米博物館「ニュージアム」に震災時の「石巻日日新聞」の手書き新聞が収蔵

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ニュースとミュージアム(NEWSEUM博物館)を掛け合わせた「ニュージアム」という新聞博物館が米国にあるそうです。その博物館に東日本大震災時に地方紙「石巻日日新聞」がお蔵入りしました。

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被災した「石巻日日新聞」の印刷工場が使えなくなったので、記者たちの手書きの「壁新聞」を発行し続けるという不屈のジャーナリズム精神がが誉めたたえられています。

ニュージアム

「ニュージアム 」(NEWSEUM)博物館は、米国首都ワシントンD.C.にある、新聞やジャーナリズムに関する博物館で、比較的最近の1997年に開館しました。主に報道の自由を擁護するのが目的のようです。

そんな「ニュージアム」に震災直後の2011年3月12日からの一週間近くの「石巻日日新聞」が収蔵しました。ご存じのように輪転機も使えなくなっても、専属の記者たちは情報を収集して発信し続けるために手書きの壁新聞を書き続けました。

石巻日日新聞は夕刊紙です。少人数の体制で取材から発行まで手掛けているそうですが、2012年で100年を迎える寸前での被災。行方も分からない記者たちもいる中で、戦時中の手書きで発行し続けた先人たちに倣い、翌日4月12日も手書きではありますが、新聞を書きあげました。

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「ニュージアム」博物館にも収蔵された、当日の壁新聞の見出しは「日本最大級の地震、大津波ー正確な情報で行動を!」だったそうで、今思えば情報もほとんど入ってこなかった混乱状態で適切な内容を書き上げていたものだと改めて感心します。

博物館の担当者によると震災のなかで発行し続けた「石巻日日新聞」の記者たちを評して「電気も水道もガスもない極限的な状況で情報伝達を続けた彼らは、ジャーナリズムのかがみだ」と語ったそうです。(朝日新聞2011年4月26日付による)

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「ニュージアム」のWebサイト版Newseum のトップページには3月12日付の「石巻日日新聞」が掲載されています。ビデオ映像で当時の新聞とその内容、さらには記者たちのジャーナリズム精神が解説されています。興味のある方は上記からどうぞ。

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