青色申告の複式簿記の管理を自動でやってくれるクラウド型会計サービス「freee(フリー)」が登場しました。銀行口座のやクレジットカードの明細をネットで自動インポート、さらに勘定科目ごとに自動で仕訳してくれるすばらしい機能を搭載しています。経理も自分でしている個人事業主はもちろんのこと、は法人にも対応しているので、会計士さんたちの仕事が無くならないかを心配するほどです。まず「freee」の無料版を使ってみました。
クラウド型会計サービス「freee(フリー)」で複式簿記の手抜き
なんとこのクラウド経理サービス「free」を立ち上げに携わった方は元グーグルの社員だそうです。超優良企業を退社してまでも作ったサービスですから相当気合が入っています。サービス立ち上げから有料で提供するほどです。
「freee」の最大の強みは、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で出納帳に取り込んで、自動で仕訳までしてくれるというもの。サービス利用開始月に勘定科目設定(仕訳)設定してあげれば、翌月分からほぼ自動で仕訳してくれます。
当然ながら、自動で決算書や貸借対照表も作成してくれるので、確定申告時には苦しまなくても良さそうです。
以下は現時点で対応している金融機関。
- 銀行・・・みずほ、三井住友、三菱東京UFJ、りそな、楽天、ゆうちょ、ジャパンネット、住友SBIネット
- クレジットカード・・・JCB、三井住友VISAカード、UCカード、セゾンカード、MUFGカード、DCカード、楽天カード、アメリカン・エクスプレス、NICOSカード
極力経理を手抜きしたい私は早速、freee | 全自動のクラウド型会計ソフト「freee (フリー)」| 会計フリーへ行き、登録、クレジット口座を登録して仕訳してみました。
ユーザー登録
以下がユーザー登録画面です。
事業所登録します。
使い方
早速、私が利用しているクレジットカードを登録してみました。
セゾンのID情報を入力します。
登録完了後に、セゾンカードの利用明細を自動でインポートします。つまり同期です。
無事に取り込めました。
次に仕訳してみます。上部メニューの「口座管理」から「自動で経理」をクリック。
明細の概要から勘定科目が自動で設定されます。たとえば水道局からの引き落としの勘定科目は「水道光熱費」という具合です。出納帳に記載するためには「登録」を押すだけでOKですね。
サーバー代はさすがに会社名からは判別できなかったようです。私の場合、サーバー代は「通信費」に設定していますので、以下のように勘定科目や品目を設定してみました。
上記のように仕訳した後、出納帳を確認してみます。「収支の管理」から「支出の一覧」をクリック。きちんと仕訳されていますね。
アカウントのホーム(トップ画面)にもどると、収支が棒グラフで確認できます。
料金
料金は以下のとおり。(2013年6月までは無料)
- 個人事業主プラン・・・月額980円
- 法人プラン・・・・・・月額1980円
なお、「freee」には無料版もありますが、データの保持は3か月分だけだそうです。つまり無料版はお試し版と考える必要があります。
私はしばらく使ってみて、「みんなの青色申告」より良さそうだったら乗り換えようと考えています。
以上が青色申告に対応したクラウド会計サービス「freee」の使い勝手でした。税金対策としてこれから青色申告を計画している方にはうってつけだと思います。
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