「分離できるファスナー」の生みの親とされるギデオン・サンドバックさんの生誕132周年を記念して、ジッパーのデザインがGoogleロゴに採用されていました。
「ギデオン・サンドバック」とは
今でこそ、洋服などに用いられている便利なファスナーは100年以上も前から使われているようですが、現代のように非常に使いやすい形になったのは、今日のGoogleロゴで紹介されているスウェーデン出身の米国技術者であるギデオン・サンドバックという人物の貢献があったようです。
ギデオン・サンドバックさんは1905年に移民として米国にわたり、ニュージャージー州ホーボーケンのユニバーサルファスナー社に就職。そこで、既製のファスナーの改良に取り掛かりました。
たとえば、彼はファスナーの1インチあたり約4個の務歯(エレメント)数を、1インチあたり10ないし11に増やすなどの改良を施しスムーズなファスナーにしました。また、務歯(エレメント)同士が互いに噛み合うなどの現代のジッパーの原型となる製品を開発、非常に使いやすいファスナーへと進化させてゆきました。
最終的にギデオン・サンドバックさんは、今の「分離できるファスナー」を開発して1917年に特許を取得します。こうして現代の私たちが、洋服や様々な製品で使っている「分離できるファスナー」が世界に登場することになったわけですね。
今、私の目の前にも沢山のファスナーが見当たります。私が身につけいるパーカーやジーンズに1つ、またデスクの上の財布に1つ、ペン入れに一つなど挙げればきりがないほどファスナーが沢山付いています。このように本当に便利なものを開発してくれたギデオン・サンドバックには本当に感謝しなければならないようです。
それにしても今日のGoogleロゴのアニメーションは良くできていますね。ロゴをクリックするとジッパーが上から下にさがり「ギデオン・サンドバック」の検索結果が表示されるようになっています。
そのように普段私たちが普通に使っている便利品は当たり前のものではないことを「デオン・サンドバック 生誕132周年」と題してGooogleロゴにしたグーグルさんにもお礼を!
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