何かとEvernoteと比較される Microsoft OneNote ですが、この度無料になりましたので使ってみました。タブでノートを管理する方法やOfficeに共通する編集機能の点で、Evernoteより優れています。OneNoteとEvernote(Windows デスクトップ版)をユーザーインターフェスの点から比較してみました。
ノート構造
まずノート構造からです。構造はEvernoteとOneNoteは同じですが、以下のように呼び方が異なっています。
Evernote | OneNote |
---|---|
スタック | ① ノートブック |
ノートブック | ② セクション(タブで切り替え) |
ノート | ③ ページ |
UI(ユーザーインターフェイス)の違い
Windowsデスクトップ版 OneNote のUI(ユーザーインターフェイス)はEvernoteとは全く違います。セクションつまりEvernoteでいうノートブックはOneNoteではタブで切り替えられます。この点では、OneNoteのほうがEvernoteより実際のノートに近い感覚で操作できます。
(*Windows ストア アプリ版はEvernoteにかなり似ています。)
OneNoteのユーザーインターフェイス(UI)はMicrosoft が近年推し進めているリボンUIですから、Wordを使い慣れているユーザーなら直観的に利用できそうですね。
機能
以下はリボンから呼び出せる主な機能です。
「ホーム」からは主にテキスト編集が可能。
「挿入」からは表、スプレッドシート、画像、音声、日時スタンプを挿入できます。
「描画」は、タッチパネルに最適化されており、線の色、太さ、線種を自由に指定したり、Evernoteにはない図形挿入も可能です。Photoshopのように「投げなわ」ツールもあり、イラストの編集機能に優れています。
「履歴」は共同作業でかなり役立ちそうです。
「校正」もMicrosoft ならではでの高機能。
様々な「表示」方法もEvernoteより多種多様です。
他にもWordやExcellなどのOffice製品やIEと連携したクリップ機能などが充実しているようです。
ストレージ容量が問題
以上のように使いやすさという点ではEvernoteよりもOneNoteのほうが断然優れているのですが、いかんせんオンラインストレージ(OneDrive)は無料で7GBまでしかありません。この点で、月ごとのアップロード容量に制限があるとは言えトータル容量が無制限のEvernoteに劣ると言えそうです。
■ まとめ
以上が無料になったOneNoteとEvernoteの比較ですが、OneNoteは使い易いからとってEvernoteから乗り換えようという気持ちにさせるほどのものではありません。今のところは・・・
OneNoteのダウンロード・・・Microsoft OneNote | デバイスに対応したデジタル ノート作成アプリ
IE以外の各ブラウザのクリップ機能を利用する場合、拡張機能をブラウザに入れる必要があります。
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