NECの新型タブレット端末「Life Touch L(ライフタッチL)」は、アップルのタブレット端末「iPad(アイパッド)」の日本における牙城をどこまで崩せるでしょうか?私は初めから無理だと思わずに、間もなく発売される「ライフタッチL」とiPad第3世代を比べてみました。
「Life Touch L(ライフタッチL)」
「Life Touch」(NEC)シリーズから個人・ビジネス向けのタブレット「Life Touch L(ライフタッチL)」が間もなくお目見えします。確かに高機能ですが、アップルのiPadなど、いまどきのハイスペックなタブレット端末からすれば、とりわけ目玉機能と言えるほどのものはありません。
強いて言えば、個人向け「ライフタッチL」にはAndroidアプリのダウンロードサイト「タブレットアプリファン」との連携、SNS系のアプリや動画サービス(Hulu、TSUYATA TV)対応の動画視聴アプリ、さらには実用的な家族向けアプリが以下のようにプリインストールアプリされて、すぐに利用できる仕様になっていることかも。
■ オフィススイート
■ 電子辞書(辞書の本棚 デ辞蔵)
■ レシピ(クックパッド)
■ 絵本(こえほん、ゆびさしキッズ)
■ 家族向けゲーム(最強の囲碁、金沢将棋レベル100、あたまのよくなるゲームランド)
さて、「ライフタッチL」の肝心なスペック面ですが、新型iPad(第3世代)と比較すると分かりやすいかも。
? | 新型iPad(第3世代) | Life Touch L(ライフタッチL) |
サイズ | 185.7(幅)×241.2(高さ)×9.4(奥行)mm | 181×257×7.99mm |
重さ | Wi-Fiモデルは652g Wi-Fi+4Gモデルが662g | 540g |
ディスプレイ | 9.7インチ 2048×1536px | 10.1インチ 1,280×800ドット |
駆動系(CPU) | デュアルコア 「A5X」 | デュアルコアのOMAP 4460 HS(1.5GHz) |
カメラ部 | 500万画素 | 500万画素のAF対応で、120万画素のインカメラも |
ストレージ | 16GB 32GB 64GB | 内蔵ストレージ32Gバイト microSDHCなどによって増設可能。 |
バッテリー | 10時間 | 13時間(WEB閲覧時) 10時間(動画再生時) |
価格 | 42800円~ 73920円 | 32GBが約 5万円 16GBが約 4万円 |
言わずもがなですが、iPad第3世代のRetinaディスプレイのきめ細かさは定評があります。一方で「ライフタッチL」のカタログではその薄さと、高輝度・広視野角が強調されています。家族やお客さんなど数人で囲んでディスプレイを見ても、見やすいですよ!というわけですね。
日本語入力はディフォルトで、ATOK仕様で、QWERTYキー、手書き入力、フリック入力に最適化されています。
インターフェースは以下の通り
- USB・・・Micro USB TypeAB × 1(クライアント機能、充電兼用)、USB Type A × 1(ホスト機能)音声入出力端子
- 音声入出力端子・・・ヘッドフォンステレオ出力・マイク入力共用ミニジャック×1カード
- スロット・・・microSD/microSDHCメモリーカード対応
- HDMI・・・Micro HDMI (HDMI Type D)
上記のNEC「ライフタッチL」は法人向けのタブレット「ライフタッチ」シリーズに、個人や趣味で利用できるアプリなどを充実させて、個人向け仕様にしたもののようです。どこまで売り上げを伸ばし、iPadの日本市場に食い入るかは未知数ですね。
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