ワイモバイルとUQモバイルはしばしば比較されるキャリアのサブブランドですが、どちらも似たような料金プランとサービスなので、どちらを選んだらよいか分からないという方も多いようです。この記事ではそんなあなたの迷いを吹き飛ばす完全な比較を行います。私自信が自腹切ってUQモバイルとワイモバイルを利用していますので任してください。2021年に改定された料金プランを徹底的に比較します。
⬛ 新着情報 >>>
● 2021年9月15日新着:2021年9月2日から料金に変更なく5G回線にも対応。また、「auひかり」や提携ネット回線事業者(※1)との契約にも加入していれば月額最大 780円引きとなる「自宅セット割 インターネットコース」が開始されました。なお同額割引の「自宅セット割 でんきコース」もありますが併用はできません。
※1 au ひかり(@nifty、@T COM(アットティーコム)、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net)、auひかり ちゅら・コミュファ光・eo光・ピカラ光・メガエッグ・BBIQ、J:COM・提携先ケーブルテレビ、ビッグローブ光・So-net光・@nifty光・@T COM(アットティーコム)ヒカリ・ひかりゆいまーる・ひかりJ
●2021年8月2日新着:UQモバイルは2021年9月2日から5G回線対応の「くりこしプラン +5G S/M/L」のサービス提供を開始します。料金プランは「くりこしプラン(4G)S/M/L」と変わりません。しかしプランを5G対応にするためには、SIMカード変更が必要です。加えて、同5Gプラン向けの「増量オプションII」も発表しました。(ニュースリリース 2021年8月2日 | KDDI)
●2021年7月1日新着:現在UQモバイルでは最大 1万円分キャッシュバックされるキャンペーン実施中です。
- 新規 SIMのみ
・くりこしプランS/M/L:3,000円キャッシュバック - MNP(au/povo以外から乗り換え) SIMのみ
・くりこしプランS:6,000円 キャッシュバック
・くりこしプランM/L:10,000 キャッシュバック
詳細は以下のUQモバイル公式サイトからご確認ください。お見逃しなく。
┗ 公式サイト ➔ 10,000円キャッシュバッグ | UQモバイル
●ワイモバイル料金プラン「シンプルS/M/L」

※ ワイモバイル「データ増量オプションの増量」は2021年8月からです。なおオプション料金 月額 550円は新規で1年間無料。
●UQモバイル「くりこしプランS/M/L + 5G」

【完全比較】早見表
以上のワイモバイルとUQモバイルのそれぞれのプランを比較してみます。以下の通りです。
ワイモバイル | ワイモバイル | ワイモバイル | UQモバイル | UQモバイル | UQモバイル | |
---|---|---|---|---|---|---|
プラン名 | シンプルS | シンプルM | シンプルL | くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL |
基本月額料金 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB | 3GB | 15GB | 25GB |
┗残データ繰り越し ※2 | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
┗超過後速度 | 300Kbps | 1Mbps | 1Mbps | 300Kbps | 1Mbps | 1Mbps |
┗通信方式 | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G | 4G/5G |
┗節約モード | ー | ー | ー | ○ | ○ | ○ |
┗データチャージ | 500MB/550円 | 500MB/550円 | 500MB/550円 | 500MB/550円 | 500MB/550円 | 500MB/550円 |
┗テザリング 無料 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
┗デート増量オプション | 3GB➔5GB 550円/月 1年無料 | 15GB➔20GB 550円/月 1年無料 | 25GB➔30GB 550円/月 1年無料 | 3GB➔5GB 550円/月 1年無料 ※1 | 15GB➔20GB 550円/月 1年無料 ※1 | 25GB➔30GB 550円/月 1年無料 ※1 |
┗シェアSIM | 1100円/枚 | 550円/枚 | 550円/枚 | ー | ー | ー |
通話料 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 | 20円/30秒 |
┗10分かけ放題 | 770円 | 770円 | 770円 | 770円 | 770円 | 770円 |
┗24時間分かけ放題 | 1870円 (60歳以上770円) | 1870円 (60歳以上770円) | 1870円 (60歳以上770円) | 1870円 (60歳以上770円) | 1870円 (60歳以上770円) | 1870円 (60歳以上770円) |
┗60分/月 | ー | ー | ー | 550円 | 550円 | 550円 |
光セット割り (家族全員) | -1188円 | –1188円 | –1188円 | -638円 | -638円 | -858円 |
家族割り | –1188円 2人目から ※3 | –1188円 2人目から ※3 | –1188円 2人目から ※3 | ー | ー | ー |
電気割り (家族全員) | -110円 ※ 4 | -110円 ※ 4 | -110円 ※ 4 | -638円 | -638円 | -858円 |
┗割引後の最低月額料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
契約手数料 | オンライン無料 | オンライン無料 | オンライン無料 | 3300円 ※ 5 | 3300円 ※ 5 | 3300円 ※ 5 |
解約手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
申込方法 | 店頭/オンライン | 店頭/オンライン | 店頭/オンライン | 店頭/オンライン | 店頭/オンライン | 店頭/オンライン |
キャッシュバック案件 | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
端末価格 例:iPhoneSE2 64GB | 乗換/新規 36,000円 | 乗換/新規 36,000円 | 乗換/新規 36,000円 | 乗換/新規 39,600円 | 乗換/新規 35,640円 | 乗換/新規 35,640円 |
※1 UQモバイル「増量オプションII」最初の1年のみ無料。増量は2021年9月2日から。
※2 データ繰り越しは2021年8月から。
※3 「光セット割り」と「家族割」の同時適用はできません。
※4 ワイモバイル「おうち割 でんきセット(A)」は25ヶ月目以降は毎月55円引き。
※5 auからの番号移行は事務手数料は無料。
いかがでしたか。
上の比較表だけでも、あなたの利用環境でUQモバイルとワイモバイルのどちらを選べば良いかなんとなく理解でたような気がしませんか?
これまでUQモバイルがワイモバイルより有利だったのは「データ繰り越し」があったからです。
しかしそれも2021年7月までの話。2021年8月からワイモバイルは「データ繰り越し」サービスを導入し、その点でのメリットはUQモバイルにはなくなったからです。
とはいえ、それでも以下の2点でUQモバイルとワイモバイルはそれぞれ差別化されています。
ワイモバイル | UQモバイル | |
---|---|---|
電気セット割 | 🔺 特典少額 家族も特典適用可 | ⭕ あり 家族も特典適用可 |
家族割 | ⭕ あり | ❌ なし |
データの「節約モード」 | ❌ なし | ⭕ あり |
公式サイト ⇒ UQ モバイル
確かにワイモバイルの家族割と光セット割は併用できません。しかし家族が二人以上が加入し、SoftBank 光に加入していれば、家族一人目から毎月1,118円引きとなります。これって大きいと思います。
では以下で詳細な比較を確認していきましょう。
家族割はワイモバイルが圧倒的
ワイモバイルとUQ モバイルの比較表から明らかなように、割引は圧倒的にワイモバイルの方が有利です。
UQ モバイルにはなくワイモバイルにある以下の割引はかなりお得です。
- ワイモバイル「家族割」:2回線以上の契約で、2回線目から毎月1,188円割引。
注意点として上記の「家族割」と光回線(おうち割)は併用できません。
しかし割引はずっと継続されますので、家族でワイモバイルに加入している場合や、SoftBank 光などの光回線を契約しているワイモバイルユーザーは、UQ モバイルよりも圧倒的にお得ですね。月額990円から利用できます。
■ 家族割はUQモバイルにはない。その点ワイモバイルが有利。
■ 公式サイトから確認 ⇒ ワイモバイル
電気割 UQモバイルが有利
現在の電力自由化で、様々な事業所が電気を販売することができるようになりました。UQモバイルの運営会社であるKDDIもそうです。サービス名は「UQでんき・auでんき」です。
ですから自宅の電気の購入先を、現在の電力事業所から「UQでんき・auでんき」に乗り換えるなら、UQモバイルの加入料金プランに応じて「でんきセット割」を以下の通り受けられます。
くりこしプランS | くりこしプランM | くりこしプランL | |
---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
基本月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
「でんきセット割」 による割引額 | -638円 | -638円 | -858円 |
割引後の月額料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
電気の供給先を乗り換えるだけで、くりこしプランS(3GB)を月額1000円以下で利用できるなんて、めっちゃ安いと思います。しかも家族がUQモバイルに入っていれば、一人目から全員受けられます。
一方ワイモバイルには、この電気セット割があるにはあるのですが、毎月の割引は110円です。しかもこの割引額は最初の1年だけで、2年目からは割引額は50円になってしまいます。
それで光セット割り不要のユーザーつまり固定回線の支払いが不要な方で、電気の購入先を「UQでんき・auでんき」に乗り換えてもOKな方は、ワイモバイルよりもUQモバイルの方がお得です。しかも家族もUQモバイルに加入するなら、家族全員つまり一人目からこの電気セット割を受けられます。
【スピード】少しだけワイモバイルが速い
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からMVNOに乗り換えて、最初に抱く感想は「遅い!」と思うのは筆者だけじゃないはずです。
しかし、格安スマホでもMVNOと別格扱いであるUQモバイルやワイモバイルはスピードも別格であり、総務省で問題視されているほどです。
あえて2社を比較してみると、UQモバイルは混雑時にスピードが安定(常時10Mbpsをキープ)しています。しかしながらワイモバイルもUQモバイルもスピードはほぼ同じと考えて良いでしょう。
実際に、私が利用しているSIMフリー化したiPhoneSEで朝/昼/晩それぞれほぼ同じ時刻に数回計測した結果は以下の通りです。
■ 【朝】 7時30分 過ぎ UQモバイルの勝ち

■ 【昼】 12時30分過ぎ ワイモバイルの勝ち

■ 【夕方】18時 30分 前 ワイモバイルの勝ち。

表でまとめると以下の通り。
時間帯 | ワイモバイル | UQモバイル |
---|---|---|
午前 | 16.5 Mbps | 29.6 Mbps |
16.6 Mbps | 12.1 Mbps | |
午後 | 28.5 Mbps | 17.6 Mbps |
25.0 Mbps | 16.2 Mbps | |
– | 19.9 Mbps | |
夕方 | 17.8 Mbps | 10.0 Mbps |
21.7 Mbps | 10.5 Mbps | |
14.4 Mbps | 12.0 Mbps | |
平均 | 20.6 Mbps | 15.4 Mbps |
平均するとUQモバイルより、若干ワイモバイルが速いですね。
このブログをご覧になっている方は、すでに他のサイトやブログで両者のスピードは確認済みのことと思います。つまり復習レベルの話ですが、UQモバイルもワイモバイルも格安SIMの5倍から10倍のスピードです。これがサブキャリアと呼ばれる理由の一つになってます。
それでいてUQモバイルに関しては料金は格安SIM/スマホと同レベルの料金。ワイモバイルは少し高め。料金の比較は後述します。
スピードはワイモバイルが若干速いぞ。
公式サイトで確認 ⇒ ワイモバイル・オンラインストア
※ なお、WEB限定ですがヤフーモバイルでは人気のSIMフリースマートフォンが特別価格でセールです。投げ売り状態です。もちろん最速ワイモバイルのSIMカードを通常のプランで同時申し込みが可能です。
なお、ワイモバイル契約時にキャッシュバッグを受けたいなら以下のページで詳細をご確認ください。
【節約モード】UQモバイルのみ
知ってました?
LINEしたり天気を調べるだけでも、スマホって高速データ通信の容量を消費つまりカウントしてるって!これもったいないですよね?
でも、LINEやGoogle検索でウエブページを閲覧する程度だったら、高速通信ではなく、毎月のデータ量を消費(カウント)しない節約モード(ターボOFF)状態で利用できたら嬉しくないですか?
ですから、できるだけギガ死状態を避けるため、つまり高速データ残量を温存するために、低速モード(節約モード)スイッチがあったら大変喜ばしいですよね。
この低速モード(節約)が搭載されているのは、UQモバイルです。ワイモバイルにはありません。(低速モードは「ターボOFF機能」と呼ばれています。)
※ 後述する「動画重視」で説明するように、UQモバイルの節約モードのスピードは「くりこしプランS」の場合、Youtubeの低画質動画を快適に視聴できる 300kbps に、「くりこしプランM/L」の場合、Youtubeの中画質動画を快適に視聴できる1Mbps(1000Kbps)制限されます。
ターボOFF機能って、IIJmio を始めとしたMVNOで利用できるのに、ワイモバイルはまだ利用できません。「しっかりしろよワイモバイル!」と言いたい。
というわけで、毎月データ通信量を節約しながら利用したい方は、断然UQモバイルを選択すべきでしょう。
ちなみにこのターボOFF機能の使い方ですが、通常は常時OFF(低速/節約)にしておいて、「動きが悪いな!」みたない時にだけ、ON(高速)にすれば、かなりデータ量を節約できます。
スマホにインストールした「UQ mobile ユーティリティ」の下部タブ「データ量」からスイッチON/OFFが可能です。簡単です。

■ 毎月のデータ量を節約したいならターボOFF(節約モード)を選択できるUQモバイルを選択しよう。
公式サイト ⇒ UQ モバイル
【専用アプリ】はUQモバイルだけ
スマホを利用される方は毎月後半になると「今月の高速通信データ残量はどれくらいかな?」と確認しますよね。
それを一発で確認できたら嬉しくないです?
また一発で節約モードにしたり、データ量をチャージできれば快適じゃないですか?
たとえば、「スワイプしてワンタップ!」みたいな2ステップでけで「節約モード」にすぐに切り替えられたらどうですか?

一方、やおらブラウザで、パスワードを入れてログインし、節約モードへ・・・、みたいな手順は面倒極まりないですよね。
でもワイモバイルの場合は、データ残量を調べるだけでもこの面倒な作業が必要になってくるのです。(すでに述べた通りワイモバイルは節約モードはない。)
一方、UQモバイルは、専用アプリ「UQモバイル ポータルアプリ」があります。

● ダウンロード ⇒ iOS(iPhone) 、iOS(iPhone)
この専用アプリがあれば、ウエブページでUQモバイルのMYページにログインせずに、オプションの変更、データ量チャージ、データ残量の確認が簡単になります。快適です!
これって本当に便利なんですよ。
このアプリで以下の機能を快適に利用できます。
- 「データ通信」タブから当月のデータ残量をすぐに確認可能。
- 「データチャージ」タブから追加データ容量を一発で購入可能。
- 「節約」モード/「高速」モードの切り替えが簡単に。

さらに便利なのは、ウイジェット機能です。AndroidでもiPhoneでも可能です。
ウィジェットに設置すれば、アプリを起動しなくても、ホーム画面から「データ残量」の確認や「節約」モード/「高速」モードの切り替えが可能です。これが使えるんですよ。
iPhoneの場合ですが、2つ上 ↑ の画像のように、「ホーム」画面から右にスワイプして「UQモバイル ポータブルアプリ」のウイジェットを表示できるんですね。
当月の高速通信のデータ残量がすぐに分りますし、SNSやストリーミング音楽を聞くだけなら「節約」ボタンを押し(ターボOFF)、ギガ死(データ通信量の残りがなくなること)を回避できます。
■ ワイモバイルには便利は専用アプリがありませんが、UQモバイルにはあります。
公式サイト ⇒ UQ モバイル
(共通)60歳以上 かけ放題 1870円➔ 770円
60歳以上はワイモバイルでもUQモバイルでも特典があります。
- ワイモバイル:「60歳以上通話ずーっと割引キャンペーン」60歳以上のユーザーは24時間かけ放題の月額オプション1870円が1100円割引。月額770円で利用可能です。
- UQモバイル:「60歳以上通話割」60歳以上の契約者は24時間かけ放題の月額オプションが770円に割引。さらに乗り換え、新規なら最初の6ヶ月間は無料です。
いずれも端末指定などは不要で、持ち込みスマホでこの特典を受けられます。
UQモバイルは、最初の6ヶ月だけは1870円完全に無料にしています。60歳以上の方で長電話をする場合、はワイモバイルよりUQモバイルのほうが少々お得ですね。
【お得にMNP】なら キャッシュバックが狙い目です。
新規やMNPつまり電話番号持ち出しの乗り換えでお得したいですか?
私も何度となくMNPで恩恵を受けてきました。
2021年も様々な形でキャッシュバックしております。
UQモバイルは公式サイトで堂々とキャッシュバックをやっています。
┗● UQモバイル公式サイト➔キャッシュバック|【公式】UQモバイルオンラインショップ
ワイモバイルは多くの代理店でキャッシュバックをやっています。以下にまとめていますので、どうぞごらんください。

ワイモバイルなら代理店経由で高額キャッシュバッグが案件がありますので、それを利用しない手はありません。以下から詳細をご確認ください。
まとめ
以上、サブキャリアとして大人気のUQモバイルとワイモバイルの徹底比較でした。
こうしてあらためて両者を比較してみると、ワイモバイルがおすすめですね。家族もワイモバイル、光回線もソフトバンク光にするなら、家族全員がず~と1188円引きとんなりますからね。しかもデータ繰り越しも可能です。
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