マグネシウムが担う次世代電池!マグネシウム社会が実現すればスマートフォンもひと月動かせる

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マグネシウムって前途有望な次世代エネルギーになるとは知りませんでした。マグネシウムを原料にした次世代電池ならスマートフォンを一カ月間 充電なしで動かせるようになるらしいのです。しかしそれだけではありません。

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マグネシウム社会

最近は原発事故が与えたエネルギー問題で、化石燃料、原子力に変わる代替エネルギーの実用化に多くの注目が集まっています。今日の「マグネシウム社会」の話題はそのひとつです。

少し前に豆腐を作るにがりが体によいとのことで話題になっていましたが、そのにがりの主要成分成分であるマグネシウムが低炭素社会によいとのこと。もし今の炭素を中心にした社会がマグネシウムを中心にした「マグネシウム社会」にとって変われば、環境への影響はほとんどゼロのエネルギー完全リサイクルが実現するそうです。朝日新聞2012年8月20付より

マグネシウムが代替エネルギーになる原理

この原理の根幹となる化学反応は、純粋なマグネシウム(Mg)が極めて酸化マグネシウム(MgO)に変化しやすく、つまり酸化しやすく、その時に発生するエネルギーは炭素が酸化つまり二酸化炭素になる時に発生するエネルギーの80%にもなるそうです。

その仕組みを取り入れた次世代電池は、同じ重さのリチウムイオン電池の7.5倍の電力を取り出せるそうです。そのようなわけでマグネシウム30gでスマートフォンを一カ月近く働かせることができるわけですね。電気自動車ならマグネシウム20kgの電池で約300kmの走行が可能になるそうです。恐るべしマグネシウムの秘めた力です。

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問題は採算効率ですね。つまり原料の豊富さと、純粋なマグネシウムを取り出す精錬手段が問題となるわけです。実はこれらの問題も解決の見通しがあるようです。

原料

同記事によれば原料としては以下の3つがあります。

  1. ドロマイト(炭酸マグネシウム)・・・日本にも豊富にあり。
  2. にがり(塩化マグネシウム MgCl2)・・・海水に1800兆トンあり。(石油の約10万年分)
  3. 回収した酸化マグネシウム MgO・・・使用済みマグネシウム燃料をリサイクルすることによる

特に2.の海水を見ればわかるとおり、マグネシウムはほぼ無尽蔵にあるわけです。しかも利用済みマグネシウムは無害かつリサイクル可能です。すごい!

精錬方法

これが最大の問題かも。つまり上記の原料から純粋なマグネシウムを取り出す作業です。同記事で指摘されている有望な方法は、東工大の矢部教授が提唱している太陽光レーザーによる精錬方法です。これも近いうちに可能であるという見通しが立っています。それが実現すれば、最終的にコストは現在の10分の1になるそうです。

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世界が震撼した日本の原発事故。避難中の地域住民の方の安心のためにも、根本的なエネルギー対策の見通しがつけばいいですね。その点で上記の「マグネシウム社会」構想は有望かもしれません。

それにしてもマグネシウム次世代電池によってスマートフォンなどのケータイト端末の利用が充電なしに一カ月間も利用できるなんてすごいですね。

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