KDDI au がドコモとソフトバンクに追随し新たな音声定額である「電話カケ放題プラン」および新「データ定額」サービスを2014年8月13日から始めます。ひと読んで「カケホとデジラ」です。ではその料金体系は?
「デジラ」というKDDIのネーミングへの突っ込みの前に、料金プランをまとめておきます。はっきり言って、細かな点は違いますが、大まかな料金体系はドコモやソフトバンクをほぼ同じです。(すべて税抜き)
「電話かけ放題プラン」
基本プランとしての「電話かけ放題プラン」は以下の通り。2年の縛り有りの「誰でも割」の適用の場合です。(将来的にこのプランのみの提供になるみたいです。実質の値上げです。)
- ガラケー・・・2,200円
- スマートフォン・・・2,700円
もうお分かりのように、国内へのケータイ、固定、PHSへの通話は無料です。しかしSMSは無料になりません。
「データ定額」
さて、次に上記の「電話かけ放題プラン」に加える「データ定額」です。(LTE NET)ネット接続料300円/月が必要です。
4G LTEスマートフォン の場合(合計は電話かけ放題とLTE NETの合計)
- データ定額2(2GB)・・・・3,500円(合計:6,500円)
- データ定額3 (3GB)・・・・4,200円(合計:7,200円)
- データ定額5 (5GB)・・・・5,000円(合計:8,000円)
- データ定額8(8GB)・・・・6,800円(合計:9,800円)
- データ定額10(10GB)・・・・8,000円(合計:11,000円)
- データ定額13(13GB)・・・・9,800円(合計:12,800円)
割引オプションとして、auスマートバリュー適用時には、ー1,410円(3年目以降はー934円)となります。
データを分け贈れる「データギフト」
さてau版の「パケあえる」は「データギフト」という名称で提供されます。家族同士などのグループでデータをギフトとして送り分け合えるというもので、ドコモやソフトバンクと少々違うところです。またドコモのようにグループの子回線一つにつき500円(シェアオプション)が追加されることはないようです。
ギフトデータは0.5GB単位で専用のサイト「データチャージサイト」からリアルタイムで贈れるようです。有効期限は月末まで。しかし以下の「データチャージ」はギフトとして贈れないとのこと。
「データチャージ」
また当月中にデータを使い切れば、速度制限が発動され129kbpsになるわけですが、データチャージをすることも可能です
- 0.5GB・・・・550円
- 1GB・・・・1,000円
いずれも有効期限は62日間です。
ドコモ「カケホーダイ&パケアエル」との比較
ではドコモとの比較です。まず家族なしの一人契約の場合です。「データ通信2(2GB)」と「データ通信(5GB)」は同料金ですが「10G」タイプはドコモが12,500円となりauのほうが1,500円安い計算です。
さて、我が家つまり嫁さんとの2人暮らしの場合はどうなるか?スマホ2台で「データ通信2(2GB)」で契約すると、それぞれ6,500円で合計13,000円です。「データ通信5(5GB)」を2台で計算すると、それぞれ8,000円で合計16,000円です。
ドコモの「カケホーダイ+パケあえる」では、以下のようにデータ量10GBからしか選択できず、合計15,000円となり、auの「カケホとデジラ」より割安です。
でも、データ容量をそこまで必要としないなら、「データ通信2(2GB)」で契約したほうがお得ですよね。
こうしてドコモとauの通話定額およびデータ定額の新プランを見ると、auは少人数、ドコモは大人数で利用するとお得となりそうです。
さて、今回の定額プランのネーミング「カケホとデジラ」ですが、「カケホ」は当然かけ放題の意味、でも「デジラ」とはどういう意味でしょうか?「データ自由ライフ」の略だそうです。「だせ~!」みたいな発言は慎みましょうね。
参考 auの新料金「カケホとデジラ」音声通話定額と一人ひとりに合った選べる6つのデータ定額サービス | 2014年 | KDDI株式会社
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