの調整不良」「バックグラウンドのアップデート」などが考えられます。
中でも、サーバーまでの距離とサーバー負荷がもっとも重要。サーバーの拠点が多いほどアクセスが集中せず、サーバーの混雑が緩和できます。サーバーの拠点が多いVPNサービスなら速度の低下も避けられるでしょう。
通信速度のチェックはスペックだけでなく、実際の口コミや評判も参考にしましょう。
デバイスへの対応
多くのデバイスに対応しているVPNサービスほど、柔軟な運用が可能です。Windowsだけではなく、Mac、Linux、Android、IOSなどに対応しているVPNサービスを選びましょう。
アプリも、パソコンとタブレットやスマートフォンで使えるものが望ましいです。アプリがないと初期設定が複雑になりがちで、パソコンに慣れている人でも苦戦することも。
VPNサービスを選ぶときは、使っているデバイスをリストアップするとよいでしょう。また、将来的に使うかもしれないデバイスについても検討してください。それらのデバイスに対応しているVPNサービスを選びましょう。
利用料金
利用料金はVPNサービスを選ぶ大きなポイントです。
単に価格だけで決めると、「通信速度が遅い」「期待していたセキュリティ強度がない」「サポートが悪い」といったトラブルが起きる可能性も。まず、VPNサービスを導入する目的について明確化しましょう。
目的が明確化できたら、その目的に沿った性能を持っているVPNサービスをリストアップしてください。その上で、利用料金を比較するのがおすすめです。
VPNサービスには、無料お試し期間や30日間返金保証があるものも。実際に運用して性能をチェックしてみましょう。
ExpressVPN等との比較表

価格(1年契約) | ノーログポリシー | デバイスの同時接続数 | 日本語対応 | 国数・サーバー数 | |
---|---|---|---|---|---|
NordVPN | 570円 | ◎ | 6 | ◎ | 60カ国/5500 |
ExpressVPN | 約1140円 | ○ | 5 | ◎ | 94カ国/3000 |
Surfshark | 519円 | ◎ | 無制限 | ◎ | 65カ国/3200 |
HMA | 813円 | ○ | 5 | ○ | 190カ国/1700 |
PureVPN | 約440円 | × | 10 | × | 140カ国/5700 |
代表的な5つのVPNサービスを比較表にまとめました。
ExpressVPNは高価格でスピードが速く、高品質なことが特徴。ExpressVPNに次いでスピードが速いのがNordVPNです。低価格で通信速度が速く、バランスが取れているVPNサービスと言えるでしょう。
高い料金を払ってもいいならExpressVPN、低価格で高品質な通信を求めるならNordVPNを検討しましょう。
評判 NordVPN ここが良かった、悪かった!

NordVPNの評判について紹介していきます。
NordVPNは高い評価を受けているVPNサービスです。口コミや評判についても、基本的には好意的なものが多い印象でした。口コミや評判のポイントをまとめ、どのようなことで評価されているか解説します。
セキュリティが向上
NordVPNは暗号化技術にAESを採用しています。
AESとは無線LANやVPNで用いられる暗号化技術で、アメリカ政府も採用。軍事レベルでの暗号化に耐えられる規格で、優秀なハッカーが数百年かかっても解けません。
NordVPNはAESを採用することにより、高いセキュリティ強度を誇ります。NordVPNなら、低価格でアメリカ軍並みのセキュリティを手に入れることが可能です。
邪魔なネット広告をブロック
NordVPNには脅威対策機能が搭載されており、デジタルセキュリティを一段階上のレベルに引き上げます。サイバー脅威がデバイスに影響を与えるために無力化。インターネット上のブラウジングをより安全でスムーズなものにします。
邪魔なネット広告のブロックのみならず、「マルウェアに感染したファイルの特定」「悪質なWebサイト・トラッカー・侵入型広告のブロック」を実現しました。
接続スピードが改善
一般的に、VPNに接続すると通信速度は低下します。なぜなら、VPNという中継地点を通るからです。
しかし、NordVPNなら通信速度の低下は最小限です。NordVPNでは、NordLynxという独自の最速プロトコルを採用しており、快適にインターネットを楽しめます。ある統計によれば、NordVPNで低下した通信速度は平均2%程度とのこと。
ほかのVPNサービスからNordVPNに切り替えることで、接続スピードが改善します。
世界各国のNetflix作品が見られる
Netflixは国によって見られる作品や、公開されている作品数が異なります。Netflixは、ユーザーのIPアドレスによって国を判断しています。VPNの海外サーバーを通して接続することで、Netflixは海外からの接続だと判定。
VPNを通すことで、日本では見ることができなかった作品がNetflixで見られるようになります。それぞれの国のローカルな作品も、NordVPNから接続することで閲覧可能です。
NordVPNを利用して、Netflixでさまざまな国の作品を楽しみましょう。
日本未上陸のサービスが利用できる
NordVPNで海外サーバーを利用すれば、日本未上陸のサービスを利用することができます。
たとえば、HBO MaxやParamout+は日本未上陸のストリーミングサービス。そのほかにも、SNSではWhatsAppやWeChat、Snapchatを利用することも可能。
日本では知られていないWebサービスはたくさんあります。その中には、日本からは利用できないサービスも。それらのサービスを利用するためには、海外のIPアドレスが必要です。
NordVPNなら、手軽に海外のIPアドレスを利用できます。
30日間返金保証がある
NordVPNには30日間の返金保証があります。
VPNサービスでは無料お試し期間がありますが、NordVPNの30日間返金保証も実質的には無料お試し期間と同等のサービス。
返金手続きは、NordVPNのWebサイトからライブチャットやメールで簡単に行えます。もちろん日本語にも対応しており、難しい手続きではありません。
30日間返金保証があるため、手軽にNordVPNを試してみることができます。
無料お試し期間がない
一方、無料お試し期間がないことに低評価を下す声も。
多くのVPNサービスでは2週間~1ヶ月の無料お試し期間が設けられています。NordVPNで設けられているのは30日間返金保証のみ。
実質的に無料お試し期間ですが、やはり返金に一手間かかるのがデメリットです。無料お試し期間の場合は解約手続きのみ。しかし、30日間返金保証では解約手続き+返金手続きが必要です。
長期契約が必要
NordVPNの1ヶ月の料金は、契約期間によって変わります。契約期間が長ければ長いほど、割引率も高くなることに。
たとえば、1ヶ月契約の場合は1380円の料金がかかります。ところが、1年契約だと1ヶ月あたり570円、2年契約だと1ヶ月あたり460円です。
NordVPNの低価格の恩恵を受けようと思うと、1年契約以上の長期契約が必要です。長期契約は、初回一括払いのため最初に支払う金額が高くなります。
サーバー数とロケーション数がすごい
NordVPNのサーバー数は5500以上、ロケーション数(国数)は60カ国です。サーバーが多いということは、それだけ選択肢が多いということ。たとえば、普段使っているサーバーが混雑している場合は、近くの違うサーバーにすることができます。
NordVPNはサーバー数とロケーション数が多いことが特徴の1つです。
同時接続できるデバイスが多い
ほかのVPNサービスでは、1アカウントにつき接続できるデバイスも1つだけというものも。しかし、NordVPNなら同時に6台まで接続できます。
自分で使っているパソコン、タブレット、スマートフォンを接続するのもよし。恋人や家族で1アカウントを共有する使い方もできます。たとえば、家族4人でNordVPNのサービスを共有すると、1つのデバイスにつき100円強で契約できることになります。
NordVPNの料金プランや申し込み方法、解約について

NordVPNの料金プランや申し込み方法、解約について簡単に解説します。
料金プラン
NordVPNの料金は、長期契約すればするほど安くなります。基本的なプランは「コンプリートプラン」「プラスプラン」「スタンダードプラン」があり、スタンダードプランがもっとも低価格です。
スタンダードプランは1ヶ月契約だと1380円、1年契約だと1ヶ月570円、2年契約だと1ヶ月460円になります。それぞれのプランの詳しい内容については、「VPN価格表:クレジットカードや他の決済方法で購入」を参照してください。
登録・申し込み方法
NordVPNへの登録・申し込みは「NordVPN公式サイト」から行います。
「プランを選ぶ」をクリックしてプランを選びましょう。


アカウントを作成するためにメールアドレスを入力し、支払い方法を選択します。

「続ける」をクリックし、NordVPNから届いたメールを確認します。

NordVPNから届いたメールのリンクをクリックしましょう。すると、パスワードの設定画面が現れますのでパスワードを設定します。
以上で登録は完了です。
解約方法
NordVPNの解約方法は以下の通りです。
- NordVPNにログイン
- プラン変更の隣にある「︙」をクリックし、「自動支払いをキャンセル」を選択
- ポップアップウィンドウで「キャンセルを確定」をクリック
これで解約の手続きは完了です。
支払い終えた金額は返還されず、その期間は利用し続ける必要があります。
なお、30日以内なら支払った金額を返還してもらうことが可能。ライブチャットやメールで問い合わせましょう。
まとめ

VPNを選ぶポイントは「セキュリティ強度」「サポートの充実」「通信速度」「デバイスへの対応」「利用料金」の5つ。特に重視したいのは「セキュリティ強度」と「通信速度」、そして「利用料金」です。
NordVPNはセキュリティ強度が非常に高く、通信速度もVPNサービスの中でトップクラス。利用料金は安い部類に入るため、非常にバランスの取れたサービスです。
NordVPNの評判は概ね好評。30日間返金保証があるので、手軽にNordVPNを試すことができます。返金保証の手続きも簡単。ライブチャットかメールで問い合わせるだけ。
NordVPNを利用して、低価格でバランスのよいVPNサービスを体験しましょう。
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