iPhoneの追跡型広告とは?拒否してオプトアウトする方法

【技】iPhoneの使い方

※ 記事には一部広告が含まれています。

なんだか同じ広告ばかりな気がする!なんだか気分悪い!」。それは、無料アプリをあさってはインストールしているiPhone初心者の多くが気づく「追跡型広告」のことです。iPhoneがユーザーの興味や関心を記憶して、アプリに伝えているのです。気持ち悪い方は、「追跡型広告」を拒否しちゃいましょう。その方法とは?

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iADによる「追跡型広告」とは

「追跡型広告」を拒否する前に、この手の広告はどんなシステムに基づいているかを知っている必要があります。以下はその簡単説明です。

無料アプリの収益源は広告です。収益が多ければ、開発者たちはアプリの改良に力を注ぎ、良質なアプリが多くなってゆきます。それはAppleにとって端末の売り上げに結びついてゆきます。そんなわけでApppleは広告から最大の収益が得られるように気を配っているじゃないでしょうか?

そのためにApple(アップルの広告ネットワークの「iAD」を介して)が開発者に提供しているのが「追跡型広告」です。(以下の画像は同じアプリですが、別のアプリでも反映されます。)

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ちなみにSNSの巨人Facebookのアプリにも利用されています。

つまりiPhoneやiPadなどの利用状況やタップした広告を端末の「Advertising Identifire」(Apple ID ではない。)と紐づけてデータ化し、ユーザーの興味関心を解析、アップルの広告ネットワークである「iAD」を通じてアプリ広告に反映、つまりオプトイン(受信者自信が許可、承認している状態)させているわけです。

ですから広告の多い無料アプリなどを利用すれば利用するほど、ユーザーの関心にピタッとマッチする広告が「iAD」から配信されるわけです。

これをありがたく感じるユーザーもいれば、有難迷惑(気持ち悪い)と感じるユーザーもいます。特に人には言えない広告をクリックする傾向にあるユーザーには大きなお世話でしょうね。

追跡型広告を拒否しよう

そんなオプトイン広告はちゃちゃっと拒否つまりオプトアウト(受信者側が選択的に拒否すること)、さらに蓄積されたデータ(追跡履歴)を反映されないようにしちゃいましょう!(といっても、アプリ上に広告が配信されるのを拒否するのではなく、Appleから自分の興味・関心を追跡されるのを拒否するということです。)

iPhoneホームから「設定」へ行き「プライバシー」をタップ。

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さらに「広告」から「追跡型広告」の制限を「ON」へ。

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これで、次回からiPhoneの操作履歴から関心と興味に関するデータをAppleが利用するのを拒否することができます。

しかし、これまで蓄積されたデータも気になりますね。そのデータが反映されないように、上記右画像の「Advertising Identifireをリセット」をタップして「IDをリセット」します。(おそらくデータが利用されないだけで、消去はされるとは述べられていません。)

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これで「追跡型広告」を排除できた!と思ったら「そう感じないこともありますよ。」みたいな但し書きが「広告とプライバシーについて」の記載にあります。ですから別のアルゴリズムによってiPhneユーザーにマッチした広告が配信される場合もあると考えておくと良さそうです。

以上、iPhoneやiPadがユーザーの関心や興味を追跡して配信される「追跡型広告」を拒否する方法でした。

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