2012年7月1日9時頃から、「さくらVPS」サーバーのCPU負荷が急上昇していたので、ふに落ちなかったのですが、ほぼ間違いなく「うるう秒」挿入によって障害が発生していることが分かりました。対策方法は2つです。
「うるう秒」挿入によるVPSサーバ障害
ここ数日はヒヤヒヤものでした。このブログをNginx+Wordpressで走らせている「さくらVPS」のコントロールパネルのリソース情報が以上だったのです。以下のように7月1日9時を境目にCPU負荷が突然2倍になっています。トラフィックが急増しているなら嬉しい悲鳴ですが、6月下旬とさほど変化はありませんでした。
このまま続けば、CUPが3.0Mに達し(2Mプランの仮想3コアなので)リソース制限を受ける可能性が出てくるという不安が大きくなっていました。
「うるう秒」
原因追究のためWebサーバのNginxのエラーログを確認してみましたが、CPU負荷急増の直接的な原因を発見するに至りませんでした。(エラーログ[/var/www/html/favicon.ico]の大量発生の対策方法)
ところがつい今しがた「さくらサーバ」公式のお知らせを確認したところ、「さくらVPS」で同じような症状がみられるとのこと。原因は「うるう秒」らしいと発表しています。さくらインターネット公式サポートサイト
まさに「そうだったのか!」と声をあげてしまいました。さくらクラウドでも同様のサーバ障害が発生しているらしいのです。
対策
では、7月1日8時59分60秒という「うるう秒」の挿入によるサーバ障害の対策とは何でしょうか?同記事によると2つの対処手段を講じるようにすすめられていました。
1.コントロールパネルで、rootユーザで以下のコマンドを実行する
date `date +'%m%d%H%M%C%y.%S'`
(Thu Jul 5 16:20:03 JST 2012:日本時間:2012年7月5日16時20分03秒にコマンドを実行しました。)
2.サーバの再起動をする
まずは、上記の対策1.を実行してみました。すると、以下のようにCPU負荷が半分に激減しました。これで安心です。
以上が、7月1日9時直前に実行された「うるう秒」挿入によるさくらVPSのCPU負荷急増トラブルの解決方法でした。
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