ドコモショップへ行けば必ずと言っていいほど勧められる「ドコモ光」はフレッツ光とどこが違うのでしょうか?何といっても料金的な違いは大きいですね。ドコモのスマホの利用料金が割引される「ドコモ光 セット割引」という魅力的な料金プランが提示されるからです。以下に詳細を記しますが、フレッツ光と比べてドコモのスマホを一人でも契約しているなら「ドコモ光パック」(セット割)が数百円お得になり、ドコモを契約している家族が多ければそれだけ割引も大きくなります。さらにプロバイダー選びも大切です。最速IPv6対応プロバイダーかどうかです。以下の詳細をご覧下さい。
【まとめ】ドコモ光とNTTフレッツ光の違い
フレッツ光とドコモ光の違いの結論を先に述べます。
料金
家族のなかでドコモのスマホを利用しているなら、ドコモ光はフレッツ光より安くなります。家族の中にドコモの契約が多ければ多いほど、安くなります。
速度
プロバイダーが同じなら、まったく同じです。なぜなら、ドコモはフレッツ光の回線を借りているだけだからです。しかし、プロバイダーがIPV6(v6プラス)に対応していないと、フレッツ光からドコモ光に転用(乗り換え)しても、スピードを上げる点でメリットはありません。
あなたにお勧めの選択とは?
フレッツ光からドコモ光へ転用したい場合、「料金」と「スピード」両方でメリットを受けたいなら、プロバイダーが爆速のIPV6(v6プラス)に対応しており、県別に平均速度を公表している「GMOとくとくBBのドコモ光 」が一番お勧めです。ドコモ光に公式対応しているプロバイダー「GMOとくとくBB」のサービスです。
上記の結論をもっと知りたいと思われるなら、以下の目次から詳細をご覧ください。
光回線の乗り換え(転用)とは?
NTT光回線の卸売が2015年から開始し、各通信事業者がこぞって光回線の提供を開始しています。
これは光コラボといいます。フレッツ光の回線網を借りて、インターネット接続サービスを提供しているのです。
参入している事業者は、ケータイキャリア(ドコモ、ソフトバンク)やプロバイダー事業者ですが、最も利用者が多いのは、ドコモが提供するドコモ光でしょう。
※1 「転用」とは既存のフレッツ光から同じ回線を利用する光コラボ事業者のサービスに乗り換えることです。
では、フレッツ光とドコモ光の基本的な違いはどこにあるのでしょうか?
以下に紹介するように、光回線をドコモ光で契約するメリットは、新規でも転用(※1)でも、ドコモのスマホやガラケー利用者なら、ドコモの利用料金が最低でも500円以上割引され、家族の中でドコモ利用者が多ければ多いほど、割引額が多くなるからです。詳細は後述します。
※ ソフトバンク光との比較については、フレッツ光からソフトバンク光へ乗り換え「転用」のメリットと手続き方法および注意点のまとめ をご覧ください。
NTTフレッツ光の料金
フレッツ光とドコモ光の大きな違いはやっぱり料金でしょう。
「ドコモ光」の料金プランとフレッツ光の料金を比較してみます。(結論は冒頭の通りですが。)
以下の比較はすべて税抜です。
◆ まずNTT西日本のフレッツ光です。
まず、NTTフレッツ光 ファミリータイプ(戸建)の新規で「Web光もっと2割」を申し込んだとします。通常5400円のですが、「Web光もっと2割」で3,810円です。
プロバイダは最安プロバイダとしてBBエキサイト を選択すると月々500円だけの加算で済みます。(BBエキサイトをおすすめはしません。)
Q.プロバイダが違えば速度が違うの?フレッツ光とドコモ光は速度は違うの?
NTTフレッツ光やドコモ光を利用できるプロバイダは多くありますが、回線の品質つまり速度はプロバイダで違いがあるのでしょうか?1000円/月のプロバイダは500円/月のプロバイダより回線速度が速いのでしょう?答えは「速度はプロバイダでは変化なし。同じです」という回答をNTTで確認しました。
しかしこれは建前です。今のNTT光回線は爆速のIPV6接続が可能になっていますので、そのIPV6に対応しているプロバイダーを選ばないととが、その恩恵にあずかる上で大切です。この記事の後半をご覧ください。
フレッツ光をご利用の方で、どうしても速度が出ないという方は、契約プロバイダーがIPV6(v6プラス)に対応しているどうかご確認ください。ちなみにがIPV6 対応で県別に平均速度を公開している自信たっぷりのプロバイダー GMOとくとくBB v6プラス が一番お勧めです。月額 約 900円です。
固定電話の電話を光電話として利用するプラン「ひかり電話」に加入すると月々500円の加算。したがって、NTTフレッツ光の戸建プランの最低価格は4,810円/月(税抜)となります。(ひかり電話なしなら 4,310円です。)
マンションタイプ(4世帯以上)の場合、通常3,700円ですが「Web光もっと2割」を適用すると月額2,930円に割引されます。上記のように最低価格のプロバイダ(500円/月)と「ひかり電話(500円/月)」を追加して、3,930円/月(税抜)となります。(光電話なしなら 3,430円です。)
「Web光もっと2割」適用時のフレッツ光をまとめてみると以下の通り。
- 戸建て・・・4,810円/月(「ひかり電話」無しの場合 4,310円です。)
- マンション・・・3,930円/月(「ひかり電話」無しの場合 3,430円です。)
◆ NTT東日本のフレッツ光なら、
戸建の割引は
- ギガ押し割引(30か月 300円/月 割引)
- 2年割(700 円/月 割引 2年縛りあり。)
- マンスリーポイント(1年目のみ 100円/月 割引)
4600円+プロバイダー(500円~)+光電話(500円)となり、
- 光電話あり・・・5600円/月 ~
- 光電話なし・・・5100円/月 ~
となります。
マンション(4戸以上)の割引は戸建てより少なく
- ギガ押し割引(30か月 200円/月 割引)
- 2年割(100 円/月 割引 2年縛りあり。)
- マンスリーポイント(1年目のみ 100円/月 割引)
2950円 +プロバイダー(500円~)+光電話(500円)
- 光電話あり・・・3950円/月 ~
- 光電話なし・・・3450円/月 ~
上記のフレッツ光は、西日本が3年縛り、東日本が2年縛りが発生し、更新月以外での解約は契約解除料が発生します。
ではこれを、ドコモ光の料金プランと比較してみましょう。
ドコモ光の料金
次にドコモ光です。以下の料金は2年の縛りがあります。つまり2年ごとの更新月以外で解約する場合、解約金が請求されます。(2年契約を選択しない場合、戸建なならプラス1,500円、マンションならプラス1,000円となります。)
光回線のみ比較
仮にプロバイダを「ぷらら」や「GMOとくとくBB 」にすると料金プランは「タイプA」になり、「戸建」が5200円、マンションタイプが4000円。これを「ひかり電話」契約ありのフレッツ光の料金と比較すると、「ドコモ光」のほうがフレッツ光より、「戸建」で390円高く、「マンションタイプ」で70円高くなります。
※ 固定電話の番号を引き継げる「ひかり電話」は別途500円/月が発生します。
戸建て
マンションタイプ
- タイプAで選択できるプロバイダ・・・・GMOとくとくBB
、ドコモ光、ぷらら、So-net、BIGLOBE、DTI、excite、エディオンネット、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、等。
- タイプBで選択できるプロバイダ・・・AsahiNet、nifty、OCN、など。
- 単独タイプ・・・プロバイダはユーザー自身で別途契約。
以上のようにドコモ光とフレッツ光を光回線単体で比べると、ドコモ光の料金はNTTフレッツ光より若干高くなりなり、料金的なメリットがあまりありません。
しかし、ドコモのスマホのデータ通信契約とのセット割「ドコモ光割」なら、割安感がでます。以下の通りです。
スマホのセット割で比較
戸建て
以下は2年契約の戸建に「ドコモ光」で光回線を引いた「ドコモ光パック」(セット割)です。ドコモのスマホ4台契約の家族が「ウルトラシェアパック 50GB」を選択すると、「戸建て」2500円 つまり一台当たり 625円 お安くなります。スマホ一台契約でデータMパックなら、800円割引を受けられます。
マンションプラン
「戸建て」ほどではありませんが、家族でドコモを利用している場合かなりの割引を得られますね。
つまり「マンションプラン」と「戸建プラン」を比較すると家族シェアプランは割引が数百円ずつ少なくなり、一人は割引額は同じです。
フレッツ光とドコモ光の料金比較の結論
比較の結果、ドコモ・スマホ1台の「ドコモ光パック」(セット割)なら「ドコモ光」がフレッツ光より数百円程度お得になり、ドコモ・スマホ4台程度なら約2500円お得になるようです。これはシェアパックの契約によっては割引額が大きくなります。
結論ですが、あなたがドコモのスマホユーザーで、パケットM(5G)以上の契約なら、また家族にドコモユーザーが多いなら、「フレッツ光」よりも「ドコモ光」に契約したほうが良いという結果になりました。「新規」でも「転用」(乗り換え)でも同じです。
なお、転用をお考えなら、高性能な無線LANルータを無料をもらえる「GMOとくとくBBのドコモ光」がおすすめです。ちなみに「GMOとくとくBBのドコモ光
」はドコモ光のBプランに所属するドコモ公式プロバイダです。爆速のIPV6(v6プラス)に対応しており、通常 100Mbps~300Mbps のスピードを誇っております。
ネット回線で1Gbpsは理論値にすぎません。実際の速度が 100Mbpsを達成しているなら、ネット界隈では嬉しい悲鳴があがるほどです。
しかし爆速のIPV6(v6プラス)に対応しているプロバイダー、特に高速で評判の「GMOとくとくBBのドコモ光 」なら、平均 100Mbps~300Mbps を出しているので大満足間違いないと思います。
お住いの県でどれほどの平均速度を達成しているのかを 「GMOとくとくBBのドコモ光 」ページ内の「GMOとくとくBB速度の秘密ページへ」からご確認ください。
そこからどれくらい割引されるかをシミュレーションすることも可能で、気に入ればそのままWebで申し込めますよ。
■ 結論
以上のことから、NTTフレッツ光と「ドコモ光」の「セット割」を比較すると、パケットが最低契約のスマホ1台だけならフレッツ光からドコモへ乗り換えるメリットはそれほどありませんが、大容量のパケットパックを契約していたり、家族ごとドコモユーザーならならフレッツ光より「ドコモ光」のほうがかなりお得になります。
コメント
ドコモ光に幻滅です。数ヶ月前にガラケーをスマホに交換した際、「料金が安くなる」とフレッツ光からの転用を進められ契約しましたが、その時には転用前の割引契約のことについては触れず、ドコモ光のメリットばかり説明されました。先日、申込みキャンセルの文書が届き「光スマホ割り1350円を中止する」とありました。「ドコモ光サービスセンター」へTELすると「光電話の契約者とスマホの契約者が違うので工事できない。転用続けて希望する場合、転用承諾番号を再取得して連絡して下さい」と言われました。固定電話も携帯&スマホも私以外は契約しておらず、改めてフレッツ光の契約(契約から2年以内)を点検すると、解約違約金が必要なこと、「ど~んと割1790円」「グループ割り300円」が適用されており光スマホ割りより安くなると解りましたのでそのままにしました(間違ってるかも・・)。現契約解約のデメリットも解っているはずなのにドコモは一切説明がありませんでした。こんなことってあるんでしょうか?。