KUMOJU(コモジュ)ってご存じですか。オールインワン決済サービスとしてにわかに注目を集めているようです。私はよく知りませんでしたが、日本だけでなく、韓国・中国・ヨーロッパで決済サービスを展開しているようです。以下の記事は、そんなKUMOJU(コモジュ)についての紹介です。
KUMOJU(コモジュ)とは

KOMOJUとは、オンライン決済を提供する決済プラットフォームです。
ShopifyやWooCommerceといったプラットフォームにKOMOJUを導入することで、決済処理の煩雑さを無くすだけでなく、消費者にとっても幅広い支払方法が選べるようになります。
これはKOMOJUが金融機関や決済ネットワーク、銀行や各種ウォレットと緊密に連携しているからこそ実現できると言えるでしょう。
他にKOMOJUは日本と身近な中国や韓国、成長途上の東南アジアといった地域にも導入済みです。アジアやヨーロッパへの展開を視野に入れている場合、KOMOJUは複数の市場の取引をまとめて管理することも可能です。
KOMOJUの基本的な情報
KOMOJUの基本情報
事業内容 | 決済処理サービス |
導入地域 | 日本、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパ |
決済方法(日本) | コンビニ決済、Paidy、クレジットカード、キャリア決済(・docomo・Softbank・au)、Pay-Easy、スマホ決済(・PayPay・メルペイ・LINE Pay)、プリペイド決済、銀行振込 |
対応プラットフォーム | Shopify、WooCommerce、WIX、Magentoなど |
料金 | 導入費用・月額費用は無料、ただし決済に応じて手数料がかかる |
運営会社 | 株式会社DEGICA |
KOMOJUの主な決済方法は「コンビニ決済」
コンビニ決済は商品・サービスの支払いを、コンビニエンスストアで行う決済方法です。コンビニの店頭で支払うため、基本的には現金が必要になります。
日本は現金支払いが多い国でもあるので、購入率を高めるにはコンビニ決済の導入が欠かせません。
なお注意点として、コンビニ決済の上限金額は30万円となります。また継続課金には対応していないので、継続課金をしたいならクレジットカード決済の利用が望ましいでしょう。
コンビニ決済の主なメリット5つ
コンビニ決済の主なメリットは下記の5つです。
- 「幅広い年齢層の支払いに対応可能」
- 「未払い防止の役割も」
- 「入金確認が早い」
- 「ペーパーレス方式(払込用番号方式)」を採用している
- 「週次振込で毎週金曜日に入金も可能」
1つずつ簡潔に説明していきましょう。
メリット①「幅広い年齢層の支払いに対応可能」
コンビニ決済は日本全国のコンビニで払えるのに加え、クレジットカードや電子マネーのように事前登録する必要もありません。
デジタル化に対応するのが難しい人、クレジットカードを持っていない人でも支払えるため、幅広い年齢層の支払いに対応できるでしょう。
メリット②「未払い防止の役割も」
コンビニ払いは支払いを確認してから商品の発送やサービスの提供を行うので、未払い防止の役割も果たしてくれます。
またコンビニは24時間営業の店も多く、早期支払いの面でも期待できるでしょう。
メリット③「入金確認が早い」
コンビニは支払い完了後、数分も経たないうちに入金の確認ができます。入金確認がスピーディな分、商品発送やサービス提供も早く行えるのです。
メリット④「ペーパーレス方式(払込用番号方式)」を採用している
KOMOJUのコンビニ決済では「ペーパーレス方式(払込用番号方式)」を採用しているため、消費者に払込票の送付(払込票形式)をする必要はありません。
注文後にコンビニ決済で必要な番号の通知がくる仕組みとなっており、店員に番号を伝えたり店頭の端末で申込券を発行したりすることで、支払が完了する方法となっています。
メリット⑤「週次振込で毎週金曜日に入金も可能」
入金サイクルは下記の2通り存在します。
毎月入金(月次振込) | 毎月末に集計→翌月末に入金 |
毎週入金(週次振込) | 毎週金曜日に集計→翌週金曜日に入金 |
(週次振込)を選択すれば、毎週コンスタントに現金を受け取れます。資金繰りの悪化も防ぐことができるでしょう。
コンビニ決済の料金と導入費用
コンビニ決済の料金と導入費用は下記の通りです。なお費用が発生するのは、決済が発生したときのみです。
お客様の負担 | 190円 |
初期手数料 | 2.75% |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 0円 |
月額最低手数料 | 0円 |
KOMOJUは「Paidy決済」にも対応している
Paidyは日本で600万人以上のユーザー数を誇る、オンライン向けの翌月払い(後払い)決済システムです。メールアドレス・ケータイ電話番号だけで手軽に決済できます。
他にPaidyを介してコンビニ払いや銀行振込、分割払いなどの支払い方法を選べます。売上は100%入金保証で未払いリスクを防げるだけでなく、利用限度額の設定がないのも嬉しい限りです。
2021年9月には海外大手決済サービスの「PayPal」が「Paidy」の買収を発表し、今後の成長にも大きな期待が集まっています。
Paidy決済の料金と手数料
Paidyで決済した際の手数料は下記の通りです。
決済手数料(物販) | 3.5% |
決済手数料(デジタルコンテンツ) | 9% |
KOMOJUが導入できる主なプラットフォーム①「Shopify」
Shopifyは全世界で170万社以上に利用されているEコマースプラットフォームです。簡単にオンラインサイトを立ち上げることができ、個人事業主から大企業まで幅広い規模のビジネスに利用されています。
オンライン販売はもちろんのこと、実店舗がある場合でも通販サイトとして設計できるので、ビジネス目的に合った使い方が可能です。
Shopifyで利用可能な決済方法
ShopifyでKOMOJUを導入した場合、利用可能な決済方法は下記の通りです。
コンビニ決済銀行振込クレジットカード決済 Pay-Easyプリペイド決済 |
KOMOJUが導入できる主なプラットフォーム➁「WooCommerce」
WooCommerceはWebサイト構築システムとして、オープンソースで開発されたEコマースプラットフォームです。
世界で最も利用されているWordPressのプラグインであり、導入は無料かつカスタマイズも自由です。世界で最も人気のあるEコマースソリューションとも言われています。
個人事業主から大企業まで幅広い規模のビジネスに利用でき、販売戦略をWordPress上で行えるのも魅力的です。
WooCommerceで利用可能な決済方法
WooCommerceでKOMOJUを導入した場合、利用可能な決済方法は下記の通りです。
コンビニ決済 銀行振込クレジットカード決済 Pay-Easyスマホ決済(・PayPay・メルペイ・LINE Pay)キャリア決済(・docomo・Softbank・au)プリペイド決済 |
Shopify・WooCommerceにKOMOJUを導入するメリット3つ
Shopify・WooCommerceにKOMOJUを導入するメリットは主に下記の3つです。
- 「料金体系がシンプル」
- 「スマホ決済も使える」
- 「最高レベルのセキュリティ」
1つずつ見ていきましょう。
メリット①「料金体系がシンプル」
KOMOJUとShopify・WooCommerceを連携させて利用した場合、決済にかかる手数料以外は発生しません。シンプルな料金体系となっているのが強みです。
メリット②「スマホ決済も使える」
KOMOJUを利用すれば、Shopify・WooCommerceへ簡単にスマホ決済(・PayPay・メルペイ・LINE Pay)を導入できます。
若い世代に人気があり、かつ未払いリスクも極力抑えられるため、ぜひとも取り入れたい決済方法です。
メリット③「最高レベルのセキュリティ」
KOMOJUのセキュリティ機能は、決済プラットフォームの中でもトップクラスです。その証拠に、グローバルセキュリティ基準である「PCI-DSS」に完全準拠しています。
すべてのデータは強固なセキュリティを誇る、KOMOJUのサーバーで処理しているのも安心感につながります。
Shopify・WooCommerce にKOMOJUを導入するまでの流れ
Shopify・WooCommerce にKOMOJUを導入するまでの流れは簡単です。
1. | ShopifyもしくはWooCommerceアカウントの作成 |
2. | KOMOJUアカウントの取得(申し込み) |
3. | 承認完了後、KOMOJUをShopifyもしくはWooCommerceアカウントに接続 |
4. | 完了! |
導入自体は無料なので、気になる方は一旦導入だけしてみるのもアリでしょう。
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