世界中の中学生たちが月面探査できる米国NASAの「GRAIL」(グレイル)計画が本格的に開始されるようです。では、「GRAIL」計画とは?また「GRAIL MoonKAM」教育プログラマとは?
小学校6年生の時、なけなしのお小遣いをためてカートンの屈折式望遠鏡を購入した時のことを思い出しますね。初めて月面のクレーターを観察した時は本当に感動したものです。
しかし学校にいながら、アポロ宇宙船が月の周りを周回しながら月面の様子を撮影しているかのように、月面のクレーターや様々な地形を観察しながら自由に探査できたらどうでしょうか?
実はこの夢のようなプロジェクトがNASA(米航空宇宙局)によって進んでいる月面探査計画「GRAIL」(グレイル)によって実現しようとしています。
月面探査船「GRAIL」の主な任務は探査機2つを用いて、月の表面重力を正確に計測し、月の内部構造や成り立ちを調査することです。CNN.co.jp
しかし、この探査計画は月面の様子を様々な角度から大量に撮影し、表面写真のデータベースを作成すこともその任務の一部だそうです。
その写真データに世界中の教育機関が自由にアクセスできるようにシステムを構築し、中学生でも月面探査ができるようにするのが「GRAIL MoonKAM」という世界的な宇宙科学教育プログラムです。。GRAIL MoonKAM
これはすごいですね。「MoonKAM」という教育ウェブサービスによって日本の中学生も学校のPCで月面探査を自由にできるようになるわけです。天体望遠鏡を用いた地表での観察では、決してできない月の裏の探査さえきるのです。この教育プログラムのスタートは、2012年からです。
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