NTTコムからスカイプの牙城を根底から揺るがすサービス「050 plus」が始まります。専用のアプリを用いて、月額315円で利用可能になり、「050 plus」同士は無料、携帯や固定電話への通話は格安一律料金です。スカイプと比較するとどちらがお得でしょうか?利用条件と利用方法とは?
2011年9月30日追記:NTTコムは9月30日からWindowsPCやアンドロイド端末でも050プラスを利用できるソフトやアプリをダウンロード開始しています。NTTコム
使い方次第では、スカイプ(Skype)より利用価値が高くなりそうな、ケータイIP電話サービスが始まります。スカイプは発信先に電話番号を通知できませんが、「050 plus」利用時の050から始まる電話番号は通知されます。これはビジネスでの利用にはかなり役立ちます。
利用方法は簡単で「050 plus」専用アプリをスマートフォンやPCにインストールするだけでう、同じユーザー同士の無料はもちろんのこと、以下のプロバイダへのIP電話は無料になります。「050 plus」
無料プロバイダ・サービス
■ NTT系列・・・
「050 plus」、OCNドットフォン、OCNドットフォン光、OCNドットフォン300、OCNドットフォン オフィス、050あんしんナンバー for OCN、050あんしんナンバー、.Phone IP Centrex、ひかりライン
その他の無料通話先プロバイダ・サービスは270事業者で対象契約数は300万以上だそうです。あまりに沢山の無料対象サービスがあるので、ここでは記しません。(詳しくはOCN|無料で電話 IP電話無料通話先プロバイダ一覧で確認できます。)
それ以外のプロバイダへの発信は有料となり、プロバイダごとに料金が設定されています。
国内の固定電話
さらに国内の一般固定電話への発信も一律料金1分16.8円で可能で、固定電話からは、3分11.34円で「050 plus」契約者へ発信が可能です。
スカイプの場合は固定電話の発信は1時間130円で計算すると、約3分6.5円ですから、「050 plus」は少し割高ですが、ビジネスの利用は発信者の電場番号が通知される「050 plus」のほうが利用価値が高いでしょう。
国内携帯電話
国内の「050 plus」に加入していない携帯電話(スマートフォン含む)への発信は1分16.8円、固定電話へは 3分 8.4円。ひと月に固定電話へ8分以上、携帯への場合なら12分30秒以上利用すると、月額基本料金の315円は元が取れる計算になります。
スカイプと比較すると、スカイプは携帯電話への発信は、1時間900円で計算すると1分15円ですから、「050 plus」とほぼ同じです。
ここまで、スカイプと比較すると、(スカイプは1時間利用できるプリペイド料金で換算)(日経トレンディネット)
固定電話への発信 | 携帯電話への発信 | |
050 plus | 3分 8.4円 (IP電話の場合はほぼ無料) |
1分 16.8円 |
スカイプ(Skype) | 3分 6.5円 9.7円 |
1分 15.0円 17.5円 |
国内PHS
さらにPHSとのIP電話は、「050 plus」契約者からは1分10.5円です。詳しくは以下の表をご覧ください。
メール付きの留守番電話サービス
たのサービスでは、圏外や話し中で着信に出られない場合は、留守番電話機能によって、音声メッセージが保存され契約者に音声ファイルがメールで送信されます。
嬉しいのは9月30日までの申込契約者に対して、月額基本料315円が最大3ケ月無料となるようです。
サービス開始時点ではiPhone用のアプリがダウンロード可能ですが、Androidスマートフォンに対応したアプリや、PC用のソフトが2011年8月からリリースされるようになります。(iPhone用アプリはiTunes App Storeよりすでにダウンロード可能。)
電話のかけ方も極めて簡単のようですね。
IP電話では先行するスカイプ(Skype)は基本利用料はなくスカイプ同士の通話は無料です。その分、月額315円の利用料がかかる、「050 plus」は不利かもしれませんが、IP電話に加入している固定電話への発信が無料なのはかなりお得感がありますし、なんといっても発信者番号が通知されなスカイプよりビジネスでの利用が有利になっています。
コメント
050 Plusのホームページを見ると、国内固定電話への通話料は3分8.4円となっていますね。
それでもSkypよりは高いですが、NTT東の固定同士で同一局内よりは安いです。
遠距離での固定電話への発信だと価格メリットありますね。