昨日NHKで放送されたマイクロソフトのIE脆弱性問題ですが、早速Microsoftは翌日の今日(5月1日)セキュリティー強化を施したアップデートを実施しました。今回の問題に関してマイクロソフトは「不安が誇張された」とコメント発表してます。今回の騒動はChromeとFirefoxの宣伝に繋がっただけでなく、セキュリティー関連商品を売りつける事業者たちの格好のネタにもなったようですね。
IEなんだかかんと言いながらトップシェアを爆走中のウェブブラウザですが、それだけに情報処理推進機構は神経をとがらせ記者会見までして注意を喚起していました。各新聞だけでなくNHKでも報道されたほどです。
良い思いをしたのはGoogleやMozillaでしょう。私が利用している光ブロードバンドサービス BBIQ からも今日の午前中にメールが来ました。
そして対策として
マイクロソフト社から更新プログラムが発表されるまでは、「Google Chrome」「Mozilla Firefox」などの他のインターネット閲覧ソフトをご利用いただくことを推奨致します。
とし、ChromeやFirefoxを代替ブラウザとして推奨しています。さすがにNHKの報道では「別の閲覧ソフト」を使うようにと述べて、具体的なブラウザ名には言及しませんでしたが、他の報道では具体的なブラウザ名を挙げたところも多かったようです。
ですからマイクロソフトが早急につまり翌日にセキュリティー強化を施した更新プログラムのアップデートを実施し、おまけに大サービスとしてXPのアップデートも実施しました。
でもですよ、更新を打ち切ったはずのXPまで対象に含めたわけですから、それだけを見れば誰もが「今回の欠陥は危険度が高かった」と思ってしまいますよね。
でもマイクロソフトは以下のように、報道は大げさだったと主張しています。
今回の欠陥に基づく攻撃は非常に少数というのが事実で、不安が誇張された
でもあれほどXPは更新しないと啖呵を切っておきながら今回はXPまで更新を実施したわけですから、やはり同セキュリティーホールの危険性は最高度に高かったとしか思えません。
ちなみに今回の更新プログラムでXPが生き返ったとは考えないでね、というコメントも発表しています。
■ まとめ
以上陳腐なIT評論家のような記事になりましたが、今後もIEの欠陥問題は我々ネット漂流者の恰好のネタにもなれば、ブラウザのシェアだけでなくOSのシェア変動にも直結する話題であり続けるでしょう。ちなみにソースネクストはこれを機に同社が扱うセキュリティーソフトを宣伝するダイレクトメールを送り付けてきました。「どいつもこいつも仕方ないな・・・!」
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