2チャンネルでは中国メーカーのタブレットは「危ないし、使えねえェ~!第一技適じゃないし!」みたいな不安を煽る書き込みが散見します。でも日本の有名ECサイトでは堂々と販売しておりますし、私も実際に使ってみたところ、完成度が高いのに驚いています。この記事で紹介するタブレットは私が1週間使ってみた「CHUWI Hi10 Pro」(Amazon)というAndroid と Windows 10が使えるデュアルブート 2 in 1 ノートPCです。GearBest 様から提供していただきました。レビューします。一応PR記事です。
率直な評価 =「Good!」
CHUWI はスペックの割には高性能なCPUなどを搭載しているタブレットやスマホを製造している中華ブランドとして有名です。
8インチタブレットをはじめとする「CHUWI Hi」シリーズは日本のブログでも高評価を得ています。
私が提供を受けたのは「CHUWI Hi10 Pro」で、Windows 10 Home と Android 5.1 のデュアルOS(Remix OS 2.0)です。
ブログの執筆やEvernotは快適
Atom (Cherry Trail Z8300)を搭載しキーボード込みで1kg程度。しかし、約2万円という驚異のコスパを実現している「CHUWI Hi10 Pro」の使い心地は果たしでどうなのか?
私が一番私が気になったのは、ノマドブロガーに役立つか?という点です。つまり出先で、写真撮ってマクドナルドで記事書いてブログにアップできるか?ということ。
「ノマドブロガーの皆さんご安心ください。」
ブログ程度なら、Windows 10 モードでも、Android モードでも十分いけます。何の心配もなく購入に踏み切ってよいです。しかしキーボード付きは必須です。
※ 専用キーボードは少々癖がありそうです。私は提供先からは送付されてこなかったので、モバイルキーボードを利用して使っています。しかし癖があっても専用キーボードは必須ですよ。他のデメリットは後述します。
ビジネス利用はどうか。
Officeはインストールして試していません。Chromeを含めたブラウザは快適に利用できましたので、Office オンライを利用している方は、ビジネスでも十分いけますよ。つまり回線状況が良いところでビジネス利用はOKであることは確認しました。
私が愛用している Evernote は?
私の生活、つまり仕事も勉強もブログも、Evernote が快適に利用できなかったら機能不全に陥ります。
でも「CHUWI Hi10 Pro」でEvernotを試したところ、Androidモードでも、Windowsモードでもクライアントアプリ「Evernote」はサクサク快適に利用できました。ノートブックからノートの選択、検索、写真の挿入、注釈の挿入もほとんどモタツキなし。反応普通のPCと同じです。
※ Evernote のメインアカウントでは実行していません。容量の問題があるからです。
Gmailや「Google Play ストア」も全然OK
「CHUWI Hi10 Pro」の Android OS は正確に言えば、Android 5.1 べのデュアルOS(Remix OS 2.0)です。Googleが利用できない中国国内での利用が念頭におかれているようです。
ですから Google Play ストア がディフォルトで使えないと思っていました。
が、しかし・・・なんとディフォルトでGoogle Play ストアが入っているではありませんか?おまけに、Gmail や Chrome までインストールされています。
「Googleを本当に使えるのか?」
恐る恐るGoogle Play ストア に実験用のGoogleアカウントでログインしてみると、Google Play ストア 内の安全なアプリ群をダウンロードできるようになりました。
「これ全然イケるじゃん!」(=Good!)
Youtube などの動画サイトもばっちりストリーム再生可能でした。光回線を利用した Wi-Fi で、コマ落ちなど全くありませんでした。Skypeも全然OK。
そうなんです。日本にも輸入できる格安「CHUWI Hi10 Pro」は世界中で利用することを想定したグローバルモデルだったのです。
デメリット
さて、以上のように「CHUWI Hi10 Pro」はブログでもビジネスでも十分機能することが分かりました。
ではデメリットはないのでしょか?
格安中華タブレットでは仕方のない以下のデメリットがありますでも。解決方法もあります。
専用キーボードは癖がある。
キーボードは日本語仕様ではない。これはググってご自分で調べてください。すでに述べたように、私は利用していません。Amazon のレビューを見ると少々慣れが必要なことがわかりますが、あくまで”慣れ”の問題ですから。
でも上記の Amazon で別売りキーボードを購入すれば日本語シートが梱包されていますので、きっと重宝すると思いますよ。
日本語化は自分で
直輸入品は起動直後はAndroidもWindows 10も日本語ではなく英語です。
しかし、Amazon で購入したものは初めから日本語ですから安心してください。しかしもし英語だったら、WiFiにつなげて以下の作業をすれば、Windows 10 モードでも、Androidモードでも簡単に日本語化できます。カギは「Settings」からです
Windows 10 モードで日本語化は、デスクトップから左下「Win」⇒「Settings」⇒「Time & language」から日本語や日本時間を設定可能です。
技適を受けていないが合法的な秘策あり
これが日本人として気になるのはまっとうな方です。
Wi-Fi および Bluetooth は日本の通信法の基準に合格していなければなりません。つまり技適を通過している必要があります。こんなマークです。
しかし他の中国タブレット同様に「CHUWI Hi10 Pro」はありません。残念。つまり Wi-Fi 、Bluetooth を有効にはできないわけです。
しかしご安心ください。 総務省 電波利用ホームページ によると、日本に持ち込んでから90日間は利用できるようになっております。最近外国人旅行者に配慮して法律が変わったそうです。
その90日間に技適を受けている、無線LAN子機(USB)タイプを購入しておけばOKです。2千円もかかりません。USB変換プラグもお忘れなく。
なお、Bluetooth は有効にしなければ90日経過してもOKだと思われます。Bluetooth は購入後 4か月目からは使わないでね。捕まることはないかもしれないけどね。
充電器は使えないけど代用はいくらでもあり(直輸入のみ)
Amazon で購入すれば大丈夫ですが、直輸入版の充電器は日本では使えません。でも充電用のUSBケーブルが入っていますので、パソコン等から充電しちゃってください。
仕方なし!マシンパワーが求められるゲームやアプリは快適でない
これは当たりまえ。2万円もしないノートPCにそこまでの性能を求める人はいないですよね。
画像処理系のソフトや、処理能力が求められる3Dメインのゲームは快適ではありません。楽しめないことはないですが、快適とは言い難いです。ちなみに、Windows 10 のドラクエ・ベンチマークソフトでは以下の通り。評価は「重い」です。でもプレイ可能です。
Android モードでは、「antutu benchmark v6.2.1」でベンチマークを調べてみましたが、以下の通り「下の上」みたいな評価でした。もっと高いはずでしたが・・・。
基本スペック
最後に、「CHUWI Hi10 Pro」の基本スペックのおさらいです。
私が提供を受けたのは「CHUWI Hi10 Pro」で、Windows 10 Home と Android 5.1 のデュアルOS(Remix OS 2.0)です。スペックは以下の通り。
- プロセッサ:Intel Cherry Trail Z8300 (64bit Quad Core 1.44GHz)
- メモリ:4GB
- ストレージ:64G(BeMMC)※ microSD により 最大128GB増設可能。
- GPU: Intel HD Graphic(Gen8)
- ディスプレイ:10.1 インチ、1920 x 1200
- バッテリー: 6500 mAh
- インターフェース:microSD、USB Type-C、microUSB、microHDMI、イヤホンジャック
- ワイヤレスネットワーク:Wi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth、
- スピーカー:2個 左右
- カメラ:両面に200万画素 1基ずつ。
- 重さ:本体 554g
※ キーボードは提供ありませんでしたので重さ測れず。しかし 500g 未満のようです。合計 1kg程度。
直輸入に興味がある方は GearBest.com からどうぞ。キーボードのレビューができなかったことは残念でした。あそれと、バッテリーの持ちはそこそこですよ。
コメント
キーボードって500g以上ですよ