再開した「ななつ星」の料金は?豪華すぎるJR九州寝台列車の旅

旅行

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「おいおいそんなに高額な寝台列車に誰が乗るの?」と言いたくなるようなJR九州が企画する豪華寝台列車クルーズトレイン「七つ星」(ななつぼし)が2013年の10月にスタートしました。あまりに豪華過ぎ。当初ターゲットは「アジアの富裕層」だったようですが、国内旅行者がかなりを占めているとか。それにしても「七つ星」がどんだけ豪華なのかを料金やサービスを含めてまとめてみます。JR九州の豪華寝台列車であるクルーズトレイン「ななつ星in九州」とは?

2020年8月15日:新型コロナウィルスで運休していましたが再開しました。ルートは南九州豪雨災害で被害に遭った肥薩線の代わりに、豊肥線を利用することになりました。加えてコロナ対策として、定員が30名に減らされています。

2017年08月25日編集:2017年10月~2018年2月出発分の料金は改定されています。

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「クルーズトレイン ななつ星 in 九州」

このJR九州が企画する豪華列車の正式名は「クルーズトレイン ななつ星 in 九州」となっています。ネーミングの「ななつ星」(七つ星)の由来を改めて紹介すると、九州の7つの県を世界に紹介するためとのことだそうです。その点は以前、「七つ星」(ななつ星)発車オーライ!JR九州オリエント急行2013年に運行開始!で紹介しました。今回JR九州からの正式発表でその「七つ星」観光列車の詳しい情報が明らかにされました。

豪華な食事とサービスが魅力の観光列車で九州の良く知られた観光地を巡る旅は、異次元の旅行体験と満足感を与え、利用者は大満足。リピーターもかなりの数に上るとか。

サービスの質の高さはお墨付き。2013年には「日経優秀製品サービス賞」の最優秀賞にあたる日本経済新聞社賞を、2016年には、「日本サービス大賞」の最優秀賞とされる「内閣総理大臣賞」を受賞しています。

※ 以下は2019年9月出発分までとなっています。

2016年7月04日 時点では、熊本震災による代替コースが実施されています。

コースと料金

JR寝台列車「七つ星」のコース、日程、料金はどうなっているのでしょうか?以下の通りです。

  1泊2日 3泊4日
コース 「博多駅」(毎週土曜日出発)
⇒「有田」⇒「佐世保」⇒
「長崎」⇒ 車中泊
⇒「阿蘇」⇒「大分」
⇒「湯布院」⇒「博多駅」
「博多駅」(毎週火曜日出発)
⇒「湯布院」⇒「美々津」⇒
「宮崎」⇒「南宮崎」⇒「隼人」
⇒「川内」⇒「薩摩高城」⇒
「水俣」⇒「八代」⇒「阿蘇」
⇒「阿蘇」⇒「豊後竹田」
⇒「博多駅」
宿泊 車中泊 一泊目:列車泊
二泊目:旅館泊
霧島温泉の高級旅館
(一泊約10万円相当)
三泊目:列車泊
料金
1人分
315,000 ~ 465,000 円 675,000~950,000 円
サービス 大分、湯布院、熊本、
阿蘇などで郷土料理、
有田の窯元訪問あり。
夜は展望車で音楽、マジ
ック、郷土芸能の提供あり。
左記のサービスに加え、
美々津まち歩き、宮崎市内観光
天空の森での散策・記念植樹
など。
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3泊4日の日程

ななつ星 3泊4日コース日程

郷土芸能や料理、ピアノの生演奏を聴きながら高級シャンパンを堪能できる豪華な旅となっている「ななつ星」。

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宮崎では「鬼の洗濯岩」、鹿児島の「霧島神宮」や「桜島」なども観光コースに含まれています。下は見学コースに含まれるとされる世界一のカルデラ阿蘇の「米塚」です。まさに九州・熊本が誇る絶景ですね。

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車両と客室

全7両編成の車両は30億円かけて製造。「感動や思い出はお金にかえられない!」と担当デザイナーの水戸岡鋭治さんが語ったとのこと。デザインはかなりレトロチックでありながら高級感あふれる「古代漆」(こだいうるし)の外観になっていて、内装は和洋折衷をコンセプトに仕上げました。

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7両のうち5両は客室。部屋は全部で14室。畳の和室車両、豪華な「デラックススイート」(2両)用意されています。

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車内サービスは、ピアノの生演奏が楽しめるバー形式のカウンターも備え付けられています。1部屋の定員は2人となっているようですが、補助ベットの搬入も可能で、その際は3人部屋に早変わり。本当に豪華なラウンジです。

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以上が2013年10月にスタートしたJR九州が満を持して企画する「クルーズトレイン ななつ星 in 九州」の豪華な旅の全貌でした。2016年度および2017年度の企画も予約がいっぱいで抽選式となっており、今のところ大成功と言えるでしょう。

コメント

  1. miwa akira より:

    比較的余裕のある日本人なら利用することもあるでしょう。
    ところが、居合わせた人がみんな、ほかの国からきた人だったらどうでしょう。
    文化、習慣の違いから、快適とはいえない旅になることもあります。
    企画会社は説明をきちんとしてほしいと思います。

  2. 岩崎博充 より:

    イースタンオリエンタルエクスプレス バンコク➡シンガポール3泊4日ステートキャビンに家内と乗った。のんびり田園風景見ながら朝昼晩とかなり正式な食事を食べたが正直美味しいものではなかった。ななつ星もそれを参考に値段をつけたと思われる。