「走れメロス」が読みたくて!「青空文庫」のまとめ、iPadで見る著作権消滅の名著は1万作品以上!

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iPad(アイパッド)なのどのタブレット端末が世界中で利用されるにつれ、ここ日本でもにわかに無料で読める「青空文庫」が脚光を浴びています。私は太宰治の「走れメロス」が読みたくて、「青空文庫」内でサーチ、ダウンロードしてみました。またiPadでの快適な読書方法も準備されているようです。

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著作権の消滅と「青空文庫」

今朝の朝日新聞朝刊を見てみると、タブレット端末の普及で無料で気軽に読める「青空文庫」の利用者が急増していることがスクープされていました。image

この無料で電子書籍が読める「青空文庫」は基本的に著作権保護が切れた文庫本を集めて、PCやiPadなどのタブレットPCなどで読めるようになっています。

すべて無料になっていますが、それは著作権保護が切れた作品を集めたものになっているからです。日本では1886年の「ベルヌ条約」で基準とされた「作者の死後50年」を基本にしています。それで青空文庫では作者の死後50年経った作品を毎年追加登録しています。

しかし世界の著作権保護の期間は必ずしも作者の死後50年間というわけではないようです。米国やEU諸国では70年間、メキシコにおいては100年間となっています。日本でも著作権保護の期間を作者の死後70年にする動きがありますが、反対意見も根強いようですね。ちなみに米国が70年に延長したのは、ミッキーのキャラクターからの収益確保をするためということが背後にあるとして、かなり批判があったようです。

「青空文庫」の運営

aozoraでは、上記のような著作権切の作品を毎年元旦に追加しているそうです。すべては無償のボランティア活動でコンテンツ追加と管理が行われているので、私たちが無料で利用できるわけですね。現在ではその数800名だそうです。感謝の限りですね。現在では1万作品以上も無料でよめるようになっているのです。

そのコンテンツ追加のための涙ぐましい努力ですが、原本を見ながら手入力したり、スクラップしてスキャナーで読み込ませ、OCRで文字へ変換。その後タブレット用のソフト(iPad用のソフト「よみづくえ」)で読めるように変換したり、一般のブラウザーでも読めるように、またテキストファイルをダウンロードできるようにしたりとかなりの作業量のようです。ますます感謝ですね。

「青空文庫」の利用法

さて「青空文庫」の利用法ですが、あまりに簡単です。上記のURLから作者ごと、作品ごとの検索ができるようになっています。私の場合は、「走れメロス」(太宰治)を読みたかったので、以下のように「は」から入りました。

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以下のように「走れメロス」のページにたどり着きました。読む方法は右上にあるように、テキストファイルをダウンロードするか、ブラウザで「XHTML」版を開く方法があります。

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ブラウザで開きました。「メロスが激怒した」で始まる出だしが懐かしい限りです。

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iPadで青空文庫を読もう

iPadでは、有料ではありますが「よみづくえ」というアプリをインストールして読むと実際の本を読むようにペラペラめくったり、付箋を付けたりして青空文庫を読むことができます。

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作品の表示方法は文庫本タイプ、原稿用紙タイプ、大活字タイプどがあり、気分に合わせて、また作品に合わせて簡単に切り替えることが可能です。

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このiPad(アイパッド)用のアプリ「よみづくえ」は以下からどうぞ。

これから、iPadやタブレット端末がますます普及していきますので、1万冊以上の無料の名著を読める「青空文庫」は大いに役立ちそうです。ボランティアの皆さんに感謝したいですね。

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