これまでインターネットとテレビの連携を図った数多くのセットトップボックスが、ただのテレビをスマートテレビにするとして販売されてきましたが、ほとんどはヒットすることはありませんでした。ではauがケーブルテレビとタイアップして販売するすることを目指している「Smart TV Box(スマート テレビ ボックス)」は本格的なスマートテレビとして普及につながるのでしょうか?ところで「Smart TV Box」で一体何ができるでしょうか?
「Smart TV Box」は一人で楽しむものを皆で楽しむ
「Smart TV Box」に関するauの構想は、どうやらスマートフォンでできることをお茶の間の大画面で楽しむことをウリにしているようです。ITmedia Mobile
報道によると以下のような特徴があります。
- Android 4.0
- 豊富なチャンネルから見たい番組を簡単に視聴できるケーブルテレビ
- 大画面でniconicoやYouTubeを楽しめるインターネット
- スマホやタブレットが接続できるWi-Fiアクセスポイント
- auスマートパスやGoogle Playからダウンロードできる豊富なアプリ
これらの「Smart TV Box」の特徴を見てみると、どう見てもスマートフォンだけで済みそうです。それをお茶の間の大画面テレビに映し出し、家族皆で楽しめるというコンセプトらしいのです。
家族や友人でワイワイ楽しむ環境にあるユーザーにはもってこいのガジェットになりそうですが・・・。もともと上記のサービスは一人で楽しむためのサービスではないかなと思います。
しかしこれからBSやケーブルテレビと契約を考えているユーザーにはお得なセットトップボックスであることには間違いなさそうです。地デジはもちろん、BS、CATVのチューナーを搭載しており、2番組同時録画も可能になるそうです。
他にもauの有料サービス「ビデオパス」を大画面で楽しめたり、「うたパス」も聴けるそうです。すでに「Smart TV Box」用に開発されたAndoroidアプリも200個近く用意されているとか。楽しめるゲームアプリがあれば、ニンテンドー「Wii」のようにもなりそうです。
今秋に発売予定だったものですが、現在では未定になっているそうです。
繰り返しますが、私が思うに、「Smart TV Box」は本来スマートフォンなどの携帯端末で一人で楽しむことに特化したコンテンツ群をお茶の間の大画面テレビで楽しむためのセットトップボックスのようです。これが本格的なスマートテレビの普及につながるかどうかは未知数です。
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