注意点あり! freetel の299円から使った分だけの格安SIMカードは実はこんなプランだった!

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またまた格安SIMカードの最安値が更新されました。それをやってくれたのは「フリモバ」の freetel(フリーテル)です。ドコモのLTE回線を月額299円から利用できます。あらかじめプランを選択する必要ありません。5段階の従量制です。音声通話付きはプラス700円で999円からです。以下にfreetelのまとめと新サービスの特長と問題点を上げてみます。

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そもそも freetel とは

まずfreetelの簡単なおさらい。ドコモ回線を利用できるMVNOで、音声通話付きプランの1年縛り以外は縛りがなく自由だと評判です。既存のプランである「フリモバNET」(ネットし放題プラン)は1GBの680円からで業界最安値。DMM mobile と激しく競っています。

freetelの格安「フリモバSIM(ネットし放題プラン)」と「IIJmio」を比較!音声通話付き1G 1280円から業界最安 | Webと人のアマモ場

今回新たに登場したサービス名は「使った分だけ安心プラン」で、サービス内容がそのまま伝わるネーミングです。

具体的には、ひと月100MBしか利用してないなら299円(以下すべて税抜)で事足り、1GB以下なら499円、3GBまでなら900円、5GB までなら1520円、8GBまで2140円、10GBまでなら2470円といった具合。

このデータプランが基本となって、SMS付きにするとプラス140円、音声電話付きするとプラス700円です。ですからSMS付は439円から、音声付きは999円からです。MVNO業界最安値更新です。

※ MVNO業界最安宣言をしたDMM mobile は音声付きで最も安いプランは1GB/月までの1260円です。(2015年06月23日時点)

私みたいにスマホでデータ通信する場合はほとんどWiFiが届く範囲でという方や、とにかくLINEしかしないよ!という方には最適です。

安さは圧倒的です。たとえば5GBで1520円ですから、回線品質を考慮に入れなけば、ドコモなどキャリアの半額以下です。たとえばドコモの5GBプランであるデータMパックは5000円です。実にマイナス約3500円。

※ 2015年06月23日時点で5GBの最安値は、DMM mobile の1270円/月 です。

299円からの「使った分だけ安心プラン」とは?

公式ページによると「使った分だけ安心プラン」に関する特長や注意点は以下のとおり

最低利用期間や解約解除料などの縛りはなし。ただしMNPは短期で転出のみ手数料が発生します。1か月目の解約は15000円で、ひと月ごとに1000円減額されて、13カ月目以降は2000円です。つまりMNPでの転入/転出は1年目のみゆるやかな縛りがあり、2年目以降は転出手数料2000円のみとなるわけです。

高速通信のデータ量上限を抑えるための方策は、常時低速(200kbps)で使うための節約モード」を常時使うことです。

料金が加算されるデータ量はあくまで高速通信時。つまり「節約モード」をオフにしている状態です。

ですから、動画や音楽のストリーミングサービスを利用しないなら、つまりウエブサイト閲覧、ショッピング、SNS、LINE、メール程度なら常時「節約モード」にしておくことです。当然アプリのバックグランド更新もWiFi時のみや手動に設定しておくことです。

でも時々、動画やデータ量の多い通信をする必要がある場合、「節約モード」をオフにして使うわけですが、再びオンにすることを忘れそうですね。

高速通信のデータ量が月内に100MB以上に達すると、自動的に「節約モード」に切り替わるように自動設定できればいいのですが、さすがに手動で切り替えるしかなさそうです。

フリーテル公式サイトによると「ご自身でも利用データ量を見て低速に」とありますから。つまり動画など視聴率が高いユーザーは頻繁に当月のデータ利用量をチェックしてないと、すぐに上のプランにランクアップされてしまいます。

これは「使った分だけの安心プラン」の最大のデメリットと言えそうです。

たとえば月初めに「今月は5GB までガンガン利用しよう!」と思っても、月末に少しでも5GBを超えるなら、ワンランク上の料金プランである8GB(2140円)になってしまう羽目になります。フリーテル側からすれば、あわよくばそれが狙いなんでしょうけどね。

その点の改善をフリーテル側にお願いしたいところ。自動で1G、3GB、5Gなどの上限を決めることができ、それを過ぎれば強制的に低速通信に切り替えられるとかにね。

2016年03月03日追記:フリーテルは『「使った分だけ安心プラン(ドコモ回線)」 for iPhone』を投入し、AppStoreからのアプリダウンロード時に課金しないようにました。すごい。

肝心な回線品質はどうなの?

お次は肝心の回線品質について。

公式説明によると「最高通信品質」を維持するとのこと。「帯域に利用者を過剰に詰め込みません。重要なアプリは優先してつなぎます」とあります。重要なアプリってなんでしょね?フリーテルにとって重要なアプリでしょうか?それとも、ユーザーのアプリ利用状況をみて利用頻度の高い、たとえばLINE、アプリでしょかね?

そんな問題や疑問をつい抱いてしまうフリーテルの新プラン「使った分だけ安心プラン」はやっぱり斬新で革新的と思ってします。特にほとんど屋外で高速通信しない私にとっては。

でもフリーテルがこのサービスを導入する狙いは、私のようにSIMカードを乗り換える人たちを囲い込むのではなく、MVNOが今力を入れているSIMフリー版の格安スマホとのセット販売でしょう。

でもMNPでMVNOへ乗り換える場合の問題は、音声通話が数日利用できないといった不便さ。つまり端末やSIMカードが届くまで電話が不通になるのです。フリーテルの場合はそのところも力を入れて、最短で翌日着となっておりまが、田舎でもそうなってほしいところ。

7月から実店舗での販売経路を増やす方向です。田舎は通販しかないのでMNPでの乗り換えはハードルが高いですね。(私は数日ぐらい使えなくても差支えないのですが・・・。)

その抱き合わせ販売のSIMフリースマホのラインナップをみてみると、中堅スペックのAndroidスマホに焦点を合わせているようです。

ネーミングが「侍 雅(SAMURAI MIYABI)」「侍 極(SAMURI KIWAMI)」の2機種。今回前者のみスペックが明らかになっており、クアッドコアCUP、RAM2GB、ストレージ32GB、カメラは前 500万画素、背面1300万画素、LTE対応バンドは 1/3/8/19 です。ドコモのLTE周波数帯のうち3つ(1,3,19)はカバーしています。十分でしょうね。価格は19800円。

Androidに加え、法人向けのようですが、なんと Windows 10 搭載スマホを近日中に発表するげな。こちらは「刀(KATANA 01/02)」)という端末名。下位機種は19800円、上位機種は29800円。

端末の目玉はAndroid仕様のガラケー(フューチャーフォン)です。「Simple」という端末は5980円からです。通話料金体系は未発表です。まさか20円/30秒じゃないでしょうね?

freetelのこれまでの端末の動作性ですも気になります。ネットの書き込みを見てみるとイマイチ動作が不安定なところも見受けられるようです。今回の新端末では改善が図られていることを期待したいですね。

なお、フリーテルはクレジットカードがないと契約できないとのこと。デビットカードも無理です。口座引き落としができるSIMカードは以下を参照してください。

以上フリーテルの299円から始まる「使った分だけ安心プラン」の注意点とその周辺話題でした。私の場合この299円に収まるかもしれません。

コメント

  1. ひろあき より:

    >>ネーミングが「侍 雅(SAMURAI MIYABI)」「侍 極(SAMURI KIWAMI)」の2機種。今回前者のみ>>スペックが明らかになっており、クアッドコアCUP、RAM2GB、ストレージ32GB、カメラは前 500万>>画素、背面1300万画素、LTE対応バンドは 1/3/8/19 です。ドコモのLTE周波数帯のうち3つ(1,3,19)>>はカバーしています。十分でしょうね。価格は1980円。

    これ値段の記載間違いではないですかね?