「iCloudフォトライブラリ」とは?iPhoneの写真容量を節約可能 ?5GB問題の解決策とは?

【技】iPhoneの使い方

「iOS 8.1」から写真管理関連の新機能として「iCloudフォトライブラリ(iCloud Photo Library)」が追加されました。写真を撮影すると1分もかからずiCloudへアップロード(Wi-Fi経由の場合)してくれます。ストレージを節約したいiPhoneユーザーに便利な「iPhoneストレージを最適化」も可能。でも誤って写真を消失してしまう可能性があったり、無料枠は5GBまでなどの問題もあります。解決策等を以下にメモします。

2021年01月20日追記:この記事でイチオシしている Google フォト2021年6月で終了します。代替サービスを比較しました。どうぞご覧ください。

Googleフォトの代わりとなる写真保存サービス5選を徹底比較【Amazon Photos/Google One/iCloud/OneDrive/Dropbox】

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iCloudフォトライブラリ

どんな機能?

「iOS 8.1」から登場した「iCloudフォトライブラリ」。

一般のストレージサービス同様の利用法へ移行しているiCloudですが、写真を自動的にiCloudに保存できるようになり、同Apple IDでiCoudにログインしている他のApple端末(iPad/iPod touch)で同期されます。(⇐「iCloud写真共有」をONで)

PCでも iCloud へアクセスすればWeb上で確認できます。

「フォトストリーム」との違いは?

「これって共有できる『フォトストリーム』と同じじゃん?」と勘違いしそうです。

「フォトストリーム」とはiCloudのストレージの消費はせず、30日間のみ、かつ最大1000枚まで保存されるというアップルの無料サービスです。ですから「フォトストリーム」は一時的共有という位置づけです。

「iCloudフォトライブラリ」の注意点

同期なので間違って削除する可能性あり

では「iCloudフォトライブラリ」はiPhoneで撮り貯めた写真のバックアップになるのでしょうか?

実は「iCloudフォトライブラリ」はバックアップではありません。動作は同期です。これは確認済みですがiPhoneから写真を削除すると、iCloudでも削除さます。同じApple IDでログインしている他のデバイスでも同じです。

これが厄介なんですよね。

バックアップと同期の違いをよく分かっていない場合に問題になります。

iPhoneの「iCloudフォトライブラリ」をONにして、iPad、Mac、Windows で閲覧できるようになるのはいいですが、誤ってこれら他のデバイスから削除しまったらどうなるでしょうか?

削除も同期されます。つまりiCloudからも、撮影した iPhone からも削除されてしまうのです。

消失の可能性が少ないハードディスクが一つあると安心

このようなミスが起こりにくいのが同期ではなく一方向のバックアップです。

一旦他のデバイスやストレージにバックアップ保存した場合、iPhoneから削除しても、保存先からは削除されません。また、保存先から削除しても、iPhoneからは削除されないのです。

ですから、ミスでスマホの写真が削除されるのが怖いなら、バックアップできる記憶デバイス(ハードディスク)が一つあると超安心ですよ。

たとえばこれ↓。

ただのハードディスクではなく、写真やビデオに特化したデータボックスです。

スマホから選択した写真をWiFi経由で転送したり、SDカードやPCからも転送できちゃいます。

テレビについないで皆で鑑賞可能です。

無料は5GBまで

話を「iCloudフォトライブラリ」に戻します。

「iCloudフォトライブラリ」はiCloudのストレージを消費する点です。

当然ですが iCloud はGooleドライブやDropbox等と同じオンラインストレージサービスの一つです。写真をどんどん保存して無限に使えるはずがありません。

iCloudの無料枠は5GBです。これって普通に写真を撮っていればすぐに一杯になります。

5GB以上をiCloudに保存したい場合は、有料プランに入る必要があります。

プラン月額 料金
5 GB無料
50 GB130 円
200 GB400 円
2 TB1300 円

iPhoneで写真をどんどん撮りたい方は、軽く数年で100Gを突破します。

解決策は?

  • 有料プランに入りたくない方
  • かつ、同期による写真の消失をどうしても防ぎたい方

は、上述した写真をパソコンなしで自動保存してくれるハードディスクを一つ持っておくことが解決策となります。安心できますよ。

iCloudフォトライブラリの使い方

さて「iCloudフォトライブラリ」の話に戻りましょう。

この機能を有効にするには「設定」から「写真とカメラ」へ行き「iCloudフォトライブラリ」をONにします。すぐにアップロードが開始されます。

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「iCloudフォトライブラリ」のオプションは2つあります。

iPhoneストレージを最適化

「iPhoneストレージを最適化」は、iPhone本体ストレージに解像度を抑えた写真とビデオが保存され、オリジナル解像度の画像がiCloudにアップロードされるようです。

オリジナルをダウンロード

「オリジナルをダウンロード」ですが、説明によるとiPhoneにはフル解像度の写真とビデオが保存され状態が維持されます。

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「オリジナルをダウンロード」という名称は紛らわしいく感じます。おそらく、「iPhoneストレージを最適化」をオンからオフに変更すると、iCloudに保存されていたフル解像度の写真がiPhoneにダウンロードされて、解像度を抑えた写真と入れ替わるという意味だと考えられます。

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上記のオプションは写真を撮り貯めたためにストレージを圧迫しているiPhoneユーザーにとっては重宝する機能ではないでしょうか?

カメラロールが復活

加えて iOS 8.1 では見事カメラロールが復活しております。カメラロールの機能はiPhone初心者であった私を混乱させておりましたが、一旦慣れてしまうと結構便利だと思えるようになっていました。それが iOS 8 からはこの機能が抹消されていたのです。(上記の「iCloudフォトライブラリ」をONにしている場合は)

しかし熱狂的なiPhoneファンから復活の熱望を受けて復活するに至ったわけです。

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以上、iOS 8.1 で変更された写真関連の機能でした。低ストレージ端末を利用している私のようなユーザーには「iCloudフォトライブラリ」は心強い見方です。

コメント

  1. 木村由美 より:

    無知な主婦です。iフォン歴4年目ですが写真、動画を撮りためて直ぐにキャパを超えて保存をどうするのか悩みグーグルブォトアプリをダウンロードしました。同世代の方々は同じ悩みです。矢張りsdカードにバックアップできるAndroidが便利だと思います。それ以外は満足ですが少し考えて欲しいです。