Evernoteに銀行のログイン情報またクレジットカードの暗証番号まで保存している人を見かけます。決しておススメできたものではありませんが、せめて暗号化ぐらいはしましょうね!今日はEvernoteに保存したノートを暗号化する方法の覚書です。
暗号化の必要性
Everntoeにクレジットカード番号を保存したり、健康保険証をスキャンしたものを保存している人がいるようです。私はそこまではしていないのですが、今やEvernoteはバックアップ先ではなく、大切な情報の保存場所となっています。
万が一他人が自分のPCをのぞき見したり、うっかりノート共有でもしたら大変です。防衛手段として最重要なテキストは暗号化しておきたいものです。Evernoteの暗号化機能を使って。
Evernote 暗号化の注意点
しかし注意が必要です。一旦ノートを暗号化した後パスワードを忘れたら、2度とその情報は閲覧できません。Webサービスのようにパスワードのリセットができなのです。
また暗号化できるのは、今のところWindows/Mac のクライアントソフトだけで、iOSなどのアプリでは利用できません。しかし、暗号化されたノートの復号はPCクライアントソフトはもちろん、iOSアプリやWeb表示でも可能です。
さらに暗号化できるにはテキストで画像は無理です。
暗号化方法
暗号化方法は簡単極まりないです。以下にEvernoteに保存したクレジットカード番号を暗号化する方法で説明します。(ただしカード番号は有効ではありません。)
暗号化したい文字列を選択して右クック、「選択したテキストを暗号化する」を選択。
作成したパスフレーズつまりパスワード(大文字、小文字は区別される)を2回記入。オプションとしてリマインダーを記入。ここでは「あだ名」(昔トムクルーズと呼ばれていました。)とします。最後に「OK」をクリック。
暗号化された文字列は以下のように、錠前のアイコンと共に表示されます。
復号化する
文字列を確認(複合)したい場合は、ダブルクリックして、パスフレーズを記入。(「Evernoteを終了するまでパスフレーズを記憶」にチェックを入れると、Evernoteを終了させるまでは、再度パスフレーズを入力せずにダブルクリックするだけで複合できます。)
以下のように、暗号化されたテキストが複合され枠で囲まれて表示されます。
暗号化の解除
暗号化を解除する場合も簡単です。暗号化された部分を右クリックしてコンテキストメニューの中から「暗号化を完全に解除する」をクリックしてパスフレーズを入力します。
以上、Evernoteでノートを暗号化する方法と注意事項でした。Evernote バックアップの必要性とその4つの方法とは? や 個人情報を死守せよ!大切な情報を保存しているEvernoteに2段階認証を導入する簡単な方法 と合わせて堅牢なEvernoteを構築しましょう。(でも結局 大切な情報はEvernoteに記憶しないほうがいいですよね。)
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