WordPressをCDNのCloudFlare(クラウドフレア)で爆速に!その設定方法とは?

WordPress

※ 記事には一部広告が含まれています。

最近どこそこのWordPressブログで無料でも利用可能なCDNサービスであるCloudFlare(クラウドフレア)の紹介がされ大反響を読んでいます。そこで我がブログでも導入したのでその手順を画像入りで説明したいと思います。

スポンサーリンク

CDNをフランス料理に例えるなら

CDNとはコンテンツ・デリバリー・ネットワークの略称です。Webページの画像などのコンテンツの一部を別のサーバーから配信してもらい、サーバーの負荷を和らげ、Webページの表示速度を速めてくれます。

2013-04-10_15h08_20

料理で例えるなら、フランス料理のコース料理をフランスにある本店(本番サーバー)から日本の自宅に宅配(デリバリー)してもらいたい場合、時間がかかるので料理の一部を韓国にある姉妹店(CDN)から届けてもらい、フランスにある本店の負担を軽減するようなものです。

コンテンツ(料理)の一部として主なものは画像です。画像の配信は本番サーバー(フランス料理本店)の負荷が高くWebページの表示速度を低下させるわけです。その画像コンテンツだけはCDNである韓国の姉妹店からデリバリーしてもらうわけです。

CDNサービスでポピュラーなのは今回紹介する 「 CloudFlare (クラウドフレア)」です。このサービスはCDN機能だけでなくセキュリティー対策としても利用されています。しかも無料から利用できるので使わない手はありませんね。

CloudFlareの利用手順

利用開始は簡単ですよ。以下の手順を踏んでゆきます

  1. CloudFlareにユーザー登録してブログのドメインを登録
  2. ドメインのネームサーバをCloudFlareで発行されたものに変更する
  3. CloudFlare WordPress Plugin や W3 total cache などのプラグインの導入(任意)
    ⇒ WordPressの管理画面からキャッシュの削除や設定変更が可能になります。

 

1.CloudFlareにユーザー登録してブログのドメインを登録

何にはともあれCloudFlare へ行きユーザー登録しましょう。(日本語対応になっていますが、自動翻訳のようで意味不明な部分が多々あります。)

image

まずCloudFlareアカウントを作成します。

image

WordPressで運用しているブログのドメインを記入。ここではWWWのようなサブドメインを入れません。

image

紹介動画を見ながら、ブログを解析終了を待ちます。

image

スキャンが終了したら「継続」をクリック。

image

ドメインで利用しているレコードがすべて表示されているかを確認します。通常のレンタルサーバーを利用しているならこのまま次へ行って良いみたいです。

image

次に「プラン」を選択します。無料で利用できるサービス(高速パフォーマンス、サーバーの負荷と帯域幅の削減、ハッカーやスパマーからの保護)を確認してください。SSLに対応できる有料版ならさらに充実していますが、今のところ無料版でいいみたいです。

image

次にパフォーマンスですが、このブログはレスポンシブではなくWPtouchを利用していますので、キャッシュ問題が絡みます。それで静的なコンテンツのみデリバリー(CDN)してもらいます。これが最も安全みたい。これでしばらく様子をみます。(3番目で設定するWordPressのプラグインでWPのダッシュボードから細かい設定変更が可能になります。)

image

セキュリティーはよく分かりませんが、ディフォルト(中)にしておきます。

image

最後に設定を完了させます。「継続」をクリック。

image

新たなネームサーバが発行されました。

image

2.ドメインのネームサーバをCloudFlareで発行されたものに変更する

これをムームドメインやバリュードメインなどドメインを管理しているサービスのダッシュボードでネームサーバを書き換えます。以下はバリュードメインの管理画面です。

image

CloudFlare から発行された、ネームサーバーを以下のように書き換えて「変更」をクリックして確定させます。

image

CloudFlare に戻って、「私・・・更新しました」をクリックして、設定を終了させます。ちなみに以下はセットアップ終了画面ですが、WordPressのプラグインをインストールすることも可能であることが記されています。プラグインに関しては次の3番で解説します。

image

3.CloudFlare WordPress Plugin や W3 total cache などのプラグインの導入(任意)

WordPressの管理画面からCloudFlare の詳細な設定を変更したり、キャッシュをクリアしてくれるのが専用プラグイン WordPress ? CloudFlare ≪ WordPress Plugins です。

しかしこのブログでも利用している「W3 Total Cache」を利用しているなら改めて上のプラグインをインストールする必要はありません。「W3 Total Cache」の中で設定ができます。以下はその設定例です。

WordPressのダッシュボードへ行き、サイドバーから「Performance」の「General Settings」へ。「Network Performance & Security powered by CloutFlare」へ。

Enable」・・・チェックを入れて有効化します。
CloudFlare account email」・・・・CloudFlare で登録したメールアドレスを記入。「APIkyey」・・・・右の「find it here」からCloudFlareにログインして取得できます。
Domain」・・・ブログのドメインです。
Rocket Loader」・・・複数設置しているJavascriptの最適化らしいのです。
Minification」・・・HTML、CSS、Javascriptの圧縮です。余白や但し書きを削除。

image

スマートフォン最適化プラグインであるWPtouchとの整合性が問題になりそうですから、最終的にはここで調整することになりそうです。(「WPtouch Pro」の使い方(1)無料版から有料版に変えた理由とは?購入と導入手順について

キャッシュもここから削除できそうです。CloudFlare にわざわざログインする必要はありません。

image

以上でWordPressで運用しているこのブログでCDNである「Cloudflare」を導入した手順でした。

さて上記のプラグインで設定変更をした後の「Cloudflare」の管理画面での設定状況です。

設定の概要

2013-04-10_13h24_12

2013-04-10_13h25_15

セキュリティの設定

2013-04-10_13h26_14

2013-04-10_13h26_40

パフォーマンスの設定

image

パフォーマンス向上

上記のように「Cloudflare」導入後に、パフォーマンスはどうなっているでしょうか?gtmetrixで調べてみると、まず導入前は以下のとおり。

image

image

導入後は、以下のとおり。結構パフォーマンスは向上しております。

2013-04-10_14h47_042013-04-10_14h43_58

画像やJava Scriptが多いブログとしてはこのレベルで爆速としておきます。

以上がCDNである「Cloudflare」をWordPressに導入する手順でした。

コメント