【光最安】OCN光とNTTフレッツ光を比較!マンションは同額で携帯3社より安かった

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インターネットプロバイダの老舗であるOCN(NTT Com)がNTT光回線の卸売り解禁に伴って、独自の光サービス「OCN光」を開始しました。格安SIMや格安スマホのデータ通信「OCNモバイル ONE」とのセット割も同時に開始しました。NTTフレッツ光や携帯3社と比較してみると現段階で最安です。

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2015年2月6日追記:昨日
MVNOを手掛けるIIJ(インターネットイニシアティブ)がOCN同様に、NTT光回線卸売りによる独自の光サービス「IIJmioひかり」を発表しました。OCN光と「IIJmioひかり」の比較は以下の記事をご覧ください。

今年の3月からドコモとソフトバンクがNTT光回線卸による独自の光回線とスマホを同時契約することでセット割引きにするサービスを打ち出し、すでに予約を開始しています。(その比較については以下をご参照ください。)

それに加えて、格安データ通信や格安スマホを提供しているMVNO事業者も光回線の取扱いを開始し既存のデータ通信とのセット販売を開始します。「OCNモバイル ONE」で知られる格安SIMを提供しているOCN(NTT Com)も昨日は独自の光回線「OCN光」を発表しました。

以下にNTTフレッツ光と「OCN光」を比較してみます。されらに我が家もユーザーとなっている「OCNモバイル ONE」をセットで加入するとどれほど安くなるのも確認してみます。

まず卸元であるNTTフレッツ光と従来通り直接契約する場合です。2年契約の「ど~んと割」と毎月300円割引かれるグループ割に入って割引率を最も高くなるように設定するしてみると結果は以下の通りです。(以下すべて税抜き)

  • ファミリータイプ(戸建)・・・3610円
  • マンションタイプ(集合住宅8名以上)・・・2630円

プロバイダをOCNにする場合は以下の通り。

    • ファミリータイプ(戸建)・・・4410円
    • マンションタイプ(集合住宅8名以上)・・・3530円

※ OCNの接続料金は戸建てが1100円、マンションタイプは900円。

さてこのNTTフレッツ光からOCN光に転用または新規契約すれば料金はどうなるでしょうか?2年自動更新つまり2年契約では以下の通り。(かっこは通常契約)

  • ファミリータイプ(戸建)・・・5100円(6200円)
  • マンションタイプ(集合住宅8名以上)・・・3600円(4700円)

以上を表にしてまとめてみると以下のとおり。(いずれも2年契約でプロバイダ込)

NTTフレッツ光 OCN光
戸建 4410円 5100円
マンション 3530円 3600円

マンションタイプはほとんど変わりませんね。なんだかフレッツ光からOCN光に乗り換え(転用)したくなってきました。

NTTフレッツ光からOCN光などへの乗り換えは解約ではなく「転用」扱い。「ど~んと割」などの縛りのある契約中に「転用」しても解約金を払う必要はありません。ただし受け入れ側に事務手数料が発生する場合があります。一例としてOCN光への転用手数料は通常3000円です。

さて、ここに格安SIMカード「OCNモバイル ONE」を同時契約するとセット割がどれほど効くのでしょか?すべてのデータ通信コース、音声通話付コースでも割引額は一律で1契約あたり200円引きです。最大5契約つまり最大1000円まで割引可能とのこと。

たとえば「70MB/日コース」の場合、通常900円が200円の割引で700円となります。これは、これまでどおりNTTフレッツ光のプロバイダをOCNにしていたユーザーが、「OCNモバイル ONE」を同時に契約した場合の割引額200円と同額です。

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したがって、我が家のように現在NTTフレッツ光と「OCNモバイル ONE」を利用中のユーザーがOCN光へ乗り換え(転用)してもあまり意味がありません。

とはいえ、期間限定(新規は2015年4月30日、転用は2015年8月31日まで)でキャンペーンが行われております。「OCN 光」の料金が12か月間、戸建(ファミリー)が月額500円、集合住宅(マンション)が月額200円の割引で、新規/転用の事務手数料3000円が無料となります。

なお、NTTフレッツ光にある各種のオプションサービス、「ひかり電話」、テレビオプション、リモートサービスなどはOCN光にも同様のサービスがあり、料金もほぼ同額です。

以上、NTT光回線「光コラボレーション」事業を取り入れた「OCN光」の料金比較でした。携帯キャリア3社の光回線(ドコモ光、ソフトバンク、auひかり)と比べると現時点で最安の光回線料金です。

これからMVNO事業を手掛ける各社が同様の光回線セットプランを打ち出してくるでしょう。一番の注目は 楽天 が「楽天ひかり」として光回線事業に直接乗り出してくることです。きっと最安値で勝負するでしょう。現在でもプロバイダ乗り換えキャンペーンではありますが、月額500円でプロバイダ契約が可能で、そこに大きな割引率でSIMカードや格安スマホをセット販売してくると予想されます。

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