「イモビカッター」とは?プリウスや高級車などの盗難が近年急増している理由。対策は無いの?

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イモビカッターなる自動車盗難装置「イモビライザー」を解除するグッズが悪用されてプリウスや他の高級車の盗難が近年急増しているそうです。ではそもそも「イモビカッター」とは なんぞや?その対策とは?

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「イモビカッター」とは?

最近の自動車は、安価な軽自動車でもある程度の自動車盗難装置が搭載されているものがほとんどです。しかしプリウスやセルシオ、クラウンなどの高級車は「イモビライザー」といって電子キー(スマートキー)が内蔵されているスターターキーでしかエンジンがかからないという高度な安全システムが採用されています。

実はその高度な自動車盗難装置を、ほんの数秒で解除してしまうアイテムが出回っているそうです。それが今話題の「イモビカッター」です。このキーワードで検索すると、3秒で解除してまうニュース動画が数多くアップされています。

普通は、車種の違うキーを差し込んでも回りませんし、当然エンジンもかかりません。

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パネルには「電子キーが違います」と、「イモビライザー」が働いていることが分かります。

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しかし以下のオレンジ色の「イモビカッター」をプリウスのある部分に接続して利用すると、別の車のキーでも簡単にエンジンを指導させることが可能になります。原理はこのツールで車に電子的に保存されている暗号化あれたキー情報を書き換えて、他のキーでも照合OKとなるようにしているようです。

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最近ではプリウスがこの2年で盗難件数が19倍になったことが大きく報道されています。このツールを悪用してほんの数秒で「イモビライザー」を解除して、プリウスらしく静かに走らせて、盗みを成功させているようです。おそろしや。毎日新聞

最近のプリウスなどに装備されている「イモビライザー」は高度にセキュリティー対策がほどこされるようになっているそうですが、それを上回る「イモビカッター」の登場が懸念されているようです。市販の「イモビカッターガード」なる対策グッズもあるとか。しかし何でも完璧ではないようですね。

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