ヨレヨレの靴下でどうにか足元を包んできたわけですが、もう限界です。衣料量販店で新しい靴下の購入に踏み切ろうと考えておりましたが、ネットで販売しているあの靴下の4度目の購入に踏み切りました。ではその靴下の履き心地と耐久性は?その前に、ネットで探しても長持ちする究極の靴下なんて早々見つからない理由と格安な靴下を少しでも長持ちさせる方法を伝授します、絶対やってはいけない靴下の履き方や洗濯の仕方には要注意です。
靴下の長持ちの秘訣の一つは裏にして洗うこと
どんな靴下でも長持ちさせる方法が2020/02/19に放送されたNHK「ためしてガッテン」で取り上げられていました。
それは、❶ 靴下を洗う時には靴下を裏返しにして洗うことが鉄則だそうです。そして❷裏にしたまま干し、❸ 陰干しにすることだそうです。
そうすれば、
- ニオイを落とし
- 色落ちせず
- よれ(痛み)にくくする
とのこと。
裏にして洗う理由は、
- 靴下の生地の構造
- ニオイの原因の発生が内側にある
ことです。
❶ 靴下の生地の構造
多くの靴下の表側には「天然繊維」が、裏側には靴下がずり落ちないように伸縮性のある「化学繊維」が使われています。これって偉大な発明だそうです。
- 裏(肌に触れる):靴下がズレ落ちない伸縮性のある化学繊維。擦れにくい。
- 表:ウールや綿などの天然素材。
靴下の裏の生地は「化学繊維」であることに注目です。つまり、洗濯する場合、他の洗濯ものと激しく擦れても、擦れにくい化学繊維なら痛みにくいわけですね。
❷ ニオイの原因の発生が内側にある
さらに靴下を裏にして洗う理由は、ニオイを劇的に減らせるということ。
ニオイの発生原因は足の角質や皮膚が細菌によって分解されることで生じます。その皮膚や角質は靴下の内側に付着しているので、そのまま何度洗っても落ちないわけです。
以上が、洗濯時に靴下を裏返しにして洗うことが、靴下を長持ちさせる秘訣の一つであることがよく分かりますね。
それにしても、やっぱり靴下の安物は痛みやすいですよね。
格安で長持ちする靴下とは?
筆者は「絶対見つけてやる!」そう意気込んで、お手頃価格で超長持ちする究極の靴下を探し求めて30年以上が経ちます。でも「これだ!」みたいな300回履いても破れずしかもヨレヨレにならないほど耐久性が優れ、履き心地もそこそこな丈夫な靴下には巡り逢えていません。(しかしそれにかなり近いおすすめの靴下は後述します。)
でも唯一分かったことは、”靴下の耐久性はほぼ値段に応じたものである”ことぐらいです。
しかし靴下が長持ちするかどうかは、値段で決まるだけではなく、履く人や履き方、洗濯の仕方や干し方などによって、かなり違うことが判明しました。以下のような要素が関係しています。
- 労働作業着として履くか、それともオフィスで履くか?
- 運動時に履くか?家事で履くか?
- 一日何時間身につけるか?
- 痩せているか?太っているか?
- 爪をいつも手入れしているか?
- 洗濯と干し方は丁寧か?雑か?
- どんなタイプの靴を履くか?
靴下のネット通販のレビューを見てみると、指先に穴が開く方が圧倒的に多いです。特に安全靴で作業するお父さん方の靴下。そして体重のある方です。そんなお父さん方のお世話をするお母さん方、とくに節約好きなお母さん方はかなり工夫しながら、靴下が家計を圧迫しないようにけなげに奮闘していらっしゃいます。
靴下の劣化に直接関係している体重に関しては、必ずしも太っていることが問題というわけはなく、純粋に体重の問題みたいです。ですから、同じ靴下、同じ履き方なら、単純に女性より男性、子供より大人の方が劣化度が激しいわけです。考えてみる当然と言えば当然ですけど。
靴下を長持ちさせる方法とは
では少しでも靴下を長持ちさせる方法はないのでしょうか?上記ですでに述べた靴下の劣化を早める原因からすると、長持ちさせる方法が分かってきます。
基本
- なるべく靴下は履かない。(家では素足など。一番節約です。)
- 太っている人は痩せる。(極めて効果的。健康にも良い。)
- 走らない。急がない。(靴下にかかる負担を少なくします。)
- 靴下のサイズは足のサイズにぴったりのものを選ぶ。
- 爪は毎日切って、仕上げはかならず研ぐ。(靴下の指先を保護)
- 靴下のまま草履(ぞうり)は履かない。(草履はたいていぴったり足にフィットしていないので、こすれやすい。)
- 足に合わない靴を履かない。ぶかぶかだったり、きつかったりすると、靴下への負担は大きくなります。
- 靴紐はきちんと絞める。(靴を足にフィットさせ、靴下のこすれを最小限にする)
洗濯
- 浸け置き洗いはしない。(水はゴムを劣化させます。)
- 洗濯機ではシャツやタオルなどの絡まりやすいものとは一緒に洗わない。(絡まってゴムが伸びてしまう。)
- 裏にしてネットに入れて洗う(絡まってしまうとゴムが伸びてしまう。)
- できれば洗濯設定は「ソフト(ウール)」で洗う。
- ぶら下げずに寝かして干す。(ぶら下げると伸びます、特にゴムの方は絶対禁止。)
- 日影に干す(紫外線はゴムだけでなくすべての素材を劣化させます。←常識)
履き方
- 靴下は時間をかけてゆっくり履きます。(伸びるのを最小限度にするため。)
- 靴下を伸ばさす、広げずに足を入れる。(理由は同上。)
- 上まで伸ばさず、ゆるく着ける。(ゴムのしっかりした靴下ほど上に上げたくなるが、それがゴムの劣化を加速する。
収納
- 収納は丸めずに一折するだけ。1万円札のように大切に保管。
- 間違っても一方の靴下のゴムで締め付け一足を束にしない。(靴下の一方を探さなくて済むように束ねているわけですが、これによってゴムが伸びたままの状態になり、ひどくゴムを劣化させる)
以上の靴下をヘタらせない方法は、すでに主婦の皆様が実践していることだと思いますが、急がしい生活においてついやってしまいがちな、たとえば、靴下のゴムのほうを洗濯バサミで留めてぶら下げる、とか直射日光に当てて干すとか、片方のゴムで束ねて収納するなど、やらかかしてしまっている方も多いようです。
長持ちすする おすすめな靴下は?
話は戻ります。つまり価格がお手ごろで、長持ちする究極の靴下はないのでしょうか?
実は究極とは言い切れませんが、きわめてコスパに優れ、なおかつ履き心地が抜群、しかも長持ちする靴下があります。今回3度目の購入となるチャンピオンの靴下です。スポーツ仕様となっておりますが、ブラックはビジネスマンの間でもかなりの人気です。
以下は私の評価です。
- メリット1:履き心地ですがゴムは程よい締め付けで、足の部分の内側がタオル地(パイル)になっていてふっくら。
- メリット2:開口部のゴムの部分はゴム網の布で折り返しがついており、ゴムが2重のようになっている。
- メリット3:つま先部分やかかともタオル地で補強されており、穴が開きにくい。
- メリット4:色はブラック、ホワイト、グレーの3色で、ブラックは革靴を履くビジネスマンにもぴったり。
- デメリット:使い始めは靴下カス(クズ、毛玉)が出やすい。Amazonレビューにも散見されています。
すでにお分かりのように少々厚手ですが、夏以外は超快適な足元を実現してくれます。今回3度目の購入ですが、穴が空いたことはなく、週に3,4回 1年以上履いていも簡単に型崩れしてゴムがヨレヨレになることはありませんでした。
コスパにも優れています。さすがに量販店の5足1000円(←すぐにヘタレる)には及びませんが、一足約300円程度でこれほど耐久性のある靴下に巡り合ったことはありません。
足のニオイが気になる方は少し薄手の靴下で抗菌防臭加工された同じチャンピオンの以下の商品はおすすめです。
私もこの抗菌防臭加工されたチャンピオン・ソックスを購入しましたが、満足度は半端ないですよ。履き心地は最高です。足のニオイの激減します。
耐久性も抜群で、当分の間穴が空いたりヨレヨレになったりしそうにありません。中はパイルではありませんので、糸くずが残ることはありませんでした。お風呂のバスタブに使った時に足に付着したパイルの糸くずがふわっと浮いてくるようなことはありませんよ。
コスパを追及するなら、ビジネスソックスの不動の定番である 「両面刺繍ビジネスカジュアルソックス(黒)」(10足セット 25cm~27cm)でしょう。
レビュー件数は272件近くに上り、メンズソックスの部門でベストセラーです。レビューを見てみると、最初だけ糸くずがでることもあり、チャンピオンのソックスのように耐久性はありませんが、通気性や履き心地は抜群で、お値段以上の靴下であることは間違いないです。
以上、靴下を長持ちさせる秘訣と、超長持ちで優れたコスパの究極の靴下についてでした。チャンピオンの靴下は究極ではありませんが、きわめて節約につながる一品です。黒色はビジネスでもバッチリですよ。
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