その問題はアイフォーン(iPhone)のユーザーから指摘されていたにも関わらず、ソフトバンクは総務省から行政指導を受けるまでになりました。
それは、2段階パケット定額つまり「パケット放題」プラン加入の契約でパケット通信した覚えがないにも関わらず、パケット料金が上限の4410円に達していたという、恐るべき問題です。ユーザーは怒り心頭でしょう。問題の経緯が総務省によって詳細が公表されました。ソフトバンクの反応は?
行政指導の内容と経緯
総務省はアイフォーンのユーザーから指摘を何件も受けていたようで、この4月から調査に乗り出していたようです。
その調査では、「2段階パケット定額プラン」(パケット放題)を契約したアイフォーン4台を初期設定のまま放置して、無使用状態にしたそうです。全く使用しなかったも関わらず一月経た後、3台はパケット定額の上限(4410円)に達し、もう一台はパケット定額の下限(1029円)を大きく上回り3千円台のパケット料金が発生したそうです。信じられない!(総務省)
総務省のHPによると以下のように指摘されています。
iPhoneに適用されるいわゆる二段階パケット定額プランについて、iPhoneの3G通信機能をONにしている場合に、利用者が認識しない自動的な通信により、iPhoneに適用される二段階パケット定額プランの下限額を超えるパケット通信料が発生するにもかかわらず、広告表示が不適正であるため、利用者に誤認を与え、利用者の利益を不当に害するおそれがあると認められたものがありました。
ソフトバンクの反応
このアイフォーン(iPhone)の不適正料金請求に関する国からの行政指導を受けたソフトバンクは、一部のユーザーにパケット定額の下限額1029円を一月分無料にすると発表しました。ソフトバンク
無料に該当する条件はiPhone(iOS4.0以上)のユーザーで「パケットし放題 for スマートフォン/標準プライスプラン」に5月10日までに加入した方です。しかし該当者は7月31日までにソフトバンクのHPから自己申告しなければなりません。
原因については上記の記事で次のようにあります。
スマートフォンは、ソフトウェアやアプリケーションの各種設定などにより、定期的な通信を自動で行います。データを自動で同期することで常に最新のデータを確認できるなど、より便利にご利用いただくことができますが、自動で通信が行われた場合もパケット通信料が発生します。
しかし詳細な自動通信の原因はまだ分かっておらず、アイフォーンの製造元のアップルと協力して解明に急いでいるそうです。
私がアイフォーンの利用者で、パケット放題の上限以上にネット通信を利用していたとしても、上記のような問題が発生していたことを知るなら、なんだか損しているような気分になるに違いありません。ソフトバンクには是非、問題の詳細を調査して全てのユーザーにHPだけでなく文書などで告知などして不安を払しょくしてもらいたいですね。
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